TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024051422
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022157580
出願日2022-09-30
発明の名称頭用の保護具
出願人住友金属鉱山株式会社
代理人
主分類A42B 3/28 20060101AFI20240404BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】着用者の頭部へ加わる衝撃や薬液の付着を抑制し、快適に取り扱うことができる保護具を提供する。
【解決手段】耐薬品性頭巾と、後頭部に開口を有するヘルメットと、開口からヘルメット内へ気体を引き込む送風用ホースとを有することを特徴とする頭用の保護具。さらにヘルメットと送風用ホースとが着脱可能な態様で接続されていることを特徴とする頭用の保護具。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
耐薬品性頭巾と、後頭部に開口を有するヘルメットと、前記開口から前記ヘルメット内へ気体を引き込む送風用ホースとを有することを特徴とする頭用の保護具。
続きを表示(約 72 文字)【請求項2】
前記ヘルメットと前記送風用ホースとが着脱可能な態様で接続されていることを特徴とする請求項1に記載の頭用の保護具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、薬液取扱作業時に耐薬品性および頭部への耐衝撃性を備える保護具に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
硫酸製造などを行う化学工場では濃硫酸や苛性ソーダ等薬液の取扱作業が多く存在する。濃硫酸等の薬液取り扱い作業時には薬液を被液する可能性があるため、隙間なく顔面全体を覆う耐薬品性頭巾を装着する事が好ましい。耐酸頭巾を装着すると自身の吐息等により作業中にシールド部が曇るため、それを防止するために市販品でも頭巾内部に空気を送風する事ができる電動ファン付頭巾は存在する。耐酸頭巾の他に、薬液取扱作業時に頭部を意図していない万一の衝撃から守るため、ヘルメットを装着する事が好ましい。しかしながら、ヘルメット、電動ファン、送風用ホース、耐薬品性頭巾を組み合わせると取り扱いにくく、作業がしにくいという問題点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-009014号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、着用者の頭部へ加わる衝撃や薬液の付着を抑制し、快適に取り扱うことができる保護具の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1発明の頭用の保護具は、耐薬品性頭巾と、後頭部に開口を有するヘルメットと、前記開口から前記ヘルメット内へ気体を引き込む送風用ホースとを有することを特徴とする
第2発明の頭用の保護具は、第1発明において、前記ヘルメットと前記送風用ホースとが着脱可能な態様で接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、着用者の頭部へ加わる衝撃や薬液の付着を抑制し、快適に取り扱うことができる保護具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の頭用の保護具の一実施形態の正面図である。
本発明の頭用の保護具の一実施形態の背面図である。
本発明の頭用の保護具の一実施形態の右側面図である。
本発明の頭用の保護具の一実施形態の左側面図である。
本発明の頭用の保護具の一実施形態の概略を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の頭用の保護具を、図5を例に詳細に説明する。耐薬品性全面フード内にヘルメットが組み込まれてあり、接続された送風用ホースを介して電動ファンから空気を送ることができる。薬液取扱作業時には保護具を被り、電動ファンを稼働させるのみで良く、送風用ホースはヘルメットの後頭部に位置するため、視界を遮らず、手の可動域を外れているため作業性が良い。また、ヘルメット後頭部に装着する送風用ホースはねじ込み式やソケット式などの機構で着脱可能であり、送風用ホースとしては所望の長さものを取り付ける事ができる。耐薬品性のフードにより薬液の浸透が防止でき、ヘルメットがあるため万一の衝撃から頭部を保護できる。また夏場の作業等で頭巾内に熱が籠りやすい環境であっても、図5の保護具はノズルの位置が高く、頭頂部を冷却できる事や風がヘルメット内の半球殻状の領域を流れるため、頭部を満遍なく効率的に冷却する事が可能であり、作業性の向上や熱中症リスク低減が可能である。
【実施例】
【0009】
本発明の頭用の保護具を着用して酸欠環境下にない屋外で、濃硫酸を取り扱う作業である、濃硫酸配管のフランジ割り作業を行った。
【0010】
着用者の頭部へは特段の衝撃なく、頭部への薬液の付着もなかった。送風用ホースが視界を遮ることもなく、本発明の頭用の保護具やゴーグルへの結露等もなく快適に取り扱うことができた。また、作業前後に本発明の保護具の着脱、電動ファンの稼働・停止のみを行えばよく簡便に取り扱うことができた。
【産業上の利用可能性】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
簡易型帽子
15日前
個人
遠赤外線放射帽子
10日前
個人
マフラー付帽子
10か月前
株式会社シゲマツ
帽子
10か月前
株式会社シゲマツ
帽子
9か月前
株式会社シゲマツ
帽子
8か月前
住友金属鉱山株式会社
頭用の保護具
22日前
株式会社サンロード
衛生キャップ
6か月前
株式会社イエロー
頭部保護具
6か月前
株式会社イエロー
頭部保護具
6か月前
チョ、ソン ジェ
後方カメラ付き帽子
3か月前
株式会社SHOEI
ヘルメット
7か月前
ユニット株式会社
ヘルメット装着用表示具
15日前
株式会社イエロー
帽子用内装材、帽子
2か月前
大阪シーリング印刷株式会社
接続部材
1か月前
ミドリ安全株式会社
フード
7か月前
大阪シーリング印刷株式会社
サンバイザー
1か月前
株式会社Berry
頭蓋形状矯正ヘルメット
4か月前
不二オフセット株式会社
サンバイザーシート
4か月前
個人
キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置
3か月前
個人
帽子用サイズテープ、帽子、及び帽子用積層生地
1か月前
ジェントス株式会社
ヘルメット用器具類取付装置
8か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
4か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
4か月前
株式会社SHOEI
シート取付構造及びヘルメット
4か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
4か月前
株式会社トーアボージン
防災面
2か月前
国立株式会社
防塵フード、インナーキャップ及び頭巾
4か月前
個人
活動帽用防水カバー
3か月前
ミドリ安全株式会社
保護帽用のハンモック
9か月前
株式会社ダイセル
保護装置及び保護方法
2か月前
オーシャンビートル有限会社
衝撃吸収構造
7か月前
株式会社村田製作所
センサ取り付け装置
7か月前
DIC株式会社
ヘルメット
3か月前
株式会社Borderless
ヘルメットマウント
1か月前
デサントジャパン株式会社
頭部装着具およびその衝撃吸収性能を評価する方法
4か月前
続きを見る