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公開番号
2024013610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-02-01
出願番号
2022115826
出願日
2022-07-20
発明の名称
活動帽用防水カバー
出願人
個人
代理人
弁理士法人第一テクニカル国際特許事務所
主分類
A42B
1/18 20060101AFI20240125BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】活動帽を着用して街頭活動を行う警察従事者の頭部を、雨水から保護する。
【解決手段】被頭部3と、前壁部4と、鍔部5と、警察紋章6と、周壁部7と、紋章型留め具部8と、支持軸部9と、支持軸部9によって軸支される顎ベルト部10とを有し、鍔載置状態と顎係止状態とに切り替えて使用される警察活動帽2を覆う、活動帽用防水カバー1であって、被頭部3、前壁部4及び周壁部7を覆うカバー本体11と、鍔部5を覆う鍔カバー部12とを有し、カバー本体11は、外周側から警察紋章6を透過視認可能とする紋章収納部13と、周壁部7に対応する部位の下端において内周側と外周側とで互いに重なるように設けられ、互いに係脱可能に構成された内側片15及び外側片16とを備え、紋章型留め具部8及び顎ベルト部10をカバー本体11の外部に露出させつつ、顎ベルト部10を支持軸部9を中心に回動自在とする。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
警察従事者である着用者の頭部を覆う、布製の略半球状の被頭部と、
前記被頭部よりも硬質の材料で構成され、当該被頭部の前方に位置し、前記着用者の前頭部に沿うように立設して配置される前壁部と、
前記被頭部よりも硬質の材料で構成され、前記前壁部の下端から前方へ突出して設けられる鍔部と、
前記前壁部の前面に凸設された警察紋章と、
前記被頭部よりも硬質の材料で構成され、当該被頭部の下部に位置し、前記着用者の後頭部に沿って巻かれるように略円弧状に延設される周壁部と、
前記略円弧状に延設される前記周壁部の左・右両側に警察紋章を模してそれぞれ設けられた左・右の紋章型留め具部と、
前記左・右の紋章型留め具部それぞれの前記着用者の側頭部側に設けられた支持軸部と、
略U字状の形状を備え、前記左・右の前記支持軸部によって前記略U字状の両端部がそれぞれ軸支される、長さ調整可能な顎ベルト部と、
を有し、
前記顎ベルト部を前記支持軸部を中心に上方へ回動させ、前記鍔部の上部へ載置した鍔載置状態と、前記顎ベルト部を前記支持軸部から略下方へ垂下させ、前記着用者の顎下に係止した顎係止状態と、に切り替えて使用される警察活動帽を覆う、活動帽用防水カバーであって、
前記被頭部、前記前壁部、及び、前記周壁部の外周側を覆うカバー本体と、
前記カバー本体の前方側に一体的に設けられ、前記鍔部の上部を覆う鍔カバー部と、
を有し、
前記カバー本体は、
前記前壁部の前記前面の前記警察紋章に対応する部位に設けられ、内周側に当該警察紋章を収納するとともに外周側から当該警察紋章を透過視認可能とする、紋章収納部と、
当該カバー本体のうち前記周壁部に対応する部位の下端において内周側と外周側とで互いに重なるようにそれぞれ設けられ、互いに係脱可能に構成された内側片及び外側片と、
を備え、
前記内側片及び前記外側片が互いに離間した離脱状態で前記カバー本体内に前記警察活動帽の前記被頭部、前記前壁部、前記周壁部を収納して覆うとともに、離間した前記内側片及び前記外側片の間に前記紋章型留め具部及び前記顎ベルトを通した後、当該内側片及び当該外側片を互いに係合させて一体化することで、当該紋章型留め具部及び当該顎ベルトを前記カバー本体の外部に露出させつつ、前記顎ベルトを前記支持軸部を中心に回動自在とした
ことを特徴とする活動帽用防水カバー。
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【請求項2】
請求項1記載の活動帽用防水カバーにおいて、
前記警察活動帽が前記鍔載置状態で使用される場合には、前記カバー本体の外部に露出された前記顎ベルトが、前記鍔部を覆う前記鍔カバー部の上部に載置される
ことを特徴とする活動帽用防水カバー。
【請求項3】
請求項2記載の活動帽用防水カバーにおいて、
前記内側片は外向きボタンを備え、
前記外側片は内向きボタンを備え、
前記内側片と前記外側片とが重なった状態で前記外向きボタンと前記内向きボタンとが互いに嵌め合わされることで当該内側片及び当該外側片とが係合され、
互いに嵌め合わされた前記外向きボタンと前記内向きボタンとが取り外されることで係合された前記内側片と前記外側片とが離脱する、
ことを特徴とする活動帽用防水カバー。
【請求項4】
請求項3記載の活動帽用防水カバーにおいて、
前記内側片及び前記外側片は、
互いに係合された状態において当該内側片と当該外側片との間に所定の開口部を形成し、
前記支持軸部は、前記内側片及び前記外側片が互いに係合された状態において、前記開口部を貫通する
ことを特徴とする活動帽用防水カバー。
【請求項5】
請求項4記載の活動帽用防水カバーにおいて、
前記支持軸部は、前記紋章型留め具部に一体的に設けられており、
前記支持軸部は、
前記顎ベルト部に設けられた貫通孔に対して遊嵌状態で挿入され、前記顎ベルト部が回動しても当該回動に応じて連れ回りしないように構成されており、
前記支持軸部が前記開口部を貫通することで前記カバー本体の外部に位置する前記紋章型留め具部が、前記顎ベルト部が回動しても、当該カバー本体の外部に露出した状態で所定の回転位置に維持される
ことを特徴とする活動帽用防水カバー。
【請求項6】
請求項5記載の活動帽用防水カバーにおいて、
前記カバー本体は、後方側の部位に、
前記活動帽用防水カバーを前記警察活動帽に装着した状態のままで、当該カバー本体の内側空間の径方向寸法を調整可能なサイズ調整部を備える
ことを特徴とする活動帽用防水カバー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、活動帽用防水カバーに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、雨天時に警察官の制帽に装着するための、帽子用雨具について知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の図1、段落[0002]、[0006]等には、警察官の制帽に袋状の雨覆いを装着することについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-17513号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
警察官の帽子の種類として、制帽以外にも活動帽が挙げられる。制帽が主に庁内勤務時に着用されるのに対し、活動帽は街頭活動時に着用されるため、雨天時の長時間の勤務に備え、専用の雨具を開発することが望ましいと考えられる。しかし、上記特許文献1には、活動帽用の雨具については記載されていない。
【0005】
本発明の目的は、活動帽を着用して街頭活動を行う警察従事者の頭部を、雨水から保護する活動帽用防水カバーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本願発明は、警察従事者である着用者の頭部を覆う、布製の略半球状の被頭部と、前記被頭部よりも硬質の材料で構成され、当該被頭部の前方に位置し、前記着用者の前頭部に沿うように立設して配置される前壁部と、前記被頭部よりも硬質の材料で構成され、前記前壁部の下端から前方へ突出して設けられる鍔部と、前記前壁部の前面に凸設された警察紋章と、前記被頭部よりも硬質の材料で構成され、当該被頭部の下部に位置し、前記着用者の後頭部に沿って巻かれるように略円弧状に延設される周壁部と、前記略円弧状に延設される前記周壁部の左・右両側に警察紋章を模してそれぞれ設けられた左・右の紋章型留め具部と、前記左・右の紋章型留め具部それぞれの前記着用者の側頭部側に設けられた支持軸部と、略U字状の形状を備え、前記左・右の前記支持軸部によって前記略U字状の両端部がそれぞれ軸支される、長さ調整可能な顎ベルト部と、を有し、前記顎ベルト部を前記支持軸部を中心に上方へ回動させ、前記鍔部の上部へ載置した鍔載置状態と、前記顎ベルト部を前記支持軸部から略下方へ垂下させ、前記着用者の顎下に係止した顎係止状態と、に切り替えて使用される警察活動帽を覆う、活動帽用防水カバーであって、前記被頭部、前記前壁部、及び、前記周壁部の外周側を覆うカバー本体と、前記カバー本体の前方側に一体的に設けられ、前記鍔部の上部を覆う鍔カバー部と、を有し、前記カバー本体は、前記前壁部の前記前面の前記警察紋章に対応する部位に設けられ、内周側に当該警察紋章を収納するとともに外周側から当該警察紋章を透過視認可能とする、紋章収納部と、当該カバー本体のうち前記周壁部に対応する部位の下端において内周側と外周側とで互いに重なるようにそれぞれ設けられ、互いに係脱可能に構成された内側片及び外側片と、を備え、前記内側片及び前記外側片が互いに離間した離脱状態で前記カバー本体内に前記警察活動帽の前記被頭部、前記前壁部、前記周壁部を収納して覆うとともに、離間した前記内側片及び前記外側片の間に前記紋章型留め具部及び前記顎ベルト部を通した後、当該内側片及び当該外側片を互いに係合させて一体化することで、当該紋章型留め具部及び当該顎ベルト部を前記カバー本体の外部に露出させつつ、前記顎ベルト部を前記支持軸部を中心に回動自在としたことを特徴としている。
【0007】
本願発明においては、活動帽用防水カバーを警察活動帽に被せたとき、顎ベルト部をカバー本体の外部に露出しかつ回動自在とすることができる。これにより、活動帽用防水カバーを警察活動帽に被せた状態のまま、顎ベルト部を鍔部の上部へ載置した鍔載置状態、顎ベルト部を着用者の顎下に係止した顎係止状態、のいずれにも切り替え可能となる。したがって、雨の日の出動時等において、活動帽用防水カバーを警察活動帽に被せっぱなしの状態でも、用途・状況に応じて上記2つの状態を適宜に切り替えることで、各種街頭活動(パトカーでのパトロール、交通取り締まり、事件事故処理、等)を自在に遂行することができる。その結果、警察活動帽を着用しての街頭活動を行う警察従事者の頭部を、雨水から確実に保護することができる。
【0008】
またその際、警察活動帽正面の警察紋章をカバー本体の紋章収納部に収納することで、活動帽用防水カバーを被せた状態でも第三者が明確に当該警察紋章を視認することができる。同様に、顎ベルトの両端部を軸支する支持軸部を裏面側に備えた紋章型留め具部が、カバー本体の外部に露出されることで、活動帽用防水カバーを被せた状態でも紋章型留め具部の警察紋章を第三者が明確に視認することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、警察活動帽を着用して街頭活動を行う警察従事者の頭部を、雨水から保護する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
着用時の警察活動帽の正面図である。
着用時の警察活動帽の上面図である。
着用時の警察活動帽の側面図である。
活動帽用防水カバーの正面図及び側面図である。
活動帽用防水カバーを被せた警察活動帽の着用時の正面図である。
活動帽用防水カバーを被せた警察活動帽の着用時の左側面図及び背面図である。
活動帽用防水カバーを被せた警察活動帽の着用時の右側面図である。
内側片と外側片との係合の構成を説明する概念図である。
顎ベルト部回動時の紋章型留め具部の構成を説明する概念図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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