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公開番号2024000287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-05
出願番号2022099001
出願日2022-06-20
発明の名称キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置
出願人個人
代理人個人
主分類A42B 1/008 20210101AFI20231225BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】額付近に送気する冷却装置であって、キャップに着脱自在で視界を妨げることなく送風方向を調整可能な装置を提供する。
【解決手段】
装着者Pのキャップ5の鍔5Aの裏面に面ファスナ6により着脱自在に設けられた送気ファン2と、送気ファンに接続されキャップの外面側部5Bに面ファスナにより着脱自在に設けられた電源4と、から構成された冷却装置1であって、送気ファンは、送気ファン筐体2B内に収容され、吸引した空気を円筒状に配置された羽根の遠心力により発生した旋回流を、キャップの鍔の裏面と送気ファン筐体基部2Eとの間に設けた角度調整治具7により、排気口2Dから装着者の額付近に送気する、キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
装着者のキャップの鍔の裏面に着脱自在に設けられた送気ファンと、前記送気ファンから接続線により接続されキャップの外面側部に設けられた電源と、から構成された冷却装置であって、
前記送気ファンは、外部の空気を吸引・排気する送気ファンユニットと、前記送気ファンユニットを収容する送気ファン筐体とから構成され、
前記送気ファンユニットは、前記キャップの前記鍔に略垂直な回転軸を備え、前記回転軸を中心として円筒状に配置された羽根を有し、前記羽根の遠心力により発生した旋回流を、流路により前記送気ファン排気口に送気し、
前記送気ファン筐体には、前記送気ファンユニットが外部の空気を吸引する吸気口と、該吸気口から導入された前記空気を装着者の額付近に送気する排気口と、送気ファン筐体基部を備え、
前記送気ファン筐体基部は、該送気ファン筐体基部に接着された筐体基部面ファスナと前記キャップの鍔の裏面に接着された鍔面ファスナと、により着脱自在に接合され、前記筐体基部面ファスナと前記鍔面ファスナとの間には、前記送気ファン筐体の前記排気口が額付近に向く角度を調整する角度調整治具を備え、
前記電源は、該電源の外周面に接着された電源面ファスナと前記キャップの外面側部に接着された外面側部面ファスナとキャップ装着調整治具面ファスナとにより前記キャップと着脱自在に構成され、さらに前記電源には、前記送気ファンのスイッチを備えたことを特徴とする、キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記角度調整治具は、鍔裏面に対応する鍔裏対応面と、送気ファン筐体基部に対応する基部対応面と、額付近に向く角度を調整する角度調整面を備えたくさび状立体構造で構成され、前記鍔裏対応面に接着された鍔裏対応面ファスナを前記鍔面ファスナと、基部対応面に接着された基部対応面ファスナを筐体基部面ファスナと、接合され、前記角度調整面の厚さを調整することにより前記送気ファン筐体の前記排気口が額付近に向く角度を調整することを特徴とする、請求項1に記載のキャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置。
【請求項3】
前記電源は充電池で構成し、前記充電池には充電用端子を備え、前記充電池は、携帯電話用充電器により充電し、
前記キャップの曲面状の外面側部に接合するに際し、面ファスナとキャップ装着調整治具を使用して接合し、
前記キャップの曲面状の外面側部には外面側部面ファスナを備え、前記充電地には電源接線面ファスナ及び電源外周面ファスナを備え、
前記充電地の前記電源接線面ファスナを前記キャップの曲面状の前記外面側部の前記外面側部面ファスナと接合し、帯状体のキャップ装着調整治具のキャップ装着調整治具面ファスナを前記充電地の前記電源側外周面ファスナと接合し、該帯状体の前記キャップ装着調整治具の前記キャップ装着調整治具面ファスナの両端部を前記キャップの曲面状の前記外面側部の前記外面側部面ファスナと接合して、着脱自在に前記充電地を固定することを特徴とする、請求項1乃至2のいずれか1項に記載のキャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特に感染症等の感染を防止するため口及び鼻を覆うマスク等を装着した際、頭部の保護及び外気温対策として、ヘルメット又は帽子等(以下、キャップという)を装着した人(以下、装着者という)が熱中症を発症するのを防ぐことを目的とし、装着者の顔面の額付近に送気し、装着者が熱中症を発症することを防止する、キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置に関するものである。なお、マスク等を装着することを前提とするものではない。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
暑さ対策としては、キャップを着用した人の該キャップの鍔裏面に扇風機等の送気ファンを設置して、顔面等に向けて送気して冷却する構成が採用されている。
【0003】
例えば、特許文献1に記載の個人用に空調を行う携帯用空調装置は、取外し可能に帽子のひさし88に弾性バンド93またはこれに類するものによりユニット70が取付けられ、ファン86がモータ80により回転して、帽子着用者の額・首等に涼感を与える空調装置である。
特許文献2に記載の涼風帽は、帽子(ヘルメット)の前の鍔中央に小形扇風機を取付け、夏に屋外で仕事する人に涼しく仕事できるようにしたものである。
特許文献3に記載の扇風機の付いた工事用ヘルメットは、ヘルメットのつば1に扇風機2を付けて、顔の部分が涼しく感じることにより仕事に集中できるようにするものである。
【0004】
非特許文献では、つば付き帽子(ベースボールキャップ)に装着するタイプの送風ファンで、ゴーグルの曇りを抑制するのに大きな効果がある製品として、帽子のつばに送風ファンを2個設置した装置がインターネットに公開されている。Military-Rex製帽子取り付け型送風ファン(ゼスト所沢店)を参照。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公昭55-10818号公報
実開昭51-53124号公報
実開平4-7622号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の携帯用空調装置は、顔の前面においてファン86がモータ80により回転する構成で、バッテリー76も顔の正面に配置されており、作業者等の視界の妨げとなる。また、ファン86の送風方向の調整機構は記載されていない。
特許文献2に記載の涼風帽は、帽子(ヘルメット)の前の鍔中央に小形扇風機が取付けられた構成で、着脱についての記載はなく、帽子(ヘルメット)に自由に取付けられるものではない。
特許文献3に記載の扇風機の付いた工事用ヘルメットは、ヘルメットのつば1に扇風機2が取付けられた構成で、着脱についての記載はなく、工事用ヘルメットに自由に取付けられるものではない。
非特許文献で公開されたつば付き帽子(ベースボールキャップ)に装着するタイプの送風ファンの目的は、ゴーグルの曇りを抑制するものであり、本願の目的と異なるものである。
以上のように、従来の帽子又はヘルメットの鍔に設けられた扇風機又はファンは、着脱可能でかつ作業者等の装着者の視界を妨げることなく、装着者の額付近に送風して、装着者が熱中症を発症することを防止ものではない。
【0007】
このような観点から、本発明は、マスク等を装着した際、頭部の保護及び外気温対策としてキャップを装着した人が、熱中症を発症するのを防ぐことを目的とし、
a)キャップに着脱自在な冷却装置とし、
b)キャップの鍔の裏面に視界を妨げることなく送気ファンを配置し、
c)キャップの鍔の裏面に搭載された送気ファンの送風方向を調整し、
d)送気ファンの電源をキャップに着脱自在に設置する、
ことを課題とし、
キャップを装着した装着者の顔面の額付近に送気し、装着者が熱中症を発症することを防止する、顔面の額付近に送気する着脱自在な冷却装置を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明(請求項1)は、「装着者のキャップの鍔の裏面に着脱自在に設けられた送気ファンと、前記送気ファンから接続線により接続されキャップの外面側部に設けられた電源と、から構成された冷却装置であって、前記送気ファンは、外部の空気を吸引・排気する送気ファンユニットと、前記送気ファンユニットを収容する送気ファン筐体とから構成され、前記送気ファンユニットは、前記キャップの前記鍔に略垂直な回転軸を備え、前記回転軸を中心として円筒状に配置された羽根を有し、前記羽根の遠心力により発生した旋回流を、流路により前記送気ファン排気口に送気し、前記送気ファン筐体には、前記送気ファンユニットが外部の空気を吸引する吸気口と、該吸気口から導入された前記空気を装着者の額付近に送気する排気口と、送気ファン筐体基部を備え、前記送気ファン筐体基部は、該送気ファン筐体基部に接着された筐体基部面ファスナと前記キャップの鍔の裏面に接着された鍔面ファスナと、により着脱自在に接合され、前記筐体基部面ファスナと前記鍔面ファスナとの間には、前記送気ファン筐体の前記排気口が額付近に向く角度を調整する角度調整治具を備え、前記電源は、該電源の外周面に接着された電源面ファスナと前記キャップの外面側部に接着された外面側部面ファスナとキャップ装着調整治具面ファスナとにより前記キャップと着脱自在に構成され、さらに前記電源には、前記送気ファンのスイッチを備えたことを特徴とする、キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置。」を特徴としている。
【0009】
本発明におけるキャップとは、頭部を保護するヘルメット、帽子又は頭部を外部有害物から防御するものも包括する、いわゆる頭部に被せるものを含むものである。また、面ファスナは公知の面ファスナである。
冷却装置は、ファンユニットを収容する送気ファン筐体から構成し、送気ファン筐体基部はキャップの鍔の裏面に筐体基部面ファスナと鍔面ファスナとにより着脱自在に接合されている。
ファンユニットは、キャップの鍔に略垂直な回転軸を備え、回転軸を中心として円筒状に配置された羽根を有し、羽根の遠心力により発生した旋回流を、流路により送気ファン排気口に送る構成により、厚みが薄いため、視界を妨げることがない。
筐体基部面ファスナと鍔面ファスナとの間には、送気ファン筐体の排気口の額付近に向く角度を調整する角度調整治具を備えており、送気ファンの送風方向を調整して、装着者の額付近に送気できる。
電源は、電源面ファスナとキャップの外面側部に接着された外面側部面ファスナとキャップ装着調整治具ファスナとにより着脱自在に構成されている。
かかる構造によれば、キャップを装着した装着者の顔面の額付近に送気し、装着者が熱中症を発症することを防止するができる。
なお、装着者の顔面の額「付近」とは、額から上方で頭部に風が抜ける範囲までを含み、かつ眼よりも上部の範囲と定義している。
【0010】
本発明(請求項2)は、「前記角度調整治具は、鍔裏面に対応する鍔裏対応面と、送気ファン筐体基部に対応する基部対応面と、額付近に向く角度を調整する角度調整面を備えたくさび状立体構造で構成され、前記鍔裏対応面に接着された鍔裏対応面ファスナを前記鍔面ファスナと、基部対応面に接着された基部対応面ファスナを筐体基部面ファスナと、接合され、前記角度調整面の厚さを調整することにより前記送気ファン筐体の前記排気口が額付近に向く角度を調整することを特徴とする、請求項1に記載のキャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置。」を特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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