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公開番号2023112829
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-15
出願番号2022014783
出願日2022-02-02
発明の名称ヘルメット用器具類取付装置
出願人ジェントス株式会社
代理人個人,個人
主分類A42B 3/04 20060101AFI20230807BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】例えば照明具その他の器具類を簡単に取付支持でき、また身体動作に伴う頭部の動きによっても容易には脱落させずにヘルメットに確実に固定できるようにする。
【解決手段】
器具類10を取り付け支持するヘルメットであって、ヘルメット本体1には、器具類10に連繋しているベルト15に連結した係止ストッパー21を弾発的に係止する係止孔2を縦長スリット状にして、ヘルメット本体1の左右で対状に配置して設ける。係止ストッパー21は、ベルト15を連結するベルト連結部23を後部に有するストッパー本体22に、係止孔2内に挿入案内させるガイド片24を前部の両側に突出状に対状にして設けると共に、ガイド片24相互間に、ガイド片24に対しやや傾斜していて弾発作用で揺動し、係止孔2の孔縁に係止するフック段部を有する係止部26を配置構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
器具類が取り付け支持されるヘルメットであって、ヘルメット本体には、器具類に連繋した係止具を弾発的に連結する連結部を設けたことを特徴とする器具類が取付可能なヘルメット。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
連結部は、縦長スリット状にして、ヘルメット本体の左右で対状に配置してある請求項1に記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項3】
連結部は、ヘルメット本体の前部側、後部側の少なくともいずれか一方に配置してある請求項1または2に記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項4】
器具類は、照明具、カメラ、通信機、電源具である請求項1乃至3のいずれかに記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項5】
係止具は、器具類に連繋するベルトと、このベルトに連結されていて、連結部に弾発的に係止する係止ストッパーとから成る請求項1乃至4のいずれかに記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項6】
係止ストッパーは、ベルトを連結する連結部を後部に有するストッパー本体に、係止孔内に挿入案内させるガイド片を前部の両側に突出状に対状にして設けると共に、このガイド片相互間に、ガイド片の突出方向に対しやや傾斜していて、弾発作用で揺動し、縦長スリット状の連結部の孔縁に弾発的に係止する係止部を配置構成してある請求項5に記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項7】
係止部は、先端に行くに従い次第に肉薄になっていて、係止孔の孔縁に係止するフック段部を傾斜面側に有することで平面から見てレ字形の外形を呈している請求項6に記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項8】
ガイド片は、係止ストッパー自体が連結部に挿入されるとき、連結部における縁部の内側面に沿って係止部と共に挿入され、対状のガイド片の外側縁相互の間隔幅員は連結部における高さ間隔にほぼ対応している請求項6または7に記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項9】
連結部は、ヘルメット本体に上下方向に沿って膨出形成した支持座の左右両脇にスリット状にして形成されている請求項1に記載の器具類が取付可能なヘルメット。
【請求項10】
連結部に係止する係止具は、器具類に連繋される台座部材の一方に設けたフックがいずれか一方の連結部に挿入係止され、台座部材の他方に設けた弾発性あるクリップ部がいずれか他方の連結部に挿入係止されるようにして成る請求項9に記載の器具類が取付可能なヘルメット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば照明具、カメラ、通信機器等の電子・電気器具類その他を簡単に取付支持でき、また身体動作に伴う頭部の動きによっても容易には脱落させずに確実に固定しておくことができるようにした器具類が取付可能なヘルメットに関する。
続きを表示(約 3,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、工事現場、災害現場その他においての各種作業に際し、身体特に頭部を保護するためにヘルメット等を被用することが義務付けられている。また、例えば夜間、暗所等で使用する場合、前方を照明して作業効率を向上するためにも照明具等をヘルメットに取り付けることが多い。
【0003】
照明灯その他をヘルメットに取り付けるには、例えば特許文献1に示されるフラッシュライト装着用バンド、特許文献2に示される補助具を装着可能なヘルメット等が提案されている。特許文献1のバンドは、ヘルメットの外周にヘルメットを囲繞するようにしたバンドに、フラッシュライトを着脱自在に装着する係止用孔を適数個設けて成る。特許文献2のヘルメットは、ヘルメット本体に設けたホック下型に、ライトの紐体に取り付けられたホック上型を嵌着させるとして成る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平7-33944号公報
実用新案登録第3113718号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが従来提案の特許文献1のバンドでは、ヘルメットの外周を囲繞しているにすぎないから、ヘルメット外周でずれ動き、窄まっている頂部側にずれ動くとヘルメットから脱落することがある。そのため、バンド自体をヘルメット下部の周囲で固定する固定具を別に用意する必要がある。また、特許文献2のヘルメットでは、ホック下型をヘルメット自体に固着するのに取付ネジを挿入させる通し孔をヘルメット本体に設けるとしても、元来、堅牢な素材から成るヘルメット本体に通し孔を穿設すること自体が極めて困難である。そればかりでなく、ライトの紐体にホック上型を取り付けておくことが必要であるから、この加工処理自体も面倒である。
【0006】
そこで本発明は叙上のような従来存した諸事情に鑑み創出されたもので、各種器具類を簡単、確実にヘルメットに取り付けでき、ヘルメット被用時における各種の器具類を安定して安全に使用させ得るようにした器具類が取付可能なヘルメットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するため、本発明にあっては、器具類10が取り付け支持されるヘルメットであって、ヘルメット本体1には、器具類10に連繋した係止具(21,41,51,61)を弾発的に連結する連結部(2,6,7)を設けたことを特徴とする。
連結部である係止孔2は、縦長スリット状にして、ヘルメット本体1の左右で対状に配置して構成することができる。
連結部(2,6,7)は、ヘルメット本体1の前部側、後部側の少なくともいずれか一方に配置して構成することができる。
器具類10は、照明具、カメラ、通信機、電源具であるものとして構成することができる。
係止具は、器具類10に連繋するベルト15と、このベルト15に連結されていて、連結部(2)に弾発的に係止する係止ストッパー21とから構成することができる。
係止ストッパー21は、ベルト15を連結するベルト連結部23を後部に有するストッパー本体22に、係止孔2内に挿入案内させるガイド片24を前部の両側に突出状に対状にして設けると共に、このガイド片24相互間に、ガイド片24の突出方向に対しやや傾斜していて、弾発作用で揺動し、縦長スリット状の係止孔2の孔縁に弾発的に係止する係止部26を配置構成することができる。
係止部26は、先端に行くに従い次第に肉薄になっていて、係止孔2の孔縁に係止するフック段部27を傾斜面側に有することで平面から見てレ字形の外形を呈して構成することができる。
ガイド片24は、係止ストッパー21自体が係止孔2に挿入されるとき、係止孔2における縁部の内側面に沿って係止部26と共に挿入され、対状のガイド片24の外側縁相互の間隔幅員は係止孔2における高さ間隔にほぼ対応して構成することができる。
連結部である係止孔2は、ヘルメット本体1に上下方向に沿って膨出形成した支持座4の左右両脇にスリット状にして構成することができる。
係止孔2に係止する係止具は、器具類10に連繋される台座部材41の一方に設けたフック44がいずれか一方の係止孔2に挿入係止され、台座部材41の他方に設けた弾発性あるクリップ部45がいずれか他方の係止孔2に挿入係止されるようにして構成することができる。
連結部である係止孔2は、ヘルメット本体1に、左右方向に沿って膨出形成した段部状の連結座5の上面、前面にスリット状にして構成することができる。
係止孔2に係止する係止具は、器具類10に連繋される台座部材51に設けたクリップ片54が弾発力によって係止孔2に挿入係止されるようにしてあり、クリップ片54は、連結座5における上面の係止孔2から弾発力に抗して強制的に挿入され、前面の係止孔2の孔縁に係止される係止段部55を備えて構成することができる。
連結部は、ヘルメット本体1の左右で対状にして縦長スリット状の挿通孔6の内縁側部に係止フック7を設けて構成することができる。
連結部(6,7)に係止する係止具は、器具類10に連繋されて弾発的に伸縮するループ状の弾性紐材61が挿通孔6に挿入され、係止フック7に係止されるようにして構成することができる。
【0008】
以上のように構成された本発明に係る器具類が取付可能なヘルメットにあって、ヘルメット本体1に各種の器具類10を取り付け支持するに際し、器具類10に連繋したベルト15の係止ストッパー21をヘルメット本体1における左右の係止孔2に弾発作用に抗して挿入することで、挿入後ではヘルメット本体1に器具類10を支持させる。
ヘルメット本体1の前部側の係止孔2では例えば照明具(10)を、後部側の係止孔2では例えばその蓄電池(30)を配置して取り付けさせ、このように組み合わせることで所定機能を有する器具類10の一体的である使用勝手を向上させる。
係止ストッパー21のガイド片24は、係止ストッパー21自体を係止孔2に挿入するときの案内を円滑にし、ガイド片24に対して傾斜していて、共に挿入させた係止部26に生じる反り返り状の弾発作用でフック段部27を係止孔2の孔縁に係止させる。この係止状態によって、係止状態が解除されない限り、器具類10をヘルメット本体1における所定部位で安定した状態で取り付け支持させる。
係止ストッパー21において、ガイド片24の突出方向に対して傾斜形成された係止部26は、先端側に至るに伴い肉薄状に形成され、傾斜面側にフック段部27を有することで、係止孔2に挿入されるとき、傾斜面側が係止孔2の孔縁に当接して反り返り状の弾発力を生じさせる。この弾発力は、挿入に伴いフック段部27を係止孔2の孔縁に至らしめると、原形に復元させて当該孔縁に係止させることで、係止ストッパー21を係止孔2に固定させる。
また、フック段部27による係止孔2との弾発的な係止は、ヘルメット本体1の内側において、係止状態にある係止部26に対する押し込みによって解除させ、器具類10をヘルメット本体1から取り外しさせる。
ヘルメット本体1に膨出形成した支持座4における左右両脇の係止孔2は、器具類10を連繋させている台座部材41のフック44を一方で挿入係止させ、この挿入係止させた状態で、クリップ部45の弾発性を利用した他方の係止孔2への挿入係止によって、台座部材41を介して所定の器具類10をヘルメット本体1に取り付けさせる。
ヘルメット本体1に膨出形成した段部状の連結座5の係止孔2においては、台座部材51に設けたクリップ片54を上面の係止孔2から挿入させ、挿入させたクリップ片54の係止段部55を前面の係止孔2の孔縁に係止させることによって、台座部材51を介して器具類10をヘルメット本体1に取り付けさせる。
ヘルメット本体1に設けた挿通孔6、係止フック7から成る連結部は、器具類10に連繋された弾発的に伸縮する弾性紐材61を挿通孔6に挿通させ、係止フック7に係止させることで、器具類10をヘルメット本体1に取り付けさせる。
【発明の効果】
【0009】
本発明は以上説明したように構成されているため、例えば照明具等の各種の器具類10を係止具(21,41,51,61)による連結部(2,6,7)への弾発的な強制的挿入によって簡単、確実にヘルメット本体1に取り付けでき、ヘルメット被用時における器具類10を安定的に安全に使用させるようにできる。
【0010】
すなわちこれは本発明において、ヘルメット本体1に、器具類10に連繋している係止具(21,41,51,61)を弾発的に係止する連結部(2,6,7)を設けたからであり、これによって、ワンタッチ式の挿入操作による取り付け支持、また、弾発的係止の強制的解除による取り外しによって簡単に器具類10を着脱させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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