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公開番号2023157405
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-10-26
出願番号2022067302
出願日2022-04-15
発明の名称衛生キャップ
出願人株式会社サンロード
代理人個人
主分類A42B 1/04 20210101AFI20231019BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】軽くて被り易く毛髪突き出しがなく、通気性があり、強く、フィット性、毛髪への静電気吸着力があるなどの特徴をもった不織布を用いた毛髪や塵埃落下を防ぐ衛生キャップを提供する。
【解決手段】不織布からなる頭部被覆部と、伸縮性材料からなる顔面開口部とを備え、頭部被覆部は頭頂部、側頭部、後頭部に対応する3~4片の不織布によって立体構造をなし、不織布は、平均繊維径が太い繊維層と細い繊維層の2層以上で構成された間欠接着不織布からから構成した。太い繊維層の平均繊維直径は8~30μmとし、細い繊維層の平均繊維直径は0.1~5μmとする。また、太い繊維層の重量比率が細い繊維層よりも大きくした。さらに、間欠接着不織布は、透過光によるピンホールの短軸長さが平均70μm以下とした。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
不織布からなる頭部被覆部と、伸縮性材料からなる顔面開口部とを備え、前記頭部被覆部は頭頂部、側頭部、後頭部に対応する3~4片の不織布によって立体構造をなし、前記不織布は、平均繊維径が太い繊維層と細い繊維層の2層以上で構成された間欠接着不織布からなることを特徴とした衛生キャップ
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
太い繊維層の平均繊維直径が8~30μmであり、細い繊維層の平均繊維直径が0.1~5μmである請求項1記載の衛生キャップ。
【請求項3】
太い繊維層の重量比率が細い繊維層よりも大きい請求項1または2記載の衛生キャップ。
【請求項4】
間欠接着不織布は、透過光によるピンホールの短軸長さが平均70μm以下である請求項1記載の衛生キャップ。
【請求項5】
平均繊維径が太い繊維層は中空繊維で構成する一方、細い繊維層は中実繊維で構成した請求項1記載の衛生キャップ。
【請求項6】
間欠接着不織布の接着面積は5~35%である請求項1記載の衛生キャップ。
【請求項7】
顔面開口部を構成する伸縮性材料は、ウレタン糸からなる芯糸を綿糸でカバーリングしたカバーリング糸を使用した帯成物である請求項1記載の衛生キャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、清浄空間で使用される時に頭部からの毛髪や塵埃の落下を防ぐ衛生キャップであって、軽くて被り易く、毛髪の突き出しがなく、通気性があって取扱いがし易い太い繊維と細い繊維で構成された間欠接着不織布を3つ以上のパーツに分けて頭部を覆い、その開口部に収縮材料を取り付けた衛生キャップに関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
清浄空間での働く作業者の頭部からの毛髪や塵埃の落下を防ぐため衛生キャップが用いられる。この材料には、編物、織物、不織布などが使用されているが、特に不織布は使い捨てキャップやインナーキャップなどの簡易的な衛生キャップの材料として用いられる。
【0003】
特許文献1には、頭部を覆う袋状の不織布が使用されファンション性を備えるため黒色ないしは黒灰色を呈する衛生帽子が提案されている。また、特許文献2にはポリ乳酸を主体とする熱可塑性重合体からなる不織布で構成された生分解性ヘアーキャップが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実用新案登録第3162955号公報
特開2002-345541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1・2のものは、衛生キャップに要求される特性を完全に満たすものではなく、従来、軽くて被り易く、強く引っ張っても破れない、被ったときに毛髪の突き出しがなく、通気性があって蒸れない、フィット感があって長時間着用しても疲れない衛生キャップは存在しなかった。
【0006】
本発明は上述した課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、軽くて被り易く毛髪突き出しがなく、通気性があり、強く、フィット性、毛髪への静電気吸着力があるなどの特徴をもった不織布を用いた毛髪や塵埃落下を防ぐ衛生キャップを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した目的を達成するために本発明では、不織布からなる頭部被覆部と、伸縮性材料からなる顔面開口部とを備え、前記頭部被覆部は頭頂部、側頭部、後頭部に対応する3~4片の不織布によって立体構造をなし、前記不織布は、平均繊維径が太い繊維層と細い繊維層の2層以上で構成された間欠接着不織布を用いる。頭部被覆部が頭部形状に対応した立体構造であることにより、被り易さとフィット性を向上させることができる。なお、頭部被覆部を構成する不織布の数が2片以下であると頭部形状に対応した立体構造とすることが困難である一方、5片以上であると製造に係る手間、コスト、時間が嵩むため、本発明では3~4片とする。
【0008】
このキャップを軽くするため目付は30g/m

以下の間欠接着不織布が用いられる。構成繊維は平均繊維径が太い繊維と細い繊維が用いられ、より軽くするには、太い繊維は中空繊維を用いることが好ましい。
【0009】
また、平均繊維径が比較的小さいため、単位重量当たりの全繊維長が長くなり、不織布に内在するピンホールを小さくできる。このピンホールの大きさは短軸方向の長さで平均70μm以下であるので、毛髪の太さより小さく、毛髪の突き出しや落下を防止できる。また、この小さなピンホールは多数に存在するため、キャップの通気性が良好となる。
【0010】
間欠接着不織布は構成繊維を間欠的に接着させているので、柔らかく表面が平滑で滑り易く強いキャップとなる。このため汚れた場合には洗濯も可能となる。さらに、この間欠接着不織布は表面が平滑で滑り易いので、アウターキャップを被る際も摩擦が少なくスムーズに被ることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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