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公開番号2024055712
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022171010
出願日2022-10-06
発明の名称簡易型帽子
出願人個人
代理人
主分類A42B 1/201 20210101AFI20240411BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】 本考案は、1枚の厚紙に切り込みを入れることで、帽子の形状を形成したり、平面に折りたたむことも簡単にできる、簡易型帽子を提供する。
【解決手段】 円形の厚紙を用いて、切れ目(2)を入れることにより、頭頂部(1)、側板(3)、つば(4)の部分を形成する。頭頂部(1)の周囲から、らせん放射状に切れ目(2)を入れることにより、複数の側板(3)が作られ、その周囲の残りの部分がつば(4)になる。以上を特徴とする簡易型帽子である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円形の厚紙の頭頂部(1)から複数のらせん状の切れ目(2)を入れることで複数の側板(3)を形成しその周囲がつば(4)を形成し着用と折りたたみが簡単にできる簡易型帽子。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
切れ目(2)が同心円状になっていることを特徴とする請求項1の簡易型帽子。
【請求項3】
つば(4)の外形が楕円形であることを特徴とする請求項1の簡易型帽子。
【請求項4】
つば(4)の外形が多角形であることを特徴とする請求項1の簡易型帽子。
【請求項5】
材質が樹脂板であることを特徴とする請求項1の簡易型帽子。
【請求項6】
材質が発泡ゴム板であることを特徴とする請求項1の簡易型帽子。
【請求項7】
材質が布である請ことを特徴とする求項1の簡易型帽子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本考案は、1枚の厚紙に切り込みを入れることで、帽子の形状を形成し、また平面に折りたたむことも簡単にできる、簡易型帽子に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一般的な帽子は布製や麦わら、樹脂製である。日除けが主な目的であるが、布製や麦わら、樹脂製繊維で織り目を大きくして通気性を保つようになっている。
一方、簡易型の紙製の組み立て式帽子もある。厚紙で作られ、組み立てることで帽子を形成するものである(特許文献1、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-348721号広報
実登3178248号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の簡易型の紙製組み立て帽子は、切れ込みを入れて隙間を設け、通気性を保つようには作ってあるが、以下のような問題点があった。
(イ)日除けはできるものの、帽子内に熱がこもりがちで、頭が蒸れて熱くなりやすい。
(ロ)サンバイザー型は頭頂部の日除けができない。
(ハ)帽子をかぶる際には、組み立てる必要があり、折りたたむ際には組み立てた帽子を、逆のプロセスで、ばらしていかなければならず、面倒である。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
円形の厚紙を用いて、切れ目を入れることにより、頭頂部、側板、つばの部分を形成する。頭頂部の周囲から、らせん放射状に切れ目を入れることにより、複数の側板が作られ、その周囲の残りの部分がつばになる。以上を特徴とする簡易型の帽子である。
【発明の効果】
【0006】
本考案の帽子をかぶる場合には、直接頭にかぶって、周囲のつばの部分を引き下げれば、立体形状の帽子を形成し機能する。
(イ)頭頂部や複数の側板、つばによって、充分な日除け効果があると同時に、側板の隙間はスカスカであるため、非常に通気性が高く、通常の帽子にありがちな、熱がこもって帽子内が蒸れるという問題も解決し、非常に快適である。
(ロ)また、ペタンと1枚の厚紙に折りたたむことができるため、バッグでの持ち運びや、収納に困ることがない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の簡易型帽子の斜視図。
本発明の簡易型帽子を折り畳んだ状態の斜視図。
本発明の簡易型帽子の切れ目の図。
本発明の簡易型帽子の切れ目が同心円状の変形例の斜視図。
本発明の簡易型帽子の変形例を折りたたんだ状態の斜視図。
本発明の簡易型帽子の変形例の同心円状の切れ目の図。
本発明の簡易型帽子の使用事例。
【発明を実施するため形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(イ)厚紙を円形に切り抜く。
(ロ)この円形の厚紙に切れ目(2)を入れることにより、頭頂部(1)、側板(3)、つば(4)の部分を形成する。頭頂部(1)の周囲から、らせん放射状に複数の切れ目(2)を入れることにより、複数の側板(3)が形作られる。
(ハ)その周囲の残りの部分がつば(4)として機能する。
以上を特徴とする簡易型の帽子である。
本発明を使用するときは、頭の上に乗せ、周囲のつば(4)を下に引き下げれば、側板(3)が下方に展開し、帽子の形を形成する。
図1ではらせん放射状に、16本の曲線の切れ目(2)を入れているが、16本に限る必要はなく、8本から20本でもよい。そして、この切れ目(2)は曲線でなくとも、直線の切れ目でも可能である。
図4は切れ目(2)が同心円状になっている変形例である。この側板(3)は6本の事例であるが、4本から8本でもよい。
厚紙を材質として挙げているが、樹脂板やEVAなどの発泡ゴム板、ある程度生地のしっかりした布でも作ることが可能である。布製の場合は、通常の帽子のように、例えばつばの部分に芯材を入れておくという方法も採ることができる。
全体の形状は、円形でなくともよく、楕円であったり、六角形や八角形などの多角形でもよい。
【符号の説明】
【0009】
1 頭頂部
2 切れ目
3 側板
4 つば

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