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公開番号2024055228
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-18
出願番号2022161989
出願日2022-10-06
発明の名称ヘルメット装着用表示具
出願人ユニット株式会社
代理人個人
主分類A42B 3/04 20060101AFI20240411BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】各作業関係者がどこに視線を向けているかを周囲の作業関係者に一目瞭然とする。
【解決手段】シート部3の前方側部分に前方表示色部分3a、後方側部分に後方表示色部分3bを設ける。シート部3の四隅に設けた取付具4により、当該シート部3をヘルメット2の表面に沿わせた状態でヘルメット2に取り付ける。前方表示色部分3aと後方表示色部分3bが見えている割合により、各作業関係者がどこに視線を向けているかが周囲の作業関係者が一目で分かるようになる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
ヘルメットの表面に沿うようにして前記ヘルメットに被せることができるシート部と、
前記シート部の前方側部分に設けられた前方表示色部分と、
前記シート部の後方側部分に設けられた後方表示色部分と、
前記シート部の四隅にそれぞれ取り付けられており、前記シート部を前記ヘルメットの表面に沿わせた状態で該ヘルメットに取り付けることができるようになっている取付具とを有してなるヘルメット装着用表示具。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記前方表示色部分は青色である請求項1記載のヘルメット装着用表示具。
【請求項3】
前記シート部の左右側部は全体に比較的に大きく円弧状に凹陥した形状をなしており、前記シート部の前端部は円弧状に小さく凹陥した形状をなしており、前記シート部の後端部は円弧状に小さく突出した形状をなしている請求項1または2記載のヘルメット装着用表示具。
【請求項4】
前記取付具は、前記ヘルメットの縁に引っ掛けられることより、前記シート部を前記ヘルメットに取り付けるようになっている請求項1乃至3のいずれかに記載のヘルメット装着用表示具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業関係者がヘルメットに装着することにより、各作業関係者がどこを向いているかを周りの人が容易に確実に知ることができるようにするヘルメット装着用表示具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
重機作業における人との接触事故が減らず、工事現場における重点施策の一つとなっている。原因の一つとして、作業員同士のコミュニケーションミスなどによる、思い込みやうっかりミスがある。
【0003】
工事現場では騒音が激しく、言葉でのコミュニケーションが難しい。また、重機オペレータ(操作者)からは、周辺で作業している人の状態が分かりづらい(重機の方を見ているか否か等が分かりづらい)。お互いに相手は自分の存在に気付いてると思いがちである。このため、例えば、重機オペレーターは作業員の存在に気づいていないのに、作業員は重機オペレーターが自分の方を見ていると思い込んで近づいてしまい、事故が生じてしまうことがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
登録実用新案第3054182号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述のような思い込みや勘違いなどからミスコミュニケーションが発生し、事故へとつながる事がよくあった。現状では、重機オペレーターが注意深く作業員を見て、気をつけるように努めるしかなかった。
【0006】
また、特許文献1のように、電子機器をヘルメットに取り付けて、作業関係者相互のコミュニケーションを図ることも従来から提案されていたが、コストが非常に高くなる上、まず電子機器上で複数の通信先から通信相手を選択した上で、所望の通信相手と交信する必要があり、素早くコミュニケーションを取ることができないという問題もあった。
【0007】
本発明は、このような従来の事情に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、各作業関係者がヘルメットに装着することにより、各作業関係者がどこに視線を向けているかを周囲の作業関係者に一目瞭然とすることができるヘルメット装着用表示具を提供することにある。
【0008】
本発明のさらに他の目的は、以下の説明から明らかになろう。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明によるヘルメット装着用表示具は、
ヘルメットの表面に沿うようにして前記ヘルメットに被せることができるシート部と、
前記シート部の前方側部分に設けられた前方表示色部分と、
前記シート部の後方側部分に設けられた後方表示色部分と、
前記シート部の四隅にそれぞれ取り付けられており、前記シート部を前記ヘルメットの表面に沿わせた状態で取り付けることができるようになっている取付具とを有してなるものである。
【0010】
作業関係者が本発明によるヘルメット装着用表示具をヘルメットに装着していれば、当該作業関係者が周りの人の方に視線を向けているときは、周りの人からは、前方表示色部分のみが見えるか、または前方表示色部分が主として見える一方、当該作業関係者が反対方向に視線を向けていたり、当該作業関係者が下を向いており、周りの人の方に視線を向けていないときは、後方表示色部が主として見えるので、周りの人から当該作業者が自分を認識しているか否かがよく分かる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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