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公開番号
2025011010
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023181543
出願日
2023-10-23
発明の名称
注入器およびこれを使用したコンクリート構造物の補強方法
出願人
株式会社平賀
代理人
個人
主分類
E04G
23/02 20060101AFI20250116BHJP(建築物)
要約
【課題】使用済み注入器に残存する注入材を可及的に少なくして注入材の使用効率を向上させるとともに、過度な環境対策を行う必要のない注入器を提供する。
【解決手段】弾性材5の付勢力で押圧されて収縮変形して、内部に貯留された注入材をコンクリート構造物に生じた空隙内に注入するための容器体を内設した注入器において、容器体3を、正多角形の頂壁32と、中心に開口31を形成した頂壁32と同形の底壁33と、頂壁32と底壁33とで両端開口を閉鎖された筒壁34と、で構成し、筒壁34には、頂壁32の正多角形の各角部からこれより周方向で捩れた位置にある前記底壁33の正多角形の各角部へ略平行にそれぞれ同方向へ傾斜して延びる複数の山型の主凸条341と、隣接する主凸条341の間に延びる空間を横切って当該空間を四辺形の複数の領域Rに区画する山型の副凸条342と、四辺形の各領域R内を当該四辺形の一方の頂点から他方の頂点へそれぞれ主凸条341と同方向へ斜めに延びる山型の凹条343とが形成されている。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
弾性材の付勢力で押圧されて収縮変形して、内部に貯留された注入材をコンクリート構造物に生じた空隙内に注入するための容器体を内設した注入器において、前記容器体を、正多角形の頂壁と、中心に開口を形成した前記頂壁と同形の底壁と、前記頂壁と前記底壁とで両端開口を閉鎖された筒壁と、で構成し、前記筒壁には、前記頂壁の正多角形の各角部からこれより周方向で捩れた位置にある前記底壁の正多角形の各角部へ略平行にそれぞれ同方向へ傾斜して延びる複数の山型の主凸条と、隣接する前記主凸条の間に延びる空間を横切って当該空間を四辺形の複数の領域に区画する山型の副凸条と、四辺形の前記各領域内を当該四辺形の一方の頂点から他方の頂点へそれぞれ前記主凸条と同方向へ斜めに延びる山型の凹条とが形成されて、前記頂壁が押圧された時に前記周壁が捩り変形して前記容器体内に収容された前記注入材が押し出し圧を受けつつ旋回流動して前記底壁の開口から排出される注入器。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の注入器を使用したコンクリート構造物の補強方法であって、密封材をコンクリート構造物表面の浅いひび割れにパテ作業で刷り込む工程を含んでいるコンクリート構造物の補強方法。
【請求項3】
請求項1に記載の注入器を使用したコンクリート構造物の補強方法であって、注入を終了した前記注入器および注入台座を撤去し、撤去後の注入穴内の注入材を表面から所定深さで掘り起こす座掘りを行う工程を含んでいるコンクリート構造物の補強方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は注入材を注入するための注入器およびこれを使用したコンクリート構造物の補強方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ひび割れ等によって生じたコンクリート構造物の空隙内に注入材を注入することによって当該構造物の補強を図る方法があり、特許文献1には、コンクリート構造物の、上記空隙に連通する表面開口(注入穴)に連結されて注入材を空隙内に充填するための注入器が示されている。注入器にはそのケーシング内に図22に示すような、筒軸と直交する方向へ形成された山部35と谷部36を筒軸方向へ交互に設けたジャバラ式の筒状容器体3´が設けられている。容器体3´内には注入材が収容されており、バネ力で後端面(図22の下端面)を押圧して容器体3´を図23に示すように筒軸方向へ収縮させることにより、内部の注入材を前端面中央の筒状開口部31を経てコンクリート構造物の空隙内に注入している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3185526号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記従来の注入器で使用されている容器体3´では、これを収縮させても内部に収容された注入材が、ジャバラの山部35内に比較的多く残存してしまうため、注入材の使用効率が悪いという問題があるとともに、使用済みの注入器3´に残存する注入材が環境汚染を招かないように十分な対策をする必要があった。
【0005】
そこで、本発明はこのような問題点を解決するもので、使用済み注入器に残存する注入材を可及的に少なくして注入材の使用効率を向上させるとともに、過度な環境対策を行う必要のない注入器およびこれを使用したコンクリート構造物の補強方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本第1発明では、弾性材(5)の付勢力で押圧されて収縮変形して、内部に貯留された注入材をコンクリート構造物に生じた空隙内に注入するための容器体を内設した注入器において、前記容器体(3)を、正多角形の頂壁(32)と、中心に開口(31)を形成した前記頂壁(32)と同形の底壁(33)と、前記頂壁(32)と前記底壁(33)とで両端開口を閉鎖された筒壁(34)と、で構成し、前記筒壁(34)には、前記頂壁(32)の正多角形の各角部からこれより周方向で捩れた位置にある前記底壁(33)の正多角形の各角部へ略平行にそれぞれ同方向へ傾斜して延びる複数の山型の主凸条(341)と、隣接する前記主凸条(341)の間に延びる空間を横切って当該空間を四辺形の複数の領域(R)に区画する山型の副凸条(342)と、四辺形の前記各領域(R)内を当該四辺形の一方の頂点から他方の頂点へそれぞれ前記主凸条(341)と同方向へ斜めに延びる山型の凹条(343)とが形成されて、前記頂壁(32)が押圧された時に前記周壁(32)が捩り変形して前記容器体(3)内に収容された前記注入材が押し出し圧を受けつつ旋回流動して前記底壁(33)の開口(31)から排出される。
【0007】
本第1発明において、容器体は弾性材の付勢力で押圧されて収縮するが、上記構成の容器体は収縮に伴って周壁が捩り変形し、これによって容器体内に収容された注入材は、押し出し圧を受けつつ旋回流動して容器体内に残存することなく速やかに排出される。したがって、注入材の使用効率が向上するととともに、容器体の廃棄時に環境汚染を避けるための過度な対策をする必要がない。
【0008】
本第2発明に係るコンクリート構造物の補強方法は、密封材をコンクリート構造物表面の浅いひび割れにパテ作業で刷り込む工程を含んでいる。
【0009】
本第2発明によれば、従来のような余剰の密封材の撤去作業を行うことなく、そのまま最終的な左官仕上げ作業を行うことができる。
【0010】
本第3発明に係るコンクリート構造物の補強方法は、注入を終了した前記注入器(1)および注入台座(7)を撤去し、撤去後の注入穴内の注入材を表面から所定深さで掘り起こす座掘りを行う工程を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)
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