TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025010784
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023112993
出願日2023-07-10
発明の名称前照灯の制御装置、前照灯の制御方法、前照灯システム
出願人スタンレー電気株式会社
代理人弁理士法人むつきパートナーズ
主分類B60Q 1/04 20060101AFI20250116BHJP(車両一般)
要約【課題】降雨時における自車両の前方並びに側方の視認性の向上を図ることができる前照灯の制御装置、前照灯の制御方法、前照灯システムを提供する。
【解決手段】自車両の運転席が配置される側と同じ側に配置された第1前照灯と前記運転席が配置される側と逆側に配置された第2前照灯の各々の動作を制御するための装置であって、コントローラ1は、降雨量が所定値以上である場合に、前記第1前照灯による第1照射光が前記第2前照灯による第2照射光に比べて相対的に暗くなるように制御すること、前記第2照射光の照射幅を、前記運転席が配置される側と逆側へ偏って狭まるように制御すること、前記第2照射光の前記運転席が配置される側と同じ側の端部に、光強度が徐々に低下し及び/又は鉛直方向の高さが徐々に低くなる徐変部分が設けられるように制御すること、を実行する、前照灯の制御装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自車両の運転席が配置される側と同じ側に配置された第1前照灯と前記運転席が配置される側と逆側に配置された第2前照灯の各々の動作を制御するための装置であって、
前記第1前照灯及び前記第2前照灯の各々と接続されて前記第1前照灯及び前記第2前照灯の動作を制御するコントローラ、
を含み、
前記コントローラは、
降雨量が所定値以上である場合に、前記第1前照灯による第1照射光が前記第2前照灯による第2照射光に比べて相対的に暗くなるように制御すること、
前記第2照射光の照射幅を、前記運転席が配置される側と逆側へ偏って狭まるように制御すること、
前記第2照射光の前記運転席が配置される側と同じ側の端部に、光強度が徐々に低下し及び/又は鉛直方向の高さが徐々に低くなる徐変部分が設けられるように制御すること、
を実行する、前照灯の制御装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記コントローラは、
前記自車両の周辺に歩行者が存在する場合に当該歩行者の位置に応じて前記第2照射光の照射方向を可変に設定すること、
を更に実行する、請求項1に記載の前照灯の制御装置。
【請求項3】
前記第2照射光の前記光強度及び/又は前記鉛直方向の高さが段階的又は連続的に変化する、
請求項1に記載の前照灯の制御装置。
【請求項4】
前記降雨量は、前記自車両に設置された降雨量センサによって検出される、
請求項1に記載の前照灯の制御装置。
【請求項5】
前記降雨量は、外部装置から無線通信を介して得られる、
請求項1に記載の前照灯の制御装置。
【請求項6】
前記第2照射光の前記徐変部分の幅は、前記自車両を基準にした角度で0°より大きく2.5°以下の範囲で設定される、
請求項1に記載の前照灯の制御装置。
【請求項7】
自車両の運転席が配置される側と同じ側に配置された第1前照灯と前記運転席が配置される側と逆側に配置された第2前照灯の各々の動作を制御するための方法であって、
コントローラが、
降雨量が所定値以上である場合に、前記第1前照灯による第1照射光が前記第2前照灯による第2照射光に比べて相対的に暗くなるように制御すること、
前記第2照射光の照射幅を、前記運転席が配置される側と逆側へ偏って狭まるように制御すること、及び、
前記第2照射光の前記運転席が配置される側と同じ側の端部に、光強度が徐々に低下し及び/又は鉛直方向の高さが徐々に低くなる徐変部分が設けられるように制御すること、
を実行する、前照灯の制御方法。
【請求項8】
請求項1に記載の制御装置と、
前記制御装置と接続された第1前照灯及び第2前照灯と、
を含む、前照灯システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、前照灯の制御装置、前照灯の制御方法、前照灯システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-109440号公報(特許文献1)には、車両の前部において車幅方向に離間して配置される第1前照灯ユニット及び第2前照灯ユニットを備える前照灯システムにおいて、降雨量が所定値以上である場合に第1前照灯ユニットの照射光が第2前照灯ユニットの照射光に比べて相対的に暗くなるように制御する前照灯システムが記載されている。この前照灯システムでは自車両側方の歩道などに存在する歩行者の視認性が改善されるが自車両の走行車線上が相対的に暗くなるため、自車両の進行方向前方における視認性向上の観点で改良の余地がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-109440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示に係る具体的態様は、降雨時における自車両の前方並びに側方の視認性の向上を図ることを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
[1]本開示に係る一態様の制御装置は、
自車両の運転席が配置される側と同じ側に配置された第1前照灯と前記運転席が配置される側と逆側に配置された第2前照灯の各々の動作を制御するための装置であって、
前記第1前照灯及び前記第2前照灯の各々と接続されて前記第1前照灯及び前記第2前照灯の動作を制御するコントローラ、
を含み、
前記コントローラは、
降雨量が所定値以上である場合に、前記第1前照灯による第1照射光が前記第2前照灯による第2照射光に比べて相対的に暗くなるように制御すること、
前記第2照射光の照射幅を、前記運転席が配置される側と逆側へ偏って狭まるように制御すること、
前記第2照射光の前記運転席が配置される側と同じ側の端部に、光強度が徐々に低下し及び/又は鉛直方向の高さが徐々に低くなる徐変部分が設けられるように制御すること、
を実行する、前照灯の制御装置である。
[2]本開示に係る一態様の制御方法は、
自車両の運転席が配置される側と同じ側に配置された第1前照灯と前記運転席が配置される側と逆側に配置された第2前照灯の各々の動作を制御するための方法であって、
コントローラが、
降雨量が所定値以上である場合に、前記第1前照灯による第1照射光が前記第2前照灯による第2照射光に比べて相対的に暗くなるように制御すること、
前記第2照射光の照射幅を、前記運転席が配置される側と逆側へ偏って狭まるように制御すること、及び、
前記第2照射光の前記運転席が配置される側と同じ側の端部に、光強度が徐々に低下し及び/又は鉛直方向の高さが徐々に低くなる徐変部分が設けられるように制御すること、
を実行する、前照灯の制御方法である。
[3]本開示に係る一態様の前照灯システムは、
前記[1]の制御装置と、
前記制御装置と接続された第1前照灯及び第2前照灯と、
を含む、前照灯システムである。
【0006】
上記構成によれば、降雨時における自車両の前方並びに側方の視認性の向上を図ることをできる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1(A)は、一実施形態の前照灯システムの構成を示す図である。図1(B)は、コンピュータシステムの構成を例示する図である。
図2(A)は、本実施形態の前照灯システムにおける配光制御について説明するための図である。図2(B)は、他の実施形態の配光制御について説明するための図である。
図3は、前照灯システムのコントローラにおける一実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
図4は、アダプティブドライビングビームの照射の様子を模式的に示す図である。
図5は、前照灯システムのコントローラにおける他の実施形態の動作手順を示すフローチャートである。
図6は、ステップS31でのアダプティブドライビングビーム照射の様子を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1(A)は、一実施形態の前照灯システムの構成を示す図である。図示の前照灯システムは、コントローラ1、撮像装置2、ランプスイッチ3、降雨量センサ4、一対の前照灯ユニット5a、5bを含んで構成されている。この前照灯システムは、車両前方へ光照射を行うためのものである。
【0009】
コントローラ1は、各前照灯ユニット5a、5bによる光照射状態を制御するものである。このコントローラ1は、例えば図1(B)に示すようなコンピュータシステム、すなわちプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)201、ROM(Read Only Memory)202、RAM(Random Access Memory)203、フラッシュメモリ等の記憶デバイス204、入出力インターフェース205などを備えたコンピュータシステムを用いて構成することができる。本実施形態のコントローラ1は、予め記憶デバイス204に記憶されたプログラム206がプロセッサによって読み出されて実行されることにより、後述する各機能を発揮できる状態となる。
【0010】
コントローラ1は、プログラム実行によって実現される機能としての照射状態設定部11、制御信号生成部12を含む。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
車両
2か月前
個人
授乳用車両
18日前
個人
眼科手術車
26日前
個人
自動車運転補助装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
1か月前
日本精機株式会社
表示装置
4日前
井関農機株式会社
作業車両
18日前
個人
キャンピングトレーラー
1か月前
個人
台車用車輪止め具
27日前
日本精機株式会社
車外表示装置
3か月前
個人
謝意シグナル装着車
1か月前
個人
自動車外部装着用しめ飾り
2か月前
エムケー精工株式会社
洗車装置
3か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車載表示装置
1か月前
株式会社青木製作所
タンクローリ
27日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
18日前
トヨタ自動車株式会社
車両
27日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
トヨタ自動車株式会社
車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
マツダ株式会社
車両
11日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
3か月前
株式会社SUBARU
車両
3か月前
東レ株式会社
車両用部材の補強方法
1か月前
日本化薬株式会社
ガス発生器
3か月前
ダイハツ工業株式会社
バッグ
3か月前
株式会社小糸製作所
投影装置
15日前
株式会社コーワ
フィルター清掃装置
3か月前
関西広域輸送協同組合
制限装置
5日前
続きを見る