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公開番号
2025010751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112921
出願日
2023-07-10
発明の名称
無線通信システム、受信装置、制御方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04B
5/48 20240101AFI20250116BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】復調処理に使用可能な受信信号を安定して得られるようにする。
【解決手段】無線通信システムは、信号の給電点または終端点の少なくとも一方が互いに対向して配置された少なくとも2つの送信伝送路と、少なくとも2つの送信伝送路の給電点のそれぞれに信号を入力する送信手段と、を備える送信装置と、少なくとも2つの送信伝送路に沿って移動し、当該送信伝送路と電磁界結合し、励起された信号を受信する受信伝送路と、受信伝送路の一端および他端からそれぞれ信号を受信し、受信した信号に基づいて復調処理の対象となる信号を出力する出力手段と、を備える受信装置と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
信号の給電点または終端点の少なくとも一方が互いに対向して配置された少なくとも2つの送信伝送路と、
前記少なくとも2つの送信伝送路の前記給電点のそれぞれに信号を入力する送信手段と、を備える送信装置と、
前記少なくとも2つの送信伝送路に沿って移動し、当該送信伝送路と電磁界結合し、励起された信号を受信する受信伝送路と、
前記受信伝送路の一端および他端からそれぞれ信号を受信し、受信した信号に基づいて復調処理の対象となる信号を出力する出力手段と、を備える受信装置と、
を備えることを特徴とする無線通信システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1において、
前記出力手段は、前記受信伝送路の前記一端および前記他端から受信した信号を合成する合成手段を有し、当該合成手段で合成した信号を前記復調処理の対象となる信号として出力することを特徴とする無線通信システム。
【請求項3】
請求項2において、
前記出力手段から前記受信伝送路の前記一端および前記他端までの線路のインピーダンスは、当該受信伝送路の特性インピーダンスと整合するように構成されていることを特徴とする無線通信システム。
【請求項4】
請求項1において、
前記出力手段は、前記受信伝送路の前記一端および前記他端からそれぞれ受信した信号のいずれか一方の信号を、前記復調処理の対象となる信号として出力することを特徴とする無線通信システム。
【請求項5】
請求項4において、
前記出力手段は、前記復調処理を行う復調回路および終端抵抗とそれぞれ接続されており、信号幅がより大きい方の信号を出力する端を前記復調回路に接続するとともに、他端を前記終端抵抗に接続する切換手段を有することを特徴とする無線通信システム。
【請求項6】
請求項1において、
前記送信手段は、前記少なくとも2つの送信伝送路の前記給電点のそれぞれに対して、同じ信号を同じタイミングで入力することを特徴とする無線通信システム。
【請求項7】
請求項1において、
前記出力手段は、前記受信伝送路から出力される信号のアイソレーション端の信号成分を抑制する抑制手段を有することを特徴とする無線通信システム。
【請求項8】
請求項1において、
前記送信手段は、信号発生手段と、前記少なくとも2つの送信伝送路の前段で当該信号発生手段から出力される信号に含まれるリプル成分を抑制する抑制手段とを有することを特徴とする無線通信システム。
【請求項9】
請求項1において、
前記少なくとも2つの送信伝送路および前記受信伝送路のうち少なくとも一方の伝送路は、当該伝送路の基準電位となるグランドの少なくとも一部が、当該伝送路を構成する基板から離間した位置に形成されていることを特徴とする無線通信システム。
【請求項10】
請求項9において、
前記グランドの少なくとも一部は、前記基板の線路パターンが形成された面の反対側の面と対向して形成されていることを特徴とする無線通信システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動可能な伝送路を含む無線通信システム、受信装置、制御方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、例えば、ロボットハンド部やネットワークカメラ等の回転可動部を有する機器を、ネットワーク等を介した通信によって制御する際に、ケーブルが絡まる等の課題を解決するために、回転可動部を介してケーブルレスでデータ通信を行う技術が開示されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、任意の軌道に沿って互いに対して移動可能な少なくとも2つのユニットの間で広帯域信号を、非接触の電磁信号結合によって伝送する装置の発明が記載されている。かかる装置は、送信器T1からの送信信号の給電点を境にユニットの軌道上を互いに反対方向に向かって伸びる2つの導体構造物(送信伝送路)と、導体構造物を流れる信号を受信する2つの方向性結合器(受信伝送路)とを備える。2つの方向性結合器は、互いの信号出力端が軌道に沿って向かい合うように配置されており、この配置状態で導体構造物上を軌道に沿って移動して、導体構造物を流れる信号をそれぞれ電磁信号結合にて非接触で受信する。2つの方向性結合器にて受信した2つの信号は、後段の切換スイッチにより、合成されるか、又はいずれか一方の信号に切り換えられて復調器などへと出力される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2003-533114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、回転系の閉じた軌道を有するユニット上で2つの導体構造物の給電点及び終端点の双方が互いに近い位置に対向して配置される場合がある。この場合に、2つの方向性結合器が、対向する2つの給電点又は終端点を跨いで一方の導体構造物上から他方の導体構造物上へと移動する。その途中で2つの方向性結合器で受信したいずれの信号も、また、これらを合成した合成信号も送信信号の復調処理に使用できなくなる場合があった。
そこで、本発明は、受信伝送路が、2つの送信伝送路の互いに対向する給電点又は終端点を跨いで移動する場合であっても復調処理に使用可能な受信信号を安定して得られるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここで上記課題を解決するために、本発明の1つの態様に係る無線通信システムは、信号の給電点又は終端点の少なくとも一方が互いに対向して配置された少なくとも2つの伝送路からなる送信伝送路と、前記送信伝送路の前記給電点のそれぞれに信号を入力する送信手段と、前記送信伝送路に沿って移動し、当該送信伝送路と電磁界結合し、励起された信号を受信する受信伝送路と、前記受信伝送路の一端および他端からそれぞれ信号を受信し、受信した信号に基づいて復調処理の対象となる信号を出力する出力手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、受信伝送路が2つの送信伝送路の対向する2つの給電点又は2つの終端点を跨いで移動する場合であっても復調処理に使用可能な受信信号を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1の実施の形態に係る無線通信システムの第1構成例を示す図。
図1の受信伝送路の移動位置の遷移例を示す図。
図2の各移動位置における各構成部の信号のタイミングチャート。
第1の実施の形態に係る無線通信システムの第2構成例を示す図。
図4の受信伝送路の移動位置の遷移例を示す図。
図4の各移動位置における各構成部の信号のタイミングチャート。
第1の実施の形態に係る無線通信システムの第3構成例を示す図。
第2の実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す模式図。
図8の受信伝送路の移動位置の遷移例を示す図。
第3の実施の形態に係る無線通信システムの構成例示す模式図。
第4の実施の形態に係る送受信伝送路の基板構造例を示す斜視図。
図11の送受信伝送路に係る基板構造の組み合わせ例を示す断面図。
図12の各組み合わせ例における信号の周波数特性を示す図。
図12の各組み合わせ例における信号の時間特性を示す図。
第5の実施の形態に係る送受信伝送路の基板構造例を示す斜視図。
図15の送受信伝送路に係る基板構造の組み合わせ例を示す断面図。
図16の各組み合わせ例における信号の周波数特性を示す図。
図16の各組み合わせ例における信号の時間特性を示す図。
第6の実施の形態に係る送受信伝送路の基板構造例を示す断面図。
図19の基板構造例における信号の周波数特性を示す図。
図19の基板構造例における信号の時間特性を示す図。
各実施の形態に共通の原理を説明するためのシステム構成図。
各実施の形態に共通の原理を説明するためのタイミングチャート。
従来技術の動作を説明するための模式図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。
なお、以下に説明する実施の形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施の形態に限定されるものではない。
(受信伝送路の原理説明)
本発明の実施の形態を説明する前に、まず、各実施の形態に共通の原理である、受信伝送路のカップルド端及びアイソレーション端並びに各構成部の信号特性について説明する。
【0010】
図22(a)及び(b)は、無線通信システムにおける受信伝送路のカップルド端及びアイソレーション端を説明するための図である。また、図23(a)及び(b)は、図22(a)及び(b)の無線通信システムにおける各構成部の信号のタイミングチャートである。
図22(a)に示す無線通信システムは、送信装置100及び受信装置200を備える。送信装置100は、送信伝送路101、信号源102及び差動送信バッファ103を備える。受信装置200は、受信伝送路201及びコンパレータ202を備える。
送信伝送路101は、差動線路から構成され、一端に差動送信バッファ103からの差動信号が入力され、他端は終端抵抗により終端されている。
(【0011】以降は省略されています)
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