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公開番号
2025010716
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-23
出願番号
2023112853
出願日
2023-07-10
発明の名称
車両前部構造
出願人
小島プレス工業株式会社
代理人
弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類
B60R
19/48 20060101AFI20250116BHJP(車両一般)
要約
【課題】走行駆動源の違いによりフロントグリルから取り込んだ走行風の流れを変えたい場合でも型成形品を共通化できる、車両前部構造の提供。
【解決手段】一体成形物20に、フロントグリル90から取込まれる風が通過可能な開口21が設けられており、該開口21が開放される場合と閉塞される場合とでフロントグリル90からクーリングモジュール100に至る風の流れを変えることができるようになっている。その為、開口21が開放されるか閉塞されるかで、HEVとBEV等の走行駆動源が異なる車両同士でクーリングモジュール100に導く風流れを異ならせることができる。したがって、HEVとBEV等の走行駆動源が異なる車両同士でアブソーバ部30とダクト部40が一体成形された一体成形物20を共通化できる。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の前部に搭載されるクーリングモジュールより車両前側の位置に設けられるアブソーバ部と、前記クーリングモジュールより車両前側の位置に設けられておりフロントグリルから取込まれる風が内側スペースを通って前記クーリングモジュールに到達可能となっているダクト部と、が一体成形された一体成形物を有する、車両前部構造であって、
前記一体成形物に、前記フロントグリルから取込まれる風が通過可能な開口が設けられており、該開口が開放される場合と閉塞される場合とで前記フロントグリルから前記クーリングモジュールに至る風の流れを変えることができるようになっている、車両前部構造。
続きを表示(約 960 文字)
【請求項2】
前記開口は、前記一体成形物とは別部品であり該一体成形物に比べて小型の板状部品を用いて閉塞可能となっている、請求項1記載の車両前部構造。
【請求項3】
前記アブソーバ部はロアアブソーバとして機能する、請求項1記載の車両前部構造。
【請求項4】
前記一体成形物は、車両の前部の少なくとも一部を車両下側から覆うアンダーカバーとは別部品であり該アンダーカバーの車両上側に配置されている、請求項3記載の車両前部構造。
【請求項5】
前記開口は、前記アブソーバ部を車両上下方向に貫通させて形成されている、請求項3記載の車両前部構造。
【請求項6】
前記開口には、車両前後方向かつ車両上下方向に延びるリブが少なくとも1つ設けられている、請求項5記載の車両前部構造。
【請求項7】
前記リブは、車両上下方向の一部に、車両上下方向のその他の部分に比べて車両左右方向幅が大となる拡幅部を有する、請求項6記載の車両前部構造。
【請求項8】
前記アブソーバ部は、前記開口の車両前側に位置するアブソーバ前部と、前記開口の車両後側に位置するアブソーバ後部と、を有しており、
前記アブソーバ後部に、車両前後方向の荷重に対する剛性を高める後側リブが、車両前後方向に延びて設けられている、請求項5記載の車両前部構造。
【請求項9】
前記一体成形物は、前記アブソーバ後部で、前記クーリングモジュールより車両前側に配置されるバンパリンフォースメントの車両下側にあり車両左右方向に延びるロアバンパリンフォースメントに車両前側から取付けられており、
前記開口が開放される場合には、前記フロントグリルから取込まれる風の一部が、前記開口を通り、前記ロアバンパリンフォースメントの車両下側のスペースを流れて前記クーリングモジュールに到達可能となっている、請求項8記載の車両前部構造。
【請求項10】
前記一体成形物は、さらに、前記アブソーバ部の車両上側に設けられる第2のアブソーバ部も一体成形されており、
前記第2のアブソーバ部はアッパアブソーバとして機能する、請求項3記載の車両前部構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両前部構造に関し、特に、アブソーバ部とダクト部とが一体成形された一体成形物を有する車両前部構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
車両においては、走行風を、フロントグリルからフロントコンパートメント内に取込み、フロントコンパートメント内に設けられるクーリングモジュール(ラジエータやコンデンサ)に当てる事で、クーリングモジュールを流れる冷却水や冷媒を冷却している。
【0003】
ところで、HEV(Hybrid Electric Vehicle)とBEV(Battery Electric Vehicle)等、走行駆動源が異なる車両がある。そして、かかる走行駆動源の違いによりHEVとBEVとではクーリングモジュールが異なっており、冷却要求性能が異なる為、冷却の為の風を当てたい場所も異なっている。
【0004】
図10、図11を用いて説明する。HEVにあっては、図10に示すように、クーリングモジュール1に、内燃機関の冷却回路に設けられるHTラジエータ1aと、該HTラジエータ1aの下側にあり内燃機関に比べて発熱量が少ない電動部品の冷却回路に設けられるLTラジエータ1bと、が設けられているものがある。そして、フロントグリル2から取込んでクーリングモジュール1に当てる風の量を確保する為に、フロントグリル2がロアグリル2aとロアグリル2aの車両上側に設けられる図示略のアッパグリルとの両方を有しており、ロアグリル2aとアッパグリルの両方から風を取込んでクーリングモジュール1(HTラジエータ1aとLTラジエータ1bの両方)に導くようになっている(矢印A,B1,B2)。それに対して、BEVにあっては、図11に示すように、内燃機関が設けられておらずHTラジエータに相当するラジエータが不要である為、意匠性、商品性(差別化)の為にロアグリル2aのみが設けられてアッパグリルが設けられていないものがあり、この場合、ロアグリル2aから取込んだ風をクーリングモジュール1の前面全体に行き渡らせるようになっている(矢印B)。
【0005】
その為、HEVとBEVとで風流れを変える必要があり、フロントグリルから取込んだ風をクーリングモジュール1に導くダクト3が、HEVとBEVとで共通化されておらず個別に設定されている。
【0006】
したがって、ダクト3を作製する為に、HEV用とBEV用とで2種類の金型が必要になる。また、ダクト3は、比較的大きなフロントグリル2から取込んだ風を導く為、比較的大型である。よって、HEV用とBEV用とで2種類の比較的大型の金型が必要になり、金型費用がかかってしまう。
【0007】
特許文献1-3は、比較的大型の型成形品同士を一体化することで、比較的大型の金型数を削減する技術を開示している。
具体的には、特許文献1(特開2016-055700号公報)は、ロアアブソーバとロアアブソーバの上側に設けられる導風板とを一体成形する技術を開示している。また、特許文献2(特開2012-171405号公報)は、アッパアブソーバとアッパダクト及びロアダクトとを一体成形する技術を開示している。また、特許文献3(特開2012-236494号公報)は、アッパアブソーバとラジエータへ風を導くダクトとを一体化する技術を開示している。
【0008】
しかし、上記の各特許文献1-3には、HEVとBEV等の走行駆動源が異なる車両で型成形品を共通化させることについては、何ら記載がない。その為、走行駆動源の違いによりフロントグリルから取り込んだ走行風の流れを変えたい場合、それぞれ異なる比較的大型の金型が依然として必要であり、金型費用がかかってしまう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2016-055700号公報
特開2012-171405号公報
特開2012-236494号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、走行駆動源の違いによらず型成形品を共通化できる、車両前部構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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