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公開番号2025010464
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-21
出願番号2023208524
出願日2023-12-11
発明の名称円筒型電池セル、電池アセンブリ及び電子機器
出願人株式会社AESCジャパン
代理人個人
主分類H01M 50/533 20210101AFI20250110BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】集電体とロール溝との間の径方向における相対変位によって影響を受ける、集電体と筐体との間の導電安定性が向上した円筒型電池セルを提供する。
【解決手段】円筒型電池セルは、筐体110と、電極アセンブリ120と、集電体130と、を含む。筐体は、開口部114を含み、開口部の側壁にはロール溝113が形成される。電極アセンブリは、筐体内に封止されて配置され、ロール溝は、電極アセンブリの軸方向における動きを制限する。第1のタブは、開口部に面する電極アセンブリの一側に配置される。集電体は、筐体内に配置され、ロール溝の電極アセンブリとは離れた一側に接続される筐体接続部133と、第1のタブに接続されるタブ接続部132と、を含む。筐体接続部には、筐体接続部の径方向における変位を規制する位置決め部140が設置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
開口部を含み、前記開口部の側壁にはロール溝が形成される、筐体と、
前記筐体内に封止されて配置され、前記ロール溝は、前記電極アセンブリの軸方向における動きを制限し、前記開口部に面する前記電極アセンブリの一側には第1のタブが設置される、電極アセンブリと、
前記筐体内に配置され、筐体接続部と、タブ接続部と、接続アームと、を含み、前記筐体接続部は、前記接続アームを介して前記タブ接続部に接続され、前記筐体接続部は、前記電極アセンブリから離れた前記ロール溝の一側に接続され、前記タブ接続部は、前記第1のタブに接続される、集電体と、
を備え、
前記筐体接続部及び/又は前記接続アームには位置決め部が設置され、前記位置決め部は、前記筐体接続部の径方向における変位を規制するように設置される、
円筒型電池セル。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記集電体は、プレート本体をさらに含み、前記筐体接続部と前記プレート本体は、前記接続アームを介して接続され、前記筐体接続部は、前記筐体の周方向に沿って延伸し、前記位置決め部は、前記筐体の高さ方向に沿って前記電極アセンブリに向けて延伸する前記筐体接続部によって形成され、前記位置決め部は、前記ロール溝の内側壁に当接する、
請求項1に記載の円筒型電池セル。
【請求項3】
少なくとも2つの前記位置決め部は、前記筐体接続部に配置され、前記少なくとも2つの位置決め部は、前記接続アームの両側に配置される、
請求項2に記載の円筒型電池セル。
【請求項4】
前記位置決め部は、前記筐体の高さ方向に沿って前記電極アセンブリに向けて延伸する前記接続アームによって形成され、前記位置決め部は、前記ロール溝の内側壁に当接する、
請求項1に記載の円筒型電池セル。
【請求項5】
前記位置決め部と前記筐体接続部との間には鈍角が形成される、
請求項1乃至4に記載の円筒型電池セル。
【請求項6】
前記接続アームには応力緩衝構造が設置される、
請求項5に記載の円筒型電池セル。
【請求項7】
前記接続アーム、前記筐体接続部及び前記プレート本体が一体的に形成され、前記接続アームは複数の湾曲部を含み、前記湾曲部は、押圧されると変形する、
請求項6に記載の円筒型電池セル。
【請求項8】
前記接続アームと前記筐体接続部は独立した部品であり、前記接続アームは、可撓性を有する素材で形成される、
請求項6に記載の円筒型電池セル。
【請求項9】
前記電極アセンブリから離れた前記ロール溝の一側にはシールリングが配置され、前記筐体接続部に面する前記シールリングの端面には回避構造が設置される、
請求項1に記載の円筒型電池セル。
【請求項10】
前記回避構造は環状溝構造であり、前記筐体接続部は前記環状溝構造内に収容される、
請求項9に記載の円筒型電池セル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池技術の分野に関し、具体的には、円筒型電池セル、電池アセンブリ、及び電子機器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
現在、46シリーズの大型円筒型電池セルは、その高い安全性、長い耐用年数、優れた急速充電性能、優れた電池の一貫性、及び低生産コストにより、大手自動車会社からの支持が高まっている。現在、大型円筒型電池セルの主流は、フルタブ設計で、正極と負極を同一側に配置する構成となっている。フルタブ巻芯は、それぞれ正極集電体及び負極集電体を介して、電極柱及び筐体に接続され、これにより、正極と負極が同一側に配置される。集電体を筐体に接続する場合、比較的安定した溶接面を形成するには、筐体の開口部に加工溝を成形し、次に、工具圧力を加えることにより、集電体の筐体接続部分を溶接面にしっかりと押し付け、最終的に溶接して、筐体をマイナスに帯電させる必要がある。筐体接続部を溶接面に押し付ける工程において、筐体接続部と筐体のロール溝との間には径方向における相対変位が非常に生じやすいため、集電体とロール溝との間の安定した溶接面を確保することが難しく、溶接品質が低下しやすい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
関連技術の上記の欠点を考慮して、本発明は、集電体とロール溝との間の径方向における相対変位によって影響を受ける、集電体と筐体との間の導電安定性という技術的問題を解決するための、円筒型電池セル、電池アセンブリ及び電子機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的及び他の関連目的を達成するために、本発明は、筐体と、電極アセンブリと、集電体と、を含む円筒型電池セルを提供する。筐体は、開口部を含み、開口部の側壁にはロール溝が形成される。電極アセンブリは筐体内に封止されて配置され、ロール溝は電極アセンブリの軸方向における動きを制限する。第1のタブは、開口部に面する電極アセンブリの一側に配置される。集電体は、筐体内に配置され、集電体は、筐体接続部と、タブ接続部と、接続アームと、を含む。筐体接続部は、接続アームを介してタブ接続部に接続される。筐体接続部は、電極アセンブリから離れたロール溝の一側に接続され、タブ接続部は、第1のタブに接続される。ここで、筐体接続部及び/又は接続アームには、位置決め部が設置され、位置決め部は、筐体接続部の径方向における変位を規制するために設置される。
【0005】
本発明の円筒型電池セルの一例において、集電体は、プレート本体をさらに含み、筐体接続部とプレート本体とは、接続アームを介して接続され、筐体接続部は、筐体の周方向に沿って延伸する。位置決め部は、筐体の高さ方向に沿って電極アセンブリに向けて延伸する筐体接続部によって形成され、位置決め部は、ロール溝の内側壁に当接する。
【0006】
本発明の円筒型電池セルの一例において、筐体接続部上には、少なくとも2つの位置決め部が設置され、少なくとも2つの位置決め部は、接続アームの両側に位置する。
【0007】
本発明の円筒型電池セルの一例において、位置決め部は、筐体の高さ方向に沿って電極アセンブリに向けて延伸する接続アームによって形成され、位置決め部は、ロール溝の内側壁に当接する。
【0008】
本発明の円筒型電池セルの一例において、位置決め部と筐体接続部との間には鈍角が形成される。
【0009】
本発明の円筒型電池セルの一例において、応力緩衝構造は、接続アームに配置される。
【0010】
本発明の円筒型電池セルの一例において、接続アーム、筐体接続部及びプレート本体は、一体的に形成される。接続アームは、複数の湾曲部を含み、湾曲部は、押圧されると変形する。
(【0011】以降は省略されています)

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