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公開番号2025010361
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024192267,2024506522
出願日2024-10-31,2023-06-27
発明の名称巻線装置及び巻線方法
出願人NITTOKU株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類H01F 41/06 20160101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】巻芯に対する巻線精度を向上させる。
【解決手段】ノズル24から繰り出される線材1を巻芯30に巻線する巻線装置100は、先端部24aから線材1を繰り出すノズル24と、ノズル24から繰り出された線材1が巻き付けられる巻胴部31と、巻胴部31の一端側に設けられる第1鍔部32と、を有する巻芯30と、被回転部材となるノズル24及び巻芯30の何れか一方の回転を制御する制御部50と、を備え、制御部50は、線材1が第1鍔部32に向かって巻胴部31に巻き付けられる途中において計測された線材1と第1鍔部32との間の間隙長さL1に基づいて、被回転部材の必要回転角度を演算し、被回転部材を必要回転角度だけ回転させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ノズルから繰り出される線材を巻芯に巻線する巻線装置であって、
先端部から前記線材を繰り出す前記ノズルと、
前記ノズルから繰り出された前記線材が巻き付けられる巻胴部と、前記巻胴部の一端側に設けられる鍔部と、を有する前記巻芯と、
被回転部材となる前記ノズル及び前記巻芯の何れか一方の回転を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記線材が前記鍔部に向かって前記巻胴部に巻き付けられる途中において計測された前記線材と前記鍔部との間の間隙長さに基づいて、前記被回転部材の必要回転角度を演算し、前記被回転部材を前記必要回転角度だけ回転させる、
巻線装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
請求項1に記載の巻線装置であって、
前記必要回転角度は、前記間隙長さが計測された時点からの前記被回転部材の回転角度であって、前記巻胴部に巻き付けられる前記線材が前記鍔部に接するまでに必要とされる前記被回転部材の回転角度に設定される、
巻線装置。
【請求項3】
請求項1に記載の巻線装置であって、
前記巻胴部及び前記鍔部の少なくとも一方は樹脂製である、
巻線装置。
【請求項4】
請求項1に記載の巻線装置であって、
前記線材が前記鍔部に向かって前記巻胴部に巻き付けられる途中において前記鍔部及び前記線材の画像を撮像可能な撮像装置をさらに備え、
前記制御部は、前記画像から前記間隙長さを演算する、
巻線装置。
【請求項5】
被回転部材となるノズル及び巻芯の何れか一方を回転させることによって、前記ノズルから繰り出される線材を前記巻芯に巻線する巻線方法であって、
前記線材が前記巻芯の鍔部に向かって前記巻芯の巻胴部に巻き付けられる途中において前記線材と前記鍔部との間の間隙長さを計測し、
前記間隙長さに基づいて前記被回転部材の必要回転角度を演算し、
前記被回転部材を前記必要回転角度だけ回転させる、
巻線方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、巻線装置及び巻線方法に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ノズルから繰り出された線材を巻芯に巻線する巻線装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-183041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載される巻線装置では、線材の形状誤差がコイルの全長に及ぼす影響を低減することによって、コイルの全長が一定の長さとなるように巻線を行っている。しかしながら、線材が巻線される巻芯の製造誤差が大きく、鍔部間の距離にばらつきがあるような場合には、コイルの全長が目標長さとなるように巻線を行うと、鍔部間の距離が目標長さよりも短い巻芯に対して巻線したときには鍔部付近において既に巻かれた線材に新たな線材が乗り上げることとなり、鍔部間の距離が目標長さよりも長い巻芯に対して巻線したときには鍔部付近において隙間が生じることになり、結果として、巻芯に対する巻線精度が低下してしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、巻芯に対する巻線精度を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のある態様によれば、ノズルから繰り出される線材を巻芯に巻線する巻線装置は、先端部から線材を繰り出すノズルと、ノズルから繰り出された線材が巻き付けられる巻胴部と、巻胴部の一端側に設けられる鍔部と、を有する巻芯と、被回転部材となるノズル及び巻芯の何れか一方の回転を制御する制御部と、を備え、制御部は、線材が鍔部に向かって巻胴部に巻き付けられる途中において計測された線材と鍔部との間の間隙長さに基づいて、被回転部材の必要回転角度を演算し、被回転部材を必要回転角度だけ回転させる。
【0007】
本発明の別のある態様によれば、被回転部材となるノズル及び巻芯の何れか一方を回転させることによって、ノズルから繰り出される線材を巻芯に巻線する巻線方法は、線材が巻芯の鍔部に向かって巻芯の巻胴部に巻き付けられる途中において線材と鍔部との間の間隙長さを計測し、間隙長さに基づいて被回転部材の必要回転角度を演算し、被回転部材を必要回転角度だけ回転させる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る巻線装置の構成を示す側面図である。
図2は、図1のA-A線に沿う断面を示した断面図である。
図3は、撮像装置により撮像された画像の一例を示した図である。
図4は、本発明の実施形態に係る巻線方法によって行われる巻線の手順を示したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る巻線装置及び巻線方法について説明する。
【0010】
巻線装置100は、ノズル24から繰り出される線材1を巻芯30に整列巻きすることによって、整列巻きコイルを製造する装置であり、図1に示されるように、先端部24aから線材1を繰り出すノズル24と、ノズル24から繰り出された線材1が巻き付けられる巻胴部31を有する巻芯30と、ノズル24を所定のピッチ速度で移動させるノズル移動装置20と、回転軸C1を中心に被回転部材としての巻芯30を回転させる回転装置15と、ノズル移動装置20及び回転装置15を制御する制御部50と、を備える。なお、図1は、巻線装置100の側面図であるが、後述の撮像装置40については、その図示を省略している。
(【0011】以降は省略されています)

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