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公開番号2025010244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024188922,2022556483
出願日2024-10-28,2020-04-01
発明の名称複数のチャンバ薬物カートリッジのための再構成機能を備えた自動注射装置
出願人バイオコープ プロダクション ソシエテ アノニム
代理人弁理士法人浅村特許事務所
主分類A61M 5/20 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】ハンドヘルドモータ駆動薬物の再構成および自動注射を行うための装置。
【解決手段】ハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置であって、近位駆動システムを含み、近位駆動システムは、細長い本体と、遠位薬物カートリッジホルダアセンブリとを含み、近位駆動システムが、薬物カートリッジホルダアセンブリを遠位構成から近位構成に移行させ、薬物カートリッジホルダアセンブリが駆動システムによって遠位構成から近位構成に移動するときの薬物カートリッジホルダアセンブリの相対移動が、第1の物質および第2の物質を含む注射可能製品の再構成をもたらす。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)であって、
近位駆動システム(2)を含み、前記近位駆動システム(2)は、
細長い本体(3)に沿った実質的に中心長手方向軸線(4)と、前記長手方向軸線(4)に沿って前記本体(3)内に延伸するボア(5)と、を有する前記細長い本体(3)であって、制御可能な駆動モータ(6)と、前記ボア(5)内に配置された前記モータ(6)に結合された軸方向駆動可能なピストンロッド(7)と、を収容する細長い本体(3)と、
遠位薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)と、を含み、前記遠位薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)は、
第1のチャンバ(30)に格納された少なくとも第1の物質と、それぞれの第2のチャンバ(31)に格納された少なくとも第2の物質と、を含むマルチチャンバ薬物カートリッジ(25)を前記アセンブリ(11)内に収容するように構成され、前記第1および第2のチャンバ(30、31)が、前記中心長手方向軸線(4)と実質的に軸方向に整列してノーズテール配置に配置され、
前記遠位薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)が、前記近位駆動システム(2)の遠位ゾーン(23)に解放可能に取り付けられている近位端(16、19)と、注射針を受け入れるように構成されている遠位端(34)と、を有し、
前記近位駆動システム(2)および前記遠位薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)が、前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)に移動を与えるように構成され、前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)は、前記中心長手方向軸線に沿った第1の実質的に延伸した遠位構成から、前記中心長手方向軸線に沿った第2の実質的に折り畳まれた近位構成に移動し、
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)が前記駆動システム(2)によって前記長手方向中心軸(4)に沿って前記第1の実質的に延伸した遠位構成から前記第2の実質的に折り畳まれた近位構成に移動するときの前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記相対移動が、前記再構成後に、前記少なくとも第1または第2のチャンバ(30、31)のうちの1つのみの中に位置する前記少なくとも第1および第2の物質を含む注射可能製品の再構成をもたらす、ハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
続きを表示(約 2,200 文字)【請求項2】
前記カートリッジホルダアセンブリ(11)が、前記カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記構成要素を近位の折り畳み構成から遠位の延伸構成に移動させるために、前記近位駆動システム(2)によって前記再構成運動と比較して逆の相対運動で動作されるようにさらに構成される、請求項1に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項3】
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記延伸構成から前記折り畳み構成への移動が伸縮運動を含む、請求項1に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項4】
前記延伸構成から前記折り畳み構成への前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記移動が、回転伸縮運動および並進伸縮運動の両方を含む、請求項1に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項5】
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)が、前記長手方向中心軸(4)の周りに同心の軸方向に整列した複数の相互接続された細長い中空体(13、14、15)を含む、請求項1に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項6】
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)が、
前記長手方向軸線と軸方向に整列したボア(13A)を含む第1の細長い本体(13)と、
前記長手方向軸線と軸方向に整列したボア(15A)を含む第2の細長い本体(15)と、
前記長手方向軸線と軸方向に整列したボア(14A)を含む第3の細長い本体(14)と、
を含み、
前記3つの細長い本体(13、14、15)が、相互接続され、前記長手方向中心軸(4)の周りに同心の軸方向に整列して組織化される、請求項1に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項7】
前記薬物カートリッジホルダアセンブリの前記第1の細長い本体(13)および前記薬物カートリッジホルダアセンブリの前記第3の細長い本体(14)が、前記第1の細長い本体(13)の内面(18)および前記第3の細長い本体(14)の外面(36)を含む接触面を介して互いにそれぞれ接続され、
前記駆動システム(2)によって駆動されると、前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記第1の細長い本体(13)に対する前記第3の細長い本体(14)の前記構成された許容される動きは、前記長手方向軸線(4)を中心とし、前記接触面(18、36)に沿った近位方向への回転運動である、
請求項6に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項8】
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記第2の細長い本体(15)が、前記第1の細長い本体(13)の周りに同心円状に配置され、近位端(19)から遠位端(20)まで遠位方向に延伸し、
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記第2の細長い本体(15)の前記遠位端(20)が、前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記第3の細長い本体(14)の少なくとも近位端(33)の周りに同心円状に配置されて、前記少なくとも近位端(33)の上に延伸し、
前記駆動システム(2)によって駆動されると、前記薬物カートリッジホルダアセンブリの前記第2の細長い本体(15)に対する前記第3の細長い本体(14)の前記構成された許容される動きは、前記第2の細長い本体(15)の前記ボア(15A)の内側の近位方向における前記長手方向軸線(4)に沿った並進運動である、
請求項6に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項9】
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記第1の細長い本体(13)および前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の前記第2の細長い本体(15)が、前記第2の細長い本体(15)および前記第1の細長い本体(13)にそれぞれ設けられた協働するインターロック手段(51、52)を含む接触面を介して互いに接続され、
それぞれの協働するインターロック手段(51、52)は、第2の細長い本体(15)のボア(15A)内での第1の細長い本体(13)の相対的な回転運動を可能にするように構成され、
前記駆動システム(2)によって駆動されると、前記それぞれのインターロック手段(51、52)が協働して、前記第1の細長い本体(13)を前記第2の細長い本体(15)の前記ボア(15A)内で前記長手方向軸線(4)を中心に回転させる、
請求項6に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
【請求項10】
前記薬物カートリッジホルダアセンブリ(11)の近位端(16)を前記駆動システム(2)の前記軸方向に駆動可能なピストンロッド(7)に結合するように構成された結合部材(40)をさらに含む、請求項1に記載のハンドヘルドモータ駆動薬物再構成および自動注射装置(1)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に、モータ駆動式自動注射器薬物送達装置、特にモータ駆動式ペン型薬物自動注射器の分野に関する。そのような装置は、一般に当技術分野で周知であり、特に手動装置のユーザが、薬物などの注射可能な製品の注射を行うために装置を準備および/または使用することが困難である場合、手動で操作されるペン型注射器などの他の薬物送達装置の有用な代替物を提供する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
当該技術分野で知られているモータ駆動式自動注射器は、国際公開第03099357号パンフレットとして公開されているPCT出願に記載されている。この文献は、前進時に流体を流体容器から押し出すために流体容器に挿入するモータ駆動部材を有する薬剤注射装置を開示している。駆動部材は、コンパクトな装置を提供することを可能にするために駆動部材が後退したときにモータ駆動ドライバアセンブリの少なくとも一部に嵌合する内部中空部を含む。
【0003】
バレル、針、プランジャアセンブリを含むカートリッジを受け入れるように適合された自動注射器が国際公開第2014008393号パンフレットから知られており、自動注射器は、ハウジングと、カートリッジの一部を受け入れるためのカートリッジキャリアと、プランジャキャリアと、カートリッジキャリアをプランジャキャリアに結合する少なくとも1つの移送機器と、プランジャキャリアの移動を可能にする細長い駆動装置であって、プランジャキャリアおよび/またはカートリッジキャリアは、少なくとも1つの移送機器を受け入れるための開口部を含む、細長い駆動装置と、モータと、モータを細長い駆動装置に結合する変速機アセンブリとを含む。本明細書に記載の自動注射装置では、バレル、針、プランジャアセンブリおよび薬物カートリッジは、バレル、針およびプランジャアセンブリを完全に封入し包囲するハウジングに挿入可能であり、ハウジングから取り外し可能である。ハウジングは、上部および下部の2つの部分から構成されるものとして示されており、ハウジングの一方の側面に沿ってヒンジがあり、上部および下部が一方に対して他方に対して移動可能に取り付けられ、それによってハウジングの開閉を可能にする。ハウジングは、カートリッジ、針およびプランジャアセンブリの導入および使用時の取り外しを可能にするために十分にくり抜かれた部分を有するように設計されている。取り外し可能なバッテリ駆動モータは、可動キャリッジを支持するねじ付きねじを駆動し、可動キャリッジは、ねじ付きねじのねじと噛み合い、ねじにインデックスされ、モータの作動に対応して前進または後退して前進または後退方向に移動する。インデックス付き可動キャリッジは、モータの作動時に、ねじ付きねじを前方に駆動するためにプランジャアセンブリと係合して、プランジャアセンブリを前方に駆動し、薬物カートリッジに収容された薬物をカートリッジから針に排出し、そこで自動注射器のユーザに形成する。
【0004】
さらなるモータ駆動式自動注射器は、国際公開第2015044102号パンフレットとして公開されたPCT出願から知られている。この文献は、活性成分を患者の体内に注射するために使用される注射ペンを示し、装置は、電動モータと、活性成分を保存するためのカートリッジと、カートリッジ内で摺動するように適合されたピストンと、注射中にモータによって駆動されるカートリッジ内のピストンを押すための機構と、表示画面と、注射される活性成分の量を制御するための手段とを含む。モータ、押し込み機構およびカートリッジはすべて、共通の長手方向軸線に沿って整列している。
【0005】
上記の従来技術の例から分かるように、モータ駆動ペン注射器などのハンドヘルドモータ駆動自動注射装置はそれ自体公知であり、一般に、
細長い本体に沿って実質的に中心の長手方向軸線を有し、中空の細長い本体内に位置する前記長手方向軸線に沿って延伸するボアを画定する中空の細長い本体を含む駆動システムであって、駆動システムの細長い中空本体は、ユーザ制御可能な駆動モータと、モータに結合され、ボア内に位置する軸方向に駆動可能なピストンロッドとをさらに収容する、駆動システムと、
駆動システムに取り付けられるか、または駆動システムの一体部分を形成する薬物カートリッジホルダアセンブリであって、カートリッジホルダは、薬物などの注射可能物質を有するカートリッジを収容する、薬物カートリッジホルダアセンブリと、
のうちの1つまたは複数を含むとみなすことができる。
【0006】
上記で例示された文献は、一般に、注射される予め調製された製剤を含有する単一チャンバ薬物カートリッジまたは単一シリンジ構成のいずれかに関する。残念ながら、事前に調製された製剤のために、すべての薬物または薬物の組み合わせを調製および/または製剤化することができるわけではない。一部の薬物は、比較的不安定であるか、または比較的短い格納寿命を有し、一旦希釈され、溶解され、そうでなければ注射可能な製品製剤に構成される。いくつかの治療的処置はさらに、別個のまたは類似の薬物の同時投与を必要とし、これらの薬物は、注射可能な薬物の通常の格納および分配のために使用される条件で一緒に格納された場合には適合しない。このため、複数の同時または逐次薬物注射システムが開発されている。
【0007】
あるいは、投与前に注射可能な薬物製品を構成または再構成するマルチチャンバカートリッジの使用を可能にする自動注射器ペンなどのモータ駆動式薬物注射システムが開発されている。そのようなシステムは、国際公開第2019002534号として公開されたPCT出願から知られている。この文献は、薬剤を投与するための自動注射器を開示し、自動注射器は、ハウジングと、第1のストッパと薬剤を収容するカートリッジ区画とを含むカートリッジを受け入れるように構成されたカートリッジ受け部であって、カートリッジ区画が、薬剤の第1の薬剤成分を収容する第1のカートリッジ小区画と薬剤の第2の薬剤成分を収容する第2のカートリッジ小区画とを有する、カートリッジ受け部と、プランジャロッドを後退したプランジャロッド位置と延伸したプランジャロッド位置との間で移動させるように結合された駆動モジュールであって、プランジャロッドが第1のストッパを移動させるように構成されている、駆動モジュールと、駆動モジュールに結合された処理ユニットと、を含み、処理ユニットは、プランジャロッドを第1のプランジャロッド位置からミックスプランジャロッド位置にミックスプランジャロッド速度で移動させるように駆動モジュールを制御するように構成され、混合プランジャロッド位置は、第1の薬剤成分が第2の薬剤成分と混合される位置に第1のストッパを位置決めし、自動注射器の多数の完全な反転が実行された後に開始信号を提供するように選択される。
【0008】
マルチチャンバ薬物カートリッジの問題の1つは、マルチチャンバ薬物カートリッジが、多くの場合、四肢、通常は近位端によってのみ駆動システムに保持されるため、駆動システムに正しく安全に装着することが問題となり得ること、またはピストンロッドの駆動中に十分な軸方向安定性を維持するために駆動システム本体に完全に収容される必要があることである。このようなモータ駆動システムの本体は、いずれにしても既にかなり長いので、駆動システム本体の近位端にマルチチャンバ薬物カートリッジを取り付けると、自動注射器の全長にかなりの長さが追加される傾向がある。この余分な長さは、多くの場合、そのようなシステムの平均的なユーザにとって使用上の困難さを増大させる原因であり、その理由は、ユーザが片手で容易に装置を操作および操作することが困難であることが分かり、関連する治療レジメンの患者コンプライアンスの低下につながる可能性があるからである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
国際公開第03099357号パンフレット
国際公開第2014008393号パンフレット
国際公開第2015044102号パンフレット
国際公開第2019002534号パンフレット
【発明の概要】
【0010】
したがって、本発明の1つの目的は、注射前に少なくとも二重チャンバカートリッジ内に自動再構成機能も含み、自動注射装置がペン型薬物注射器などの長手方向に軸方向に構成された自動注射器である、長さが短縮されたモータ駆動自動注射装置を提供することである。
(【0011】以降は省略されています)

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