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公開番号2025010138
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024165843,2022504262
出願日2024-09-25,2020-07-17
発明の名称携帯型保持チャンバ
出願人トゥルーデル メディカル インターナショナル インコーポレイテッド
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61M 15/00 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】保持チャンバに関し、特に、関連の加圧式計量投与型吸入器を収納して持ち運ぶ携帯型弁付き保持チャンバを提供する。
【解決手段】計量投与型吸入器から一回分投与量の薬物を何回も送り出すことができる保持チャンバを含む薬物送出システム。保持チャンバは、出口開口部とのユーザインターフェースを備えた第1のハウジング構成部品および第1のハウジング構成部品の出口開口部から間隔を置いて位置する入口開口部を備えた第2のハウジング構成部品を有する。第1のハウジング構成部品は、ピボット軸線回りに第2のハウジング構成部品に回動可能に連結されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
保持チャンバであって、
出口開口部を有するユーザインターフェースを備えた第1のハウジグ構成部品と、
前記第1のハウジング構成部品の前記出口開口部から間隔を置いて位置している入口開口部を有する第2のハウジグ構成部品とを有し、前記第1のハウジング構成部品は、ピボット軸線回りに前記第2のハウジング構成部品に回動可能に連結され、前記第1のハウジング構成部品と前記第2のハウジング構成部品は、前記第1および前記第2のハウジング構成部品が密閉内部空間を画定する閉鎖形態と、前記第1および前記第2のハウジング構成部品が前記内部空間と連通した接近開口部を画定する開放形態との間で前記ピボット軸線回りに互いに対して回動可能である、保持チャンバ。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
メンブレンをさらに有し、前記メンブレンは、前記入口開口部を閉鎖する第1の形態と、前記メンブレンの少なくとも一部が前記入口開口部を画定する第2の形態との間で動くことができる、請求項1記載の保持チャンバ。
【請求項3】
前記メンブレンは、複数のスリットによって離隔された複数の可撓性区分を有し、前記可撓性区分は、前記メンブレンが前記第1の形態と前記第2の形態との間で動いているときに互いに対して動くことができる、請求項2記載の保持チャンバ。
【請求項4】
前記第2の形態において前記可撓性区分によって画定される前記入口開口部は、第1の面積を定め、前記スリットは、第2の面積を定め、前記第2の面積は、前記第1の面積よりも小さい、請求項3記載の保持チャンバ。
【請求項5】
前記スリットのうちの少なくとも幾つかの末端部のところに位置決めされた逃げ開口部をさらに有する、請求項3記載の保持チャンバ。
【請求項6】
前記複数の可撓性区分は、三角形の形をした一対の端可撓性区分を含む少なくとも4つの可撓性区分から成る、請求項3記載の保持チャンバ。
【請求項7】
前記少なくとも4つの可撓性区分は、6つの可撓性区分から成る、請求項6記載の保持チャンバ。
【請求項8】
前記6つの可撓性区分のうちの4つの可撓性区分は、前記端可撓性区分相互間に配置され、前記4つの可撓性区分相互間には十字形の開口部が形成されている、請求項7記載の保持チャンバ。
【請求項9】
前記出口開口部を覆って配置された吸入弁をさらに有し、前記吸入弁は、前記吸入弁が前記出口開口部を閉鎖する閉鎖形態と、前記吸入弁の少なくとも一部分が前記出口開口部から遠ざけられて吸入中に前記出口開口部を通る空気の流れを可能にする開放形態との間で動くことができる、請求項1記載の保持チャンバ。
【請求項10】
前記ユーザインターフェースに隣接して配置された呼出弁をさらに有し、前記呼出弁は、前記呼出弁が吸入中に前記ユーザインターフェースと前記周囲環境とを連通させる排気出口を閉じる閉鎖形態と、前記呼出弁の少なくとも一部分が呼出中に前記排気出口を通って前記周囲環境に至る空気の流れを可能にする開放形態との間で動くことができる、請求項8記載の保持チャンバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、保持チャンバに関し、特に、関連の加圧式計量投与型吸入器(metered dose inhaler:MDI)を収納して持ち運ぶ携帯型弁付き保持チャンバ(valved holding chamber:VHC)に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
VHCおよびMDIシステムは、典型的には、例えば喘息、COPDおよび嚢胞性線維症のような症状を治療するために用いられる。MDIだけの使用は、喘息増悪中に効果的な軽減を最大限に高めることはなくまたはもたらさない場合があり、患者は、MDI、特に救急用吸入器が常時働いているとの確信を持てない場合がある。VHCとMDIの使用の組み合わせによりMDIの有効性が向上するが、ユーザは、大抵の市販のVHCのサイズに起因してVHCを持ち運んではいない場合が多い。それと同時に、VHCの容積および/または長さがVHCのエーロゾル出力と相関関係があり、このことは、VHCの形態が適正な投薬に適したままでなければならない。
【0003】
加うるに、多くの市販のVHCは、MDIとは別個に保管され、それによりユーザは、2つのデリバリ器具を持ち運ぶとともにこれらのありかを把握しておく必要があるが、このことは、例えば喘息発作を生じたときに容易なことではない場合がある。MDIおよびVHCのありかを突き止めることは、夜間または光がわずかしかない環境、特にMDIまたはVHCがバッグの中に入れられているような状況では、さらにいっそう困難な場合がある。ヘルスケア提供者によるVHCの処方ならびに患者によるコンプライアンスは、特にVHCが使用間でMDIを保管することができる場合、比較的小型かつ携帯可能なVHCの利便性につれて高まる可能性が高い。
【発明の概要】
【0004】
一観点では、保持チャンバの一実施形態は、出口開口部を有するユーザインターフェースを備えた第1のハウジグ構成部品と、第1のハウジング構成部品の出口開口部から間隔を置いて位置している入口開口部を有する第2のハウジグ構成部品とを有する。第1のハウジング構成部品は、ピボット軸線回りに第2のハウジング構成部品に回動可能に連結されている。第1のハウジング構成部品と第2のハウジング構成部品は、第1および第2のハウジング構成部品が密閉内部空間を画定する閉鎖形態と、第1および第2のハウジング構成部品が内部空間と連通した接近開口部を画定する開放形態との間でピボット軸線回りに互いに対して回動可能である。
【0005】
別の観点では、保持チャンバの一実施形態は、第1のハウジング構成部品に可動的に連結されたキャップをさらに有し、キャップは、キャップが第2のハウジング構成部品に係合して第1および第2のハウジング構成部品を閉鎖形態に保つ閉鎖位置と、キャップが第2のハウジング構成部品から係合解除されて第1および第2のハウジング構成部品が開放形態に回動可能であるようになっている開放位置との間で動くことができる。
【0006】
さらに別の観点では、保持チャンバ用の封止可能なバックピースの一実施形態は、複数の可撓性区分を含む可撓性メンブレンを有し、複数の可撓性区分は、可撓性区分の自由縁を定める複数のスリットによって互いに隔てられ、可撓性区分は、隣り合う可撓性区分の自由縁が互いに近接して位置決めされる閉鎖形態と、可撓性区分が入口開口部を形成するよう変形する開放形態との間で互いに対して動くことができ、スリットは、閉鎖形態において可撓性メンブレンを貫通する唯一の開口部を定め、可撓性区分のうちの少なくとも2つの自由縁は、可撓性区分が閉鎖形態にあるときに互いに間隔を置いて位置して相互に交差しない。
【0007】
さらに別の観点では、薬物デリバリシステムを使用する方法の一実施形態は、第1のハウジング構成部品を第2のハウジング構成部品に対して閉鎖形態から開放形態に動かすステップを含み、第1のハウジング構成部品は、出口開口部を備えたユーザインターフェースを有し、第2のハウジング構成部品は、第1のハウジング構成部品の出口開口部から間隔を置いて位置する入口開口部を有する。この方法は、第1のハウジング構成部品と第2のハウジング構成部品との間に設けられた加圧式計量投与型吸入器を開放形態にある第1のハウジング構成部品と第2のハウジング構成部品との間に形成された接近開口部を通して取り出すステップと、第1のハウジング構成部品と第2のハウジング構成部品を開放形態から閉鎖形態に動かし、それにより密閉された内部チャンバを形成するステップと、吸入器の一部分を入口開口部に通して挿入するステップと、薬物を吸入器から、閉鎖形態に配置された第1および第2のハウジング構成部品によって画定されている内部チャンバ中に分注するステップとをさらに含む。
【0008】
さらに別の観点では、保持チャンバの一実施形態は、出口開口部を備えたユーザインターフェース端部分および外周縁を備えた楕円形の弁座を有するハウジング構成部品を有する。吸入弁が弁座の外周縁と重なり合う内周縁を備えた中央の楕円形開口部を有する。吸入弁は、内周縁の少なくとも一部分が外周縁から間隔を置いて位置する吸入形態と内周縁が外周縁に係合する呼出形態との間で動くことができる。
【0009】
種々の観点および種々の実施形態は、従来型保持チャンバと比較して顕著な利点を奏する。例えば、保持チャンバは、MDIを保護する保管位置で収容することができ、本発明はこれには限定されない。保持チャンバは、MDIを完全に包み込んでこれをきっちりとしてがたつきのない配置状態に保持する。一実施形態では、保持チャンバは、耐水性である。同時に、保持チャンバは、MDIへの接近を可能にするよう迅速かつ容易に開放可能であり、患者は、MDIを内部空間から迅速に取り出して使用のためにバックピースに通して挿入することができる。キャップは、保持チャンバを閉鎖形態に維持し、例えば不用意に落下した場合にその不用意な開放を阻止し、その間もまた、マウスピース入口開口部を覆って保持チャンバの内部空間の汚染を阻止する。
【0010】
上記段落は、一般的な導入内容として提供されており、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を限定するものではない。種々の好ましい実施形態は、さらなる利点と一緒に、添付の図面と関連して行われる以下の詳細な説明を参照すると最もよく理解されよう。
(【0011】以降は省略されています)

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