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公開番号2025009995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2024103601
出願日2024-06-27
発明の名称医療用一酸化窒素を供給するための装置上に保守リマインダを表示すること
出願人イノシステムズ,INOSYSTEMS
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類A61M 16/12 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】NO含有ガス流を送達する装置が適切に機能しているかの必須のチェックを実行し損ねるリスクを最小限に抑えることを可能とするNO含有ガスを供給するための装置を提供する。
【解決手段】弁手段(7)を備える、NO含有ガスの流れを運ぶための内部回路(6)と、マイクロプロセッサ(9)を有する制御手段(8)と、触覚グラフィカル表示画面(4)と、少なくとも1つのセンサ(112)を備えるガス分析ライン(111)とを備える、NO含有ガスを供給するための装置(1)に関する。制御手段(8)は、所与の時間頻度で、第1の仮想選択キーの、触覚グラフィカル表示画面(4)上での一時表示を制御するように構成され、ユーザによる第1の仮想選択キーの作動は、ガス分析ライン(111)の1つ以上のセンサ(112)の較正手順を開始する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
NO含有ガスを供給するための装置(1)であって、
-弁手段(7)を備える、NO含有ガスの流れを運ぶための内部ガス回路(6)と、
-マイクロプロセッサ(9)を有する制御手段(8)と、
-前記制御手段(8)によって制御される触覚グラフィカル表示画面(4)と、
-前記制御手段(8)に電気的に接続された少なくとも1つのセンサ(112)を備えるガス分析ライン(111)と
を備える、装置において、前記制御手段(8)は、所与の時間頻度で、少なくとも第1の仮想選択キー(81)の、前記触覚グラフィカル表示画面(4)上での一時表示を制御するように構成され、ユーザによる前記第1の仮想選択キー(81)の作動は、前記ガス分析ライン(111)の1つ以上の前記センサ(112)の較正手順の、前記制御手段(8)による開始を引き起こすことを特徴とする、装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1の仮想選択キー(81)は、前記センサの較正手順の開始に対応する選択であって、前記ユーザによって行われた選択に対応する少なくとも1つの制御信号を前記制御手段(8)に供給するために、前記制御手段(8)と協働することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記制御手段(8)は、特に前記センサの較正手順についての、実施されるべき1つ以上の安全性チェックに関連する情報(80)の少なくとも1つの項目の、前記触覚グラフィカル表示画面(4)上での表示を制御するように更に構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記制御手段(8)は、少なくとも1日1回の時間頻度で前記情報(80)の少なくとも1つの項目及び/又は前記第1の仮想選択キー(81)の表示を制御するように構成されていることを特徴とする、請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記制御手段(8)は、前記第1の仮想選択キー(81)と同時に又はそれに続いて第2の仮想選択キー(82)の表示を更に制御するように構成され、前記第2の仮想選択キー(82)は、前記第2の仮想選択キー(82)のユーザ作動に反応して前記センサの較正手順をキャンセルするか又は拒否するように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記制御手段(8)は、前記情報(80)の少なくとも1つの項目と、前記第1の仮想選択キー(81)及び任意選択で第2の仮想選択キー(82)との同時表示を制御するように構成されていることを特徴とする、請求項3に従属する請求項5に記載の装置。
【請求項7】
前記制御手段(8)は、前記内部ガス回路(6)中のガスのいかなる循環も許可又は停止するように、前記内部ガス回路(6)中のガスの流れを制御するために前記弁手段(7)を制御することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
少なくとも1つの前記センサ(112)は、1つ以上の電気化学セルを備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記制御手段(8)は、前記情報(80)の少なくとも1つの項目と、ポップアップウィンドウ(84)内の前記第1の仮想選択キー(81)及び任意選択で第2の仮想選択キー(82)との同時表示を制御するように構成されていることを特徴とする、請求項6に記載の装置。
【請求項10】
前記制御手段(8)は、1日1~4回、好ましくは1日1又は2回の時間頻度で前記情報(80)の少なくとも1つの項目及び/又は前記第1の仮想選択キー(81)の表示を制御するように構成されていることを特徴とする、請求項4に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に一酸化窒素(NO)供給装置と呼ばれ、急性肺動脈性肺高血圧症を患う1人以上の人を治療するために使用され、保守リマインダを、好ましくは毎日表示するように構成された、NOを含有するガス、特にNO/N
2
ガス混合物を供給及び監視するための装置又はデバイスに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
吸入用一酸化窒素(NOi)は、急性肺動脈性肺高血圧症を患う人、即ち、患者を治療するための標準ケアである。実際に、吸入されると、NOは、肺血管を拡張し、ガス交換を改善することによって酸素化を増大する。これらの特性は、特にEP-A-560928、EP-A-1516639、及びUS-A-10,201,564によって説明されているように、新生児遷延性肺高血圧症(PPHN)、主に成人に見られる急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、又は成人若しくは子供に見られる心臓手術における肺高血圧症などの様々な病状を治療するために使用される。
【0003】
通常、窒素(N
2
)中に希釈された少量のガス状NO(即ち、数体積ppm)は、酸素、典型的には、N
2
/O
2
混合物若しくは空気などの少なくとも20~21体積%の酸素(O
2
)、又は純酸素さえも含有するガス流中に注入及び希釈され、それは、ガス供給設備の患者回路を通って運ばれ、NO及び酸素を含有する、得られる最終ガス混合物は、次いで、患者によって吸入される。投与量に対応するNOの最終濃度は、医者又は同様の人物によって決定される。一般に、最終濃度は、当該の患者に吸入によって投与される、即ち、患者回路によって運ばれる酸素含有ガス流へのNO/N
2
混合物の注入後(即ち、約21体積%より大きい)、最終NO/N
2
/O
2
ガスにおいて、治療される母集団、即ち、新生児、子供、青年、又は大人に応じて、及び治療されるべき病気に応じて、1~80体積ppm(ppmv)のオーダーであり、典型的には、10~20ppm(ppmv)のオーダーである。
【0004】
NOi治療の実施は、通常、1つ以上のNO/N
2
シリンダ(又はNO発生器)と、NOを供給及び監視するための装置と、医療用人工呼吸器と、気管挿管チューブなどの患者回路及び呼吸インタフェース、又はガス加湿器若しくは同様のものなどの他の要素を備える患者キットとを伴う。そのような設備は、US2022/106189、EP2581103、及びEP0839546によって特に説明されている。
【0005】
機器のこれらのピースの全ては、医者によって処方されるとすぐにNOi治療を至急始める準備が整ってなければならない。患者を治療するための時間が数時間から数日になり得ることが分かった場合、治療の円滑な進行と、患者にとっての最適な安全性のこの条件下とを保証するために、それらが適切に機能しているか定期的にチェックすることが必須である。治療のいかなる予期せぬ中断も、患者の生存を脅かす可能性がある深刻なリスクに患者を晒す。
【0006】
このことから、NO供給装置が適切に機能しているか検証することは、NOiを用いる治療中に患者に供給されるNOの量を監視及び制御/調節することを可能にするので、特に重要である。特に、典型的には、患者に投与されるNOの投与量並びに毒性NO
2
の不在(又はほぼ不在)及び酸素の割合の、監視又は分析セルによる正確な測定を確実にするために、これらのセル、即ち、NO及びNO
2
含有量測定のために使用されるNO、NO
2
、及びO
2
センサと、患者に投与されるガス中の吸気される酸素分画FiO
2
とを定期的に較正することが必須である。これらの測定の正確さを維持することは、主要な安全性の側面である。
【0007】
しかしながら、NOiが投与される病院の蘇生及び手術ユニットで働く医療チーム(例えば、医者、看護師、又は他の医療従事者)は、毎日ケア及び医療手順を行っており、それは、ある特定の監視タスクの省略につながる可能性がある。
【0008】
課題は、従って、NOiを必要とする患者にNOiを使用する医療チームがNO供給装置、即ち、NO含有ガス流を送達する装置が適切に機能しているかの必須のチェック、特に、即ち、NO、NO
2
、及びO
2
センサの監視セルの定期的な較正の一部又は全てを実行し損ねるリスクを最小限に抑えることを可能にすることである。
【発明の概要】
【0009】
本発明の解決策は、このことから、NO供給装置又はNO送達装置とも呼ばれる、NO含有ガスを供給(即ち、送達)するための装置に関し、本装置は、
-内部ガス回路、例えば、弁手段を備える、NO含有ガスの流れを運ぶための内部ガス回路と、
-マイクロプロセッサベースの制御手段、即ち、コントローラ又は同様のものと、
-制御手段によって制御される触覚グラフィカル表示画面と、
-制御手段に電気的に接続された少なくとも1つのセンサを備えるガス分析ライン及び測定セルと
を備える。
【0010】
その上、制御手段は、所与の時間頻度で、少なくとも第1の仮想選択キーの、グラフィカル表示画面上での一時表示を制御するように構成され、ユーザによる第1の仮想選択キーの作動は、ガス分析ラインの1つ以上のセンサの較正手順の、制御手段による開始を引き起こす。
(【0011】以降は省略されています)

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