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公開番号2025009331
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112258
出願日2023-07-07
発明の名称燃料電池電動車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B60L 58/30 20190101AFI20250110BHJP(車両一般)
要約【課題】FCEVの周囲の人の不安感を軽減できるFCEVを提供する。
【解決手段】FCEV10は、FCスタック16と、前記FCEV10を停止した後、前記FCスタック16内の空気を水分とともに排気路30から車外に掃気する掃気装置19と、前記掃気装置19の動作を制御するコントローラ80と、を備え、前記コントローラ80は、前記FCEV10の周辺の状態を取得し、前記周辺の状態に基づいて前記掃気が不適と判断した場合、前記掃気装置19による掃気を一時的に禁止する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃料電池電動車両であって、
燃料電池スタックと、
前記燃料電池電動車両を停止した後、前記燃料電池スタック内の空気を水分とともに排気路から車外に掃気する掃気装置と、
前記掃気装置の動作を制御するコントローラと、
を備え、前記コントローラは、前記燃料電池電動車両の周辺の状態を取得し、前記周辺の状態に基づいて前記掃気が不適と判断した場合、前記掃気装置による掃気を一時的に禁止する、
ことを特徴とする燃料電池電動車両。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載の燃料電池電動車両であって、
前記周辺の状態は、前記燃料電池電動車両の周辺道路の渋滞状況、前記燃料電池電動車両の周辺における雑踏状況、および、前記燃料電池電動車両の周辺施設の混雑状況の少なくとも一つを含む、ことを特徴とする燃料電池電動車両。
【請求項3】
請求項2に記載の燃料電池電動車両であって、さらに、
情報提供サービスにアクセスして情報を取得する通信インターフェースを備え、
前記コントローラは、前記情報提供サービスから提供される情報を解析して、前記周辺の状態を取得する、
ことを特徴とする燃料電池電動車両。
【請求項4】
請求項2に記載の燃料電池電動車両であって、さらに、
前記燃料電池電動車両の外部の状態をセンシングする環境センサを含み、
前記コントローラは、前記環境センサでセンシングされた情報を解析して、前記周辺の状態を取得し、
前記環境センサは、カメラ、Lidar、ソナー、赤外線センサ、および、ミリ波レーダの少なくとも一つを含む、
ことを特徴とする燃料電池電動車両。
【請求項5】
請求項1に記載の燃料電池電動車両であって、
前記コントローラは、前記燃料電池電動車両が停止した後、少なくとも外気温度に基づいて前記掃気の目標量を決定し、前記掃気の目標量に達するまで、前記掃気を禁止された期間を避けながら、前記掃気を継続的または間欠的に実行する、ことを特徴とする燃料電池電動車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書は、燃料電池スタックを搭載した燃料電池電動車両を開示する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
燃料電池電動車両(以下「FCEV」と呼ぶ)の場合、FCEVに搭載された燃料電池スタックにおいて発電し、得られた電力でFCEVを駆動する。ここで、燃料電池スタックは、その駆動停止後に、発電過程で生じた水分が残存する。冬季等の低温環境下において、こうした水分を放置すると、当該水分が凍結し、燃料電池スタックの再起動に悪影響を与える。
【0003】
そこで、従来から、低温環境の場合、FCEVの停止後に、燃料電池スタックの空気を水分とともに排気路から車外に掃気することが提案されている。例えば、特許文献1には、燃料電池スタックの温度を検出し、当該温度に応じて、燃料電池スタックを掃気する技術が開示されている。かかる技術によれば、燃料電池スタック内での水分の凍結を防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-043854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
燃料電池スタックを掃気した場合、排気路からは水分を含んだ空気が排出される。この空気が外気で冷やされ、水蒸気が霧化することで、排気は、白煙状になる。こうした白煙状の排気は、有害物質を含まない無害なものである。しかし、FCEVの周囲にいる第三者は、当該煙の性質を判別できないため、FCEVが有害物質を排出していると誤解され、第三者に不安感を与えるおそれがある。
【0006】
そこで、本明細書は、FCEVの周囲の人の不安感を軽減できるFCEVを開示する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本明細書で開示する燃料電池電動車両は、燃料電池スタックと、前記燃料電池電動車両を停止した後、前記燃料電池スタック内の空気を水分とともに排気路から車外に掃気する掃気装置と、前記掃気装置の動作を制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、前記燃料電池電動車両の周辺の状態を取得し、前記周辺の状態に基づいて前記掃気が不適と判断した場合、前記掃気装置による掃気を一時的に禁止する、ことを特徴とする。
【0008】
かかる構成とすることで、FCEVの周囲の人の不安感を与えるような不適な状況下で掃気が実行されないため、周囲の人の不安感を軽減できる。
【0009】
この場合、前記周辺の状態は、前記燃料電池電動車両の周辺道路の渋滞状況、前記燃料電池電動車両の周辺における雑踏状況、および、前記燃料電池電動車両の周辺施設の混雑状況の少なくとも一つを含んでもよい。
【0010】
かかる構成とすることで、FCEVの周囲に人がいる可能性を適切に推測でき、周囲の人の不安感を、より確実に軽減できる。
(【0011】以降は省略されています)

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