TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025009304
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112217
出願日
2023-07-07
発明の名称
染色毛髪の褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の褪色抑制方法
出願人
株式会社コーセー
代理人
弁理士法人 小野国際特許事務所
主分類
A61K
8/37 20060101AFI20250110BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】染色した毛髪の褪色を抑制し得る組成物を提供すること。
【解決手段】ハンセン溶解度パラメータにおけるδhが、δh≦9MPa
0.5
である水溶性化合物を有効成分として含有する染色毛髪の褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の褪色抑制方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ハンセン溶解度パラメータにおけるδhが、δh≦9MPa
0.5
である水溶性化合物を有効成分として含有する染色毛髪の褪色抑制用組成物。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
水溶性化合物のδd=17.7MPa
0.5
、δp=8.8MPa
0.5
、δh=1.0MPa
0.5
からのハンセン溶解度パラメータの距離Raが、Ra≦9MPa
0.5
である請求項1に記載の染色毛髪の褪色抑制用組成物。
【請求項3】
水溶性化合物が、ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテル及び/又はジカルボン酸エステルである請求項1又は2に記載の染色毛髪の褪色抑制用組成物。
【請求項4】
ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルが、ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル及びポリオキシアルキレンアルキルグルコシドよりなる群から選ばれる1種又は2種以上である請求項3に記載の染色毛髪の褪色抑制用組成物。
【請求項5】
ポリオキシブチレンポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテルが、が、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリンである請求項4に記載の染色毛髪の褪色抑制用組成物。
【請求項6】
ポリオキシアルキレンアルキルグルコシドが、PPG-10メチルグルコース及び/又はメチルグルセス-10である請求項4に記載の染色毛髪の褪色抑制用組成物。
【請求項7】
ジカルボン酸エステルが、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコールである請求項3に記載の染色毛髪の褪色抑制用組成物。
【請求項8】
高湿度条件下での褪色を抑制するものである請求項1又は2に記載の染色毛髪の褪色抑制用組成物。
【請求項9】
アウトバス用である請求項1又は2に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項10】
ハンセン溶解度パラメータにおけるδhが、δh≦9MPa
0.5
である水溶性化合物を染色毛髪に適用する染色毛髪の褪色抑制方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、染色毛髪の褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の褪色抑制方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
毛髪の染色は従前から行われているが、近年では染毛剤の性能が向上し種々の色に染色できることから、ファッションの一部として定着してきている。毛髪の染色には、染毛剤として酸化染毛料を用いる白髪染めやヘアカラーのほか、酸性染毛料を用いるヘアマニキュアなどが含まれるが、洗髪や紫外線などの要因で褪色することが知られており、染毛剤による染色効果の持続性を評価する指標として、洗髪堅ろう性試験や日光堅ろう試験による染色堅ろう性が用いられている。
【0003】
このような洗髪や紫外線による染毛の褪色防止を目的として種々の技術が検討されており、例えば、炭素数4~6の不飽和ジカルボン酸と炭素数12~24のアルコールとのエステル化合物を含有する染毛用後処理剤組成物(特許文献1)、キトサン類、ステロール類及びオキシカルボン酸を含有する毛髪化粧料(特許文献2)、引火点70℃以上150℃未満のイソパラフィン類、エステル油類又は植物油類と、引火点40℃以上70℃未満のイソパラフィン類とを含有する油性毛髪化粧料組成物(特許文献3)等が開示されている。
【0004】
一方、本発明者らは、洗髪や紫外線だけでなく、高湿度環境下で染毛の褪色が進行するという知見を得たが、このような湿度を原因とする染毛の褪色防止を目的とした技術の報告はこれまでなされていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-256280号公報
特開2007-008867号公報
特開2006-069925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、染色した毛髪の褪色を抑制し得る組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、染色した毛髪に対し、ハンセン溶解度パラメータのδhが特定の範囲にある水溶性化合物を適用すると、毛髪の褪色が抑制されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、ハンセン溶解度パラメータにおけるδhが、δh≦9MPa
0.5
である水溶性化合物を有効成分として含有する染色毛髪の褪色抑制用組成物である。
【0009】
また、本発明は、ハンセン溶解度パラメータにおけるδhが、δh≦9MPa
0.5
である水溶性化合物を染色毛髪に適用する染色毛髪の褪色抑制方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の組成物は、染色した毛髪に適用することにより、優れた褪色抑制効果が得られるものである。特に高湿度環境下で進行する褪色に対する抑制効果が高く、染色後の毛髪の色を長期間にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社コーセー
美爪料
7日前
株式会社コーセー
化粧料
7日前
株式会社コーセー
固形化粧料
7日前
株式会社コーセー
油性化粧料
7日前
株式会社コーセー
油性組成物
7日前
株式会社コーセー
固形粉末化粧料
7日前
株式会社コーセー
油中水型乳化組成物
7日前
株式会社コーセー
水中油型乳化化粧料
7日前
株式会社コーセー
表面被覆粉体、及びそれを含有する化粧料
7日前
株式会社コーセー
染色毛髪の褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の褪色抑制方法
3日前
個人
錠剤撒き器
4か月前
個人
歯の掃除具
2か月前
個人
乗馬テラピー
3か月前
個人
身体牽引装置
2か月前
個人
塗り薬塗り具
1か月前
個人
クリップ
6日前
個人
収納容器
1か月前
個人
染毛方法
2か月前
個人
発熱器具
2か月前
個人
片足歩行支援具
7日前
個人
健康器具
1か月前
個人
鼻腔拡張具
5か月前
個人
磁器治療器
3か月前
株式会社コロナ
脱臭機
4か月前
個人
眼科診療車
14日前
個人
挟圧手工爪矯正具
4か月前
個人
動体視力強化装置
3か月前
東レ株式会社
吸収制御剤
2か月前
東レ株式会社
下肢着用具
3か月前
株式会社コーセー
化粧料
7日前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
5か月前
株式会社コーセー
美爪料
7日前
株式会社ナカニシ
生検針
3か月前
個人
除菌システム
7日前
個人
避難困難者救出台車
14日前
個人
血管硬化度算出方法
3か月前
続きを見る
他の特許を見る