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公開番号2025005322
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105519
出願日2023-06-27
発明の名称油性組成物
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/25 20060101AFI20250108BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】厚膜のまま伸び広げやすく、付与した質感の持続性、二次付着レス効果および既に塗布されている化粧膜の化粧持続性に優れる油性組成物を提供すること。
【解決手段】次の成分(A)~(C);
(A)イソシアネート化合物に基づく構造単位と、
ジメチコノールに基づく構造単位と、
アルキレングリコールに基づく構造単位と、
を有するシリコーンポリウレタン
(B)25℃における動粘度が6~1000mm2/sであるシリコーン油
(C)煙霧状無水ケイ酸
を含有する、油性組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C);
(A)下記式(1)
OCN-R

-NCO (1)
(式中、R

は炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるイソシアネート化合物に基づく構造単位と、
下記式(2)
JPEG
2025005322000012.jpg
17
58
(式中、nは1~100の整数を示す)
で表されるジメチコノールに基づく構造単位と、
下記式(3)
HO-R

-OH (3)
(式中、R

はエーテル結合を有していてもよい直鎖または分岐の炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるアルキレングリコールに基づく構造単位とを有するシリコーンポリウレタン
(B)25℃における動粘度が6~1000mm

/sであるシリコーン油
(C)煙霧状無水ケイ酸
を含有する、油性組成物。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
さらに成分(D)として成分(B)以外の25℃で液状の油剤を含有する請求項1に記載の油性組成物。
【請求項3】
前記成分(B)に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/(B)が0.01~0.35である請求項1または請求項2に記載の油性組成物。
【請求項4】
前記成分(C)の含有量が0.1~20質量%である請求項1または請求項2に記載の油性組成物。
【請求項5】
さらに成分(E)として、皮膜形成剤を含有する請求項1または請求項2に記載の油性組成物。
【請求項6】
メイクアップ化粧料の上から塗布するために用いられる化粧料である請求項1または請求項2に記載の油性組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油性組成物に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
油性組成物は、肌上に疎水性の膜を形成できるため、化粧持続性に優れた化粧料等、種々のアイテムに用いられる剤型である。中でも、化粧持ち効果や二次付着防止効果を化粧膜の上から付与するオーバーコート化粧料においては、油性組成物が頻繁に用いられる。オーバーコート化粧料に求められる機能として、化粧持続性や二次付着レス機能等があり、これまでに様々な検討が行われてきた。
【0003】
例えば、パーフルオロポリエーテルと珪酸アルミニウムマグネシウム粉末及び/又はアルミナ・マグネシア複合粉体を用いて、口紅を塗布した上に塗布することにより口紅の化粧効果の持続性を改善し、食器、煙草等への付着を抑える口紅オーバーコート(特許文献1参照)や、粉体とパーフルオロ化合物とを含有する口紅オーバーコート(特許文献2参照)がある。
【0004】
また、トリオルガノシリル基を有する非イオン性多糖類及びその誘導体の1種又は2種以上と、揮発性油剤を含有することを特徴とする主にアイメイクに対する化粧崩れ防止用オーバーコート剤(特許文献3参照)も提案されている。
【0005】
さらに、近年においては、化粧膜の上からパール感やツヤ感等の質感を付与する質感チェンジャー機能を有する化粧料に対する需要が高まっている。例えば、特定量の半透明粉体及び、特定量の黄色色素を有効色材として含有し、適した色の選択が容易で、自然に見える化粧料(特許文献4参照)が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平07-118124号公報
特開平07-145020号公報
特開2007-320905号公報
特開平11-079939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、従来の技術では、既に塗布されている化粧膜に対して、化粧持続性や二次付着レス効果を付与する化粧料や、質感変化をさせる化粧料に関しては検討されているが、これらの効果を併せ持つ化粧料の開発は十分に行われていなかった。そこで、塗布時に厚みのある化粧膜を形成する油性組成物とすることで、既に塗布されている化粧膜に付与した質感が持続しやすく、化粧持続性も向上することに着目した。しかしながら、厚膜であるため塗布時に伸び広げにくい場合や、厚膜を維持したまま伸び広げることができない場合があり、二次付着レス効果や経時での安定性も十分なものではない場合があった。
【0008】
すなわち本発明は、厚膜のまま伸び広げやすく、付与した質感の持続性、二次付着レス効果及び既に塗布されている化粧膜の化粧持続性に優れる油性組成物の開発を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者は、上記実情に鑑み、目的の効果を得るために鋭意検討した結果、特定のシリコーンポリウレタン、特定の粘度のシリコーン油および煙霧状無水ケイ酸を組み合わせることにより、厚膜のまま伸び広げやすく、付与した質感の持続性、二次付着レス効果、経時安定性並びに化粧持続性に優れる油性組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
〔1〕
次の成分(A)~(C);
(A)下記式(1)
OCN-R

-NCO (1)
(式中、R

は炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるイソシアネート化合物に基づく構造単位と、
下記式(2)
JPEG
2025005322000001.jpg
17
58
(式中、nは1~100の整数を示す)
で表されるジメチコノールに基づく構造単位と、
下記式(3)
HO-R

-OH (3)
(式中、R

はエーテル結合を有していてもよい直鎖または分岐の炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるアルキレングリコールに基づく構造単位とを有するシリコーンポリウレタン
(B)25℃における動粘度が6~1000mm

/sであるシリコーン油
(C)煙霧状無水ケイ酸
を含有する、油性組成物を提供するものである。
〔2〕
さらに成分(D)として成分(B)以外の25℃で液状の油剤を含有する〔1〕に記載の油性組成物を提供するものである。
〔3〕
前記成分(B)に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/(B)が0.01~0.35である〔1〕または〔2〕に記載の油性組成物を提供するものである。
〔4〕
前記成分(C)の含有量が0.1~20質量%である〔1〕または〔2〕に記載の油性組成物を提供するものである。
〔5〕
さらに成分(E)として、皮膜形成剤を含有する〔1〕または〔2〕に記載の油性組成物を提供するものである。
〔6〕
メイクアップ化粧料の上から塗布するために用いられる化粧料である〔1〕または〔2〕に記載の油性組成物を提供するものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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