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公開番号2025005434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2024102838
出願日2024-06-26
発明の名称固形化粧料
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/898 20060101AFI20250108BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、仕上がりのツヤ、色持ち、収縮のなさ、べたつきのなさの全てに優れる固形化粧料の開発を課題とする。
【解決手段】次の成分(A)~(C);
(A)式(1)OCN-R1-NCO(1)
(式中、R1は炭素数2~9のアルキレン基を示す)で表されるイソシアネート化合物に基づく構造単位と、式(2)
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(式中、nは1~100の整数を示す)で表されるジメチコノールに基づく構造単位と、式(3)HO-R2-OH(3)
(式中、R2はエーテル結合を有していてもよい直鎖または分岐の炭素数2~9のアルキレン基を示す)で表されるアルキレングリコールに基づく構造単位とを有するシリコーンポリウレタン
(B)25℃で液状の油剤30~60質量%
(C)粉体30~60質量%
を含有する固形化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(A)~(C);
(A)下記式(1)
OCN-R

-NCO (1)
(式中、R

は炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるイソシアネート化合物に基づく構造単位と、
下記式(2)
JPEG
2025005434000013.jpg
17
58
(式中、nは1~100の整数を示す)
で表されるジメチコノールに基づく構造単位と、
下記式(3)
HO-R

-OH (3)
(式中、R

はエーテル結合を有していてもよい直鎖または分岐の炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるアルキレングリコールに基づく構造単位とを有するシリコーンポリウレタン
(B)25℃で液状の油剤30~60質量%
(C)粉体30~60質量%
を含有する固形化粧料。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記成分(B)25℃で液状の油剤が、(B1)シリコーン油を含有する請求項1に記載の固形化粧料。
【請求項3】
前記成分(B1)シリコーン油が、非環状揮発性シリコーン油である請求項2に記載の固形化粧料。
【請求項4】
前記成分(B)に対する前記成分(B1)の含有質量割合(B1)/(B)が、0.1~0.8である請求項2または3に記載の固形化粧料。
【請求項5】
前記成分(A)の含有量が、0.01~15質量%である請求項1~3のいずれか1項に記載の固形化粧料。
【請求項6】
前記成分(C)粉体が、(C1)板状粉体を含有する請求項1~3のいずれか1項に記載の固形化粧料。
【請求項7】
前記成分(C)に対する前記成分(C1)の含有質量割合(C1)/(C)が、0.4以上である請求項6に記載の固形化粧料。
【請求項8】
前記成分(C)に対する前記成分(A)および前記成分(B)の合計含有量の含有質量割合[(A)+(B)]/(C)が、0.5~1.9である請求項1~3のいずれか1項に記載の固形化粧料。
【請求項9】
さらに成分(D)煙霧状シリカを含有する請求項1~3のいずれか1項に記載の固形化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、固形化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
固形化粧料は、その携帯性と簡便な使用性からファンデーションなどのベースメイク製品や、アイシャドウ等のポイントメイク製品の幅広い領域において使用されている形態である。一般的に固形化粧料には、水や油を連続層とし、その液体を固化剤で固めた水系固形、油性固形、乳化固形等の剤型と、粉末を連続層とし、その粉末を賦形剤で固めた固形粉末剤型があり、種々の検討が行われてきた。その中でも、粉と油が両方とも連続層になりうる油性固形と固形粉末の中間領域の化粧料は、油性剤型のツヤ感やエモリエント効果と粉末剤型の軽い伸び広がりやパウダリーな仕上がりの両立ができ、注目される剤型である。
【0003】
固形化粧料に関する技術はこれまでにも種々検討されており、例えば、油剤と、該油剤中に実質的に一次粒子の状態で分散しているシリコーン弾性粉体とを含み、特定条件下で貯蔵弾性率と損失弾性率/貯蔵弾性率が特定の値であるゲル状組成物とし、該ゲル状組成物を配合することにより、のびが良く、経時安定性に優れ、充填に適した化粧料を得る技術(例えば特許文献1参照)、粉体と特定の油性成分を特定量含有することで、実質的なファニキュラー領域の固形化粧料を提供する技術(例えば特許文献2参照)が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-57054号公報
特開2006-1883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1のように、シリコーン弾性粉体を用いて油剤を弾性ゲル化させる技術では、シリコーン弾性粉体を多く含有することにより光が拡散反射し、化粧料表面および仕上がりの光沢感が損なわれることがあった。また、特許文献2のように、粉体と油剤をそれぞれ特定の量含有させる技術では、独特な使用感は得られるものの、仕上がりのツヤ感やべたつきのなさに劣り、満足のいく色持ちも得られなかった。そこで、本発明は、油性固形と固形粉末の中間領域において、仕上がりのツヤ、色持ち効果を有し、収縮のなさ、べたつきのなさに優れる固形化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、鋭意検討した結果、特定のシリコーンポリウレタンを含有し、油剤、粉体をそれぞれ特定量含有することで、仕上がりのツヤ、色持ち、収縮のなさ、べたつきのなさに優れる固形化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】
すなわち本発明は、
[1]
次の成分(A)~(C);
(A)下記式(1)
OCN-R

-NCO (1)
(式中、R

は炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるイソシアネート化合物に基づく構造単位と、
下記式(2)
JPEG
2025005434000001.jpg
17
58
(式中、nは1~100の整数を示す)
で表されるジメチコノールに基づく構造単位と、
下記式(3)
HO-R

-OH (3)
(式中、R

はエーテル結合を有していてもよい直鎖または分岐の炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるアルキレングリコールに基づく構造単位とを有するシリコーンポリウレタン
(B)25℃で液状の油剤30~60質量%
(C)粉体30~60質量%
を含有する固形化粧料に関するものである。
[2]
前記成分(B)25℃で液状の油剤が、(B1)シリコーン油を含有する[1]に記載の固形化粧料に関するものである。
[3]
前記成分(B1)シリコーン油が、非環状揮発性シリコーン油である[2]に記載の固形化粧料に関するものである。
[4]
前記成分(B)に対する前記成分(B1)の含有質量割合(B1)/(B)が、0.1~0.8である[2]または[3]に記載の固形化粧料に関するものである。
[5]
前記成分(A)の含有量が、0.01~15質量%である[1]~[3]のいずれかに記載の固形化粧料に関するものである。
[6]
前記成分(C)粉体が、(C1)板状粉体を含有する[1]~[3]のいずれかに記載の固形化粧料に関するものである。
[7]
前記成分(C)に対する前記成分(C1)の含有質量割合(C1)/(C)が、0.4以上である[6]に記載の固形化粧料に関するものである。
[8]
前記成分(C)に対する前記成分(A)および前記成分(B)の合計含有量の含有質量割合[(A)+(B)]/(C)が、0.5~1.9である[1]~[3]のいずれかに記載の固形化粧料に関するものである。
[9]
さらに成分(D)煙霧状シリカを含有する[1]~[3]のいずれかに記載の固形化粧料に関するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、仕上がりのツヤ、色持ち、収縮のなさ、べたつきのなさに優れる固形化粧料を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の詳細について以下に説明する。なお、本明細書において、「~」はその前後の数値を含む範囲を意味するものとする。
【0010】
本発明に用いられる成分(A)のシリコーンポリウレタンは、下記式(1)
OCN-R

-NCO (1)
(式中、R

は炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるイソシアネート化合物(以下「イソシアネート化合物(1)」ということがある)に基づく構造単位と、
下記式(2)
JPEG
2025005434000002.jpg
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58
(式中、nは1~100の整数を示す)
で表されるジメチコノール(以下「ジメチコノール(2)」ということがある)に基づく構造単位と、
下記式(3)
HO-R

-OH (3)
(式中、R

はエーテル結合を有していてもよい直鎖または分岐の炭素数2~9のアルキレン基を示す)
で表されるアルキレングリコール(以下「アルキレングリコール(3)」ということがある)に基づく構造単位とを有する。
(【0011】以降は省略されています)

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