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公開番号
2025009269
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023112148
出願日
2023-07-07
発明の名称
電池缶用板状鋼板、電池缶、筒形電池、電池缶用板状鋼板の製造方法、電池缶の製造方法及び筒形電池の製造方法
出願人
FDK株式会社
代理人
弁理士法人扶桑国際特許事務所
主分類
H01M
50/124 20210101AFI20250110BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】絶縁部品の使用が抑えられ且つ性能に優れた筒形電池を実現する。
【解決手段】筒形電池1の電池缶10に用いられる電池缶用板状鋼板40は、板状の鋼板20と、電着塗布層30とを含む。鋼板20は、第1面21と、それとは反対側の第2面22とを有する。電着塗布層30は、鋼板20の第1面21側及び第2面22側のうち、第1面21側のみを覆うように設けられる。電着塗布層30により、電池缶用板状鋼板40に絶縁機能が付加される。絶縁機能が付加された電池缶用板状鋼板40が用いられ、電池缶10及びそれを用いた筒形電池1が実現される。外装ラベル30a等の絶縁部品を不要とし、電池缶10の外径寸法拡大、それによる電池容量増大を可能とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒形電池の電池缶に用いる電池缶用板状鋼板であって、
第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを有する、板状の鋼板と、
前記鋼板の前記第1面側及び前記第2面側のうち、前記第1面側のみを覆うように設けられた電着塗布層と、
を含む、電池缶用板状鋼板。
続きを表示(約 720 文字)
【請求項2】
前記鋼板が前記第1面側にメッキ層を有し、
前記メッキ層を覆うように前記電着塗布層が設けられる、請求項1に記載の電池缶用板状鋼板。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の電池缶用板状鋼板を用いた筒形電池の電池缶であって、
前記電池缶用板状鋼板が、前記電着塗布層が設けられる前記第1面側が有底円筒状の外周側となるように加工された電池缶。
【請求項4】
前記電着塗布層を覆うように設けられた表面処理層を更に含む、請求項3に記載の電池缶。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の電池缶を用いた筒形電池。
【請求項6】
筒形電池の電池缶に用いる電池缶用板状鋼板の製造方法であって、
第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを有する、板状の鋼板を準備する工程と、
前記鋼板の前記第1面側及び前記第2面側のうち、前記第1面側のみを覆うように電着塗布層を形成する工程と、
を含む、電池缶用板状鋼板の製造方法。
【請求項7】
筒形電池の電池缶の製造方法であって、
請求項1又は2に記載の電池缶用板状鋼板を、前記電着塗布層が設けられる前記第1面側が有底円筒状の外周側となるように加工する工程を含む、電池缶の製造方法。
【請求項8】
前記電池缶用板状鋼板を加工する工程後に、前記電着塗布層を覆う表面処理層を形成する工程を更に含む、請求項7に記載の電池缶の製造方法。
【請求項9】
筒形電池の製造方法であって、
請求項3又は4に記載の電池缶を用いた筒形電池の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電池缶用板状鋼板、電池缶、筒形電池、電池缶用板状鋼板の製造方法、電池缶の製造方法及び筒形電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電池の発電要素が収納される外装缶として、有底筒状に成型された鋼板の外周面に、焼き付け塗装により絶縁性樹脂層が形成されたものを用いる技術が知られている(特許文献1)。
【0003】
また、Niめっき冷延鋼板の表面に化成処理皮膜を介して導電剤含有樹脂塗膜を形成し、当該塗膜面を内側にして加工する技術が知られている(特許文献2)。
また、鋼板を有底筒状に成形した鋼製外装ケース本体の外面に、クラウド式静電塗装法等を用いて合成樹脂粉体を塗着する技術が知られている(特許文献3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-149908号公報
特開平8-287885号公報
特開2002-367575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
筒形電池に関し、電池缶の外周に絶縁性の外装ラベルを貼り付け、電池缶と隣接する端子との絶縁のために絶縁ワッシャーを取り付ける技術が知られている。
一方、筒形電池の外径寸法は、その筒形電池の仕様によって定められるが、電池缶の外周に設けられる上記のような外装ラベルの厚みも含めた寸法となる。そのため、筒形電池の電池缶の最大外径寸法は、外装ラベルの厚み分の制約を受ける。電池缶の外径寸法を大きくすると、その内容積を大きくし、電池容量を高めることが可能になる。しかし、電池缶の外周に外装ラベルを設ける構成では、その厚み分の制約を受けるため、電池缶の外径寸法の拡大、それによる電池容量の増大が制限されてしまい、筒形電池の更なる性能向上が図れない場合がある。
【0006】
また、筒形電池の絶縁確保のために使用される外装ラベルや絶縁ワッシャーのような絶縁部品には、プラスチックが用いられる。昨今プラスチックの削減が求められる中にあって、プラスチック部品及びその生産過程で発生するプラスチック廃棄物を削減することは社会的課題の1つである。
【0007】
1つの側面では、本発明は、絶縁部品の使用が抑えられ且つ性能に優れた筒形電池を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
1つの態様では、筒形電池の電池缶に用いる電池缶用板状鋼板であって、第1面と、前記第1面とは反対側の第2面とを有する、板状の鋼板と、前記鋼板の前記第1面側及び前記第2面側のうち、前記第1面側のみを覆うように設けられた電着塗布層と、を含む、電池缶用板状鋼板が提供される。
【0009】
また、別の態様では、電池缶用板状鋼板を用いた電池缶、電池缶を用いた筒形電池が提供される。
また、更に別の態様では、電池缶用板状鋼板の製造方法、電池缶用板状鋼板を用いた電池缶の製造方法、電池缶を用いた筒形電池の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0010】
1つの側面では、絶縁機能が付加された電池缶用板状鋼板が実現される。そのような電池缶用板状鋼板が用いられ、筒形電池の電池缶、当該電池缶を用いた筒形電池が実現される。
(【0011】以降は省略されています)
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