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公開番号
2025009175
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023111993
出願日
2023-07-07
発明の名称
ミシン
出願人
株式会社ジャノメ
代理人
弁理士法人瑛彩知的財産事務所
主分類
D05B
19/14 20060101AFI20250110BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】ミシンの操作性を改善する。
【解決手段】ミシンは、被縫製物の移動量を検出する移動検出装置7と、針を動作させる駆動モータ2と、駆動モータ2の駆動を制御する制御装置100と、記憶装置102と、を備え、記憶装置102は縫製速度及び縫いピッチを記憶しており、制御装置100は、移動検出装置7による検出値が所定の第1閾値を越えた場合に、記憶されている縫製速度で駆動モータ2を制御する第1制御モードと、移動検出装置7による検出値が所定の第2閾値を超えた場合に、移動検出装置7による検出値を基に、記憶されている縫いピッチで縫製が行われるように、駆動モータ2を制御する第2制御モードと、を実行可能であり、これら制御装置100の第1制御モードと第2制御モードとを切り替え可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ミシンであって、
被縫製物の移動量を検出する移動検出装置と、
針を動作させる駆動モータと、
前記駆動モータの駆動を制御する制御装置と、
記憶装置と、を備え、
前記記憶装置は縫製速度及び縫いピッチを記憶しており、
前記制御装置は、
前記移動検出装置による検出値が所定の第1閾値を越えた場合に、記憶されている前記縫製速度で前記駆動モータを制御する第1制御モードと、
前記移動検出装置による検出値が所定の第2閾値を超えた場合に、前記移動検出装置による検出値を基に、記憶されている前記縫いピッチで縫製が行われるように、前記駆動モータを制御する第2制御モードと、を実行可能であり、
前記制御装置の前記第1制御モードと前記第2制御モードとを切り替え可能である、ミシン。
続きを表示(約 600 文字)
【請求項2】
前記第1閾値と前記第2閾値とが同一である、請求項1に記載のミシン。
【請求項3】
針左右方向揺動機構と、該針左右方向揺動機構を駆動する振幅モータと、使用者により操作される操作装置と、をさらに備え、
前記制御装置は、前記操作装置の操作量に基づいて前記振幅モータを制御する、請求項1又は2に記載のミシン。
【請求項4】
前記記憶装置が、前記振幅モータの駆動量に基づく上限縫製速度を記憶しており、
前記制御装置は、前記上限縫製速度が、前記縫製速度より低い場合には、前記上限縫製速度で前記駆動モータを制御する、請求項3に記載のミシン。
【請求項5】
前記記憶装置が、縫製開始速度と所定の加速時間とを記憶しており、
前記制御装置は、前記第1制御モードにおいて、前記移動検出装置により検出された検出値が前記第1閾値を超えた場合に、前記縫製開始速度で前記駆動モータの制御を開始し、前記加速時間経過時に、記憶されている前記縫製速度に到達するように前記駆動モータを制御する、請求項1又は2に記載のミシン。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のミシンの前記制御装置で実行可能なプログラムであって、前記制御装置で実行されると、該制御装置に前記第1制御モード又は前記第2制御モードを実行させる、プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシンに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1を参照すると、布の移動量を検出する手段(該公報では距離測定手段)を設けて布の移動速度を検出し、その移動速度に応じた縫製速度(ミシン駆動モータ回転速度)に制御することで、等間隔の縫いピッチで縫製することを可能としたミシンが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-292175
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のミシンのように、布の移動速度に応じた縫製速度に制御されてしまうということが、縫製の種類(例えば、あえて縫いピッチを変えつつ縫製するバリアブルジグザグ縫い)や使用者のスキル、好みによっては、むしろ作業性を低下させるおそれがあった。一方、それらの作業性のために縫製速度を使用者が調整することについては、操作の煩雑性という問題が生じることがあった。
本発明は、様々な縫製の種類や使用者のスキル、好みに対しても、作業性を低下させることなく煩雑性を抑えることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する構成や方法を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、ミシンに関する。このミシンは、少なくとも、被縫製物の移動量を検出する移動検出装置と、針を動作させる駆動モータと、駆動モータの駆動を制御する制御装置と、記憶装置と、を含む。記憶装置は縫製速度及び縫いピッチを記憶しており、制御装置は、移動検出装置による検出値が所定の第1閾値を越えた場合に、記憶されている縫製速度で駆動モータを制御する第1制御モードと、移動検出装置による検出値が所定の第2閾値を超えた場合に、移動検出装置による検出値を基に、記憶されている縫いピッチで縫製が行われるように、駆動モータを制御する第2制御モードと、を実行可能であり、これら制御装置の第1制御モードと第2制御モードとが切り替え可能である。
【発明の効果】
【0006】
このミシンによれば、縫製の種類などに応じて制御モードを切り替えられるので、作業性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ミシンの実施例を示す外観図の例である。
押さえ周辺の部分を拡大して示す一部断面を含んだ外観図の例である。
ミシンの別の実施例を示す外観図の例である。
制御装置と周辺装置の実施例を示すブロック図の例である。
第1制御モードによる縫製速度制御を説明する図の例である。
制御装置が実行する第1制御モードの実施例1を説明するフローチャートの例である。
第2制御モードによる縫製速度制御を説明する図の例である。
制御装置が実行する第2制御モードの実施例1を説明するフローチャートの例である。
制御装置が実行する第1制御モードの実施例2を説明するフローチャートの例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施する形態に関し、具体的な実施例を例示して説明する。
【0009】
図1は、ミシンの実施例を示している。ミシン1は、内蔵された駆動モータ2から周知のリンク機構(図示せず)を介して針3を動作させ、押さえ4により押さえた被縫製物(図示せず)が使用者により移動させられるとこれに同調して縫い動作を実行する(フリーモーション縫いの場合)。縫い動作により上糸と下糸と(図示せず)を交差させて被縫製物に縫い目を形成する。上糸は糸コマ(図示せず)から提供され針3に通される。下糸はボビン(図示せず)に収納されてミシン1の内部に収容される。被縫製物(例えば布)は、押さえ4と針板5とにより挟持される。駆動モータ2の駆動により針3が下降し、被縫製物を貫通してボビンに近接する。釜(図示せず)の働きにより上糸と下糸とが絡まり、針3が上昇して被縫製物から抜けると縫い目が形成される。フリーモーションではない、通常縫いの場合は、自動送り機構(図示せず)の働きにより被縫製物が自動的に所定量前方へ送られ、同様にして次の縫い目が形成される。この動作の繰り返しにより、所定間隔で縫い目のある直線状の連続した縫製パターンが被縫製物に施される。縫いピッチとはその縫い目と縫い目との間隔のことである。
【0010】
フリーモーション縫いは、曲線など使用者任意の縫製パターンを得るために、ミシン1の上記自動送り機構を使用せずに、使用者が手で被縫製物を動かしながらミシン1の縫い動作を実行する手法である。図1に示す押さえ4は、このフリーモーション縫いに適した押えとなっている。図2に、本例における押さえ4の部分を拡大して示してある(ハッチング部分は断面)。
(【0011】以降は省略されています)
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