TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025049919
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-04
出願番号
2023158431
出願日
2023-09-22
発明の名称
ベルトループ縫製装置及びベルトループ縫製方法
出願人
JUKI株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
D05B
35/06 20060101AFI20250327BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】切断装置の取付位置を変更することなく、折り返し部分の長さを変更する。
【解決手段】ベルトループ縫製装置は、テープ材を送り出す操出装置と、操出装置に対して進退し、テープ材の端部を把持して引き出す引出装置と、引き出されたテープ材を切断する切断装置と、テープ材の中央部分を支持する支持装置と、テープ材の両端部分を折り返すことによりテープ材に縫い代を形成する折り返し装置と、テープ材の両端部分を縫製対象物へ縫い付けるミシンと、テープ材の寸法設定値の入力を受け付け、寸法設定値に応じた折り返し動作の制御を行う制御装置と、を備える。制御装置は、受け付けた寸法設定値に応じてテープ材の引出長さを決定し、決定した引出長さでテープ材を切断し、切断されたテープ材をベルトループ形成位置へ搬送し、ベルトループ形成位置へ搬送されたテープ材の両端部分を折り返すように、折り返し動作の制御を行う。
【選択図】図16
特許請求の範囲
【請求項1】
ベルトループ形成用の細帯状のテープ材を送り出す操出装置と、
前記操出装置に対して進退し、前記テープ材の端部を把持して引き出す引出装置と、
前記操出装置と前記引出装置との間に配置され、引き出された前記テープ材を切断する切断装置と、
引き出された前記テープ材の両端間の中央部分を支持する支持装置と、
引き出された前記テープ材の両端部分を折り返すことにより前記テープ材に縫い代を形成する折り返し装置と、
前記テープ材の両端部分を縫製対象物へ縫い付けるミシンと、
前記テープ材の寸法設定値の入力を受け付け、前記寸法設定値に応じたベルトループ形成動作の制御を行う制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
受け付けた前記寸法設定値に応じて前記テープ材の引出長さを決定し、
決定した前記引出長さで前記テープ材を切断し、
切断された前記テープ材をベルトループ形成位置へ搬送し、
前記ベルトループ形成位置へ搬送された前記テープ材の両端部分を折り返すように、折り返し動作の制御を行う、
ベルトループ縫製装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記寸法設定値は、
前記テープ材の一端部側の第1折り返し点と他端部側の第2折り返し点との間隔であるベルトループ長さと、
前記第1折り返し点と前記テープ材の一端部との間隔である第1折り返し長さと、
前記第2折り返し点と前記テープ材の他端部との間隔である第2折り返し長さと、
を含む、
請求項1に記載のベルトループ縫製装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記切断装置による切断位置からの距離である前記引出長さを、前記ベルトループ長さと、前記第1折り返し長さと、前記第2折り返し長さとの合計長さにより決定する、
請求項2に記載のベルトループ縫製装置。
【請求項4】
前記折り返し装置は、前記テープ材の両端部分がフォーク間隙にそれぞれ差し込まれる一対のフォーク部と、前記一対のフォーク部をそれぞれ回動させて前記両端部分を折り返す回動駆動部と、を含み、
前記制御装置は、前記ベルトループ形成位置で、切断された前記テープ材を前記支持装置に支持させた状態で、切断された前記テープ材の両端部分を前記フォーク間隙にそれぞれ差し込むように、前記折り返し装置を制御する、
請求項1に記載のベルトループ縫製装置。
【請求項5】
前記一対のフォーク部の各々は、
前記フォーク間隙を形成する第1シャフト部及び第2シャフト部と、
前記第1シャフト部及び前記第2シャフト部を相対移動させて前記フォーク間隙の大きさを変更する開閉機構と、を含む、
請求項4に記載のベルトループ縫製装置。
【請求項6】
ベルトループ形成用の細帯状のテープ材の両端部分を折り返して縫製対象物へ縫い付けるベルトループ縫製方法であって、
前記テープ材の寸法設定値の入力を受け付けるステップと、
受け付けた前記寸法設定値に応じて前記テープ材の切断位置からの引出長さを決定するステップと、
決定した前記引出長さで前記テープ材を切断するステップと、
切断された前記テープ材をベルトループ形成位置へ搬送するステップと、
前記ベルトループ形成位置へ搬送された前記テープ材の両端部分を折り返すステップと、
折り返された前記両端部分を前記縫製対象物へ縫い付けるステップと、を備える、
ベルトループ縫製方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ベルトループ縫製装置及びベルトループ縫製方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ベルトル―プ縫付けミシンが開示されている。ベルトル―プ縫付けミシンは、所定の長さに切断されたテープ材をミシンに供給して、ベルトループを縫製物に縫い付ける装置である。ベルトル―プ縫付けミシンは、ミシンと、テープ材送給手段と、テープ材引出手段と、テープ材支持手段と、テープ材切断手段と、ループ供給手段と、を備える。
【0003】
テープ材送給手段が、ベルトループの材料となるテープ材を繰り出す。テープ材引出手段が、繰り出されたテープ材の先端部をつかみ、ベルトループ形成位置まで引き出す。テープ材支持手段が、引き出されたテープ材の中間部分を支持する。ループ供給手段が、引き出されたテープ材の両端部分付近を、それぞれ一対のフォーク部によって挟持する。テープ材切断手段が、テープ材送給手段の近傍の切断位置でテープ材の基端部側を切断する。その後、ループ供給手段が、一対のフォーク部を回動させてテープ材の両端部分を折り返す。すなわち、ループ供給手段は、一対のフォーク部による挟持位置からテープ材の端部までの部分を、テープ材の両端間の中間部分の下側に重なるように、折り返して、折り返し部分を形成する。この折り返し部分が縫い代となる。そして、ループ供給手段は、一対のフォーク部を移動させてテープ材をミシンへと供給する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-197784号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ベルトループのデザインやベルトループ(テープ材)の厚みなどに応じて、折り返し部分の長さが異なる。従来では、折り返し部分の長さを変更するためには、テープ材切断手段(切断装置)による切断位置を変更する必要があり、そのために切断装置の取付位置の変更作業が必要であった。切断装置の取付位置の変更作業は煩雑であるため、折り返し部分の長さ変更を容易に行えるようにすることが望まれる。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、切断装置の取付位置を変更することなく、折り返し部分の長さを変更することが可能なベルトループ縫製装置及びベルトループ縫製方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様に従えば、ベルトループ形成用の細帯状のテープ材を送り出す操出装置と、前記操出装置に対して進退し、前記テープ材の端部を把持して引き出す引出装置と、前記操出装置と前記引出装置との間に配置され、引き出された前記テープ材を切断する切断装置と、引き出された前記テープ材の両端間の中央部分を支持する支持装置と、引き出された前記テープ材の両端部分を折り返すことにより前記テープ材に縫い代を形成する折り返し装置と、前記テープ材の両端部分を縫製対象物へ縫い付けるミシンと、前記テープ材の寸法設定値の入力を受け付け、前記寸法設定値に応じた折り返し動作の制御を行う制御装置と、を備え、前記制御装置は、受け付けた前記寸法設定値に応じて前記テープ材の引出長さを決定し、決定した前記引出長さで前記テープ材を切断し、切断された前記テープ材をベルトループ形成位置へ搬送し、前記ベルトループ形成位置へ搬送された前記テープ材の両端部分を折り返すように、折り返し動作の制御を行う、ベルトループ縫製装置が提供される。
【0008】
本発明の第2の態様に従えば、ベルトループ形成用の細帯状のテープ材の両端部分を折り返して縫製対象物へ縫い付けるベルトループ縫製方法であって、前記テープ材の寸法設定値の入力を受け付けるステップと、受け付けた前記寸法設定値に応じて前記テープ材の切断位置からの引出長さを決定するステップと、決定した前記引出長さで前記テープ材を切断するステップと、切断された前記テープ材をベルトループ形成位置へ搬送するステップと、前記ベルトループ形成位置へ搬送された前記テープ材の両端部分を折り返すステップと、折り返された前記両端部分を前記縫製対象物へ縫い付けるステップと、を備える、ベルトループ縫製方法が提供される。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、切断装置の取付位置を変更することなく、折り返し部分の長さを変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施形態に係るベルトループ縫製装置の全体構成を模式的に示す斜視図である。
図2は、実施形態に係るベルトループ縫製装置の全体構成を模式的に示す平面図である。
図3は、実施形態に係る切断装置、引出装置及び支持装置を示した模式的な斜視図である。
図4は、実施形態におけるテープ材の各搬送位置を示した平面図である。
図5は、実施形態に係る折り返し装置を示す斜視図である。
図6は、実施形態に係るフォーク部を示す拡大斜視図である。
図7は、実施形態に係る第1シャフト部及び第2シャフト部の構造を示した説明図である。
図8は、実施形態に係る開閉機構によるフォーク部の開閉を説明する図である。
図9は、一対のフォーク部によるテープ材の両端部分の折り曲げを説明する説明図である。
図10は、テープ材の両端部分を折り曲げた状態の一対のフォーク部を示す斜視図である。
図11は、両端部分を折り曲げた状態のテープ材の形状を説明する斜視図である。
図12は、実施形態に係るミシンの縫製位置の近傍を示した拡大斜視図である。
図13は、実施形態に係るベルトループ縫製装置の制御に関わる構成を示したブロック図である。
図14は、折り返し動作におけるテープ材の各部寸法を説明するための平面図である。
図15は、テープ材の寸法設定値の表示例を示す模式図である。
図16は、実施形態に係るベルトループ縫製方法の流れを説明するフローチャートである。
図17は、テープ材を切断する際の各部の位置関係(A)と、テープ材の折り返し動作を実行する際の各部の位置関係(B)とを説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
JUKI株式会社
ミシン
1日前
JUKI株式会社
ハンドリング装置
8日前
JUKI株式会社
ミシン及び縫製方法
6日前
JUKI株式会社
部品実装装置及び部品実装方法
2日前
JUKI株式会社
3次元計測装置及び3次元計測方法
7日前
JUKI株式会社
ベルトループ縫製装置及びベルトループ縫製方法
6日前
JUKI株式会社
実装装置、電子デバイスの製造システム、実装方法、及び電子デバイスの製造方法
1日前
JUKI株式会社
レーザ照射装置、電子デバイスの製造システム、レーザ照射方法、及び電子デバイスの製造方法
1日前
JUKI株式会社
ミシン
1日前
JUKI株式会社
ミシン
8日前
JUKI株式会社
ミシン
8日前
JUKI株式会社
ミシン
13日前
JUKI株式会社
ミシン
14日前
JUKI株式会社
ミシン
16日前
JUKI株式会社
ミシン
8日前
JUKI株式会社
ミシン
15日前
JUKI株式会社
ミシン及び縫製方法
6日前
JUKI株式会社
ベルトループ縫製装置及びベルトループ縫製方法
6日前
JUKI株式会社
ベルトループ供給装置及びベルトループ縫製装置
15日前
カード-モンロー コーポレイション
タフティング機械およびタフティングの方法
27日前
国立研究開発法人産業技術総合研究所
演算処理装置
28日前
他の特許を見る