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公開番号2025073544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-13
出願番号2023184447
出願日2023-10-27
発明の名称ミシン制御装置
出願人JUKI株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類D05B 75/00 20060101AFI20250502BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】梱包後のミシン制御装置の制御プログラムの書き換え作業を容易化し、開梱に伴う商品価値の低下を防止すること。
【解決手段】ミシン制御装置は、ミシン本体の制御を行う装置本体と、装置本体を収容する梱包箱と、を備える。装置本体は、ミシン本体の制御プログラムを書換可能に記憶する記憶部と、記憶部のデータ書き換えを行う演算部とが設けられた制御基板と、外部接続ケーブルが接続可能であり、外部接続ケーブルを介して記憶部及び演算部に通信信号及び電力を供給することが可能な外部接続端子と、を備える。梱包箱は、梱包箱の外部から外部接続端子と外部接続ケーブルとを接続するための接続用開口を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項１】
ミシン本体の制御を行う装置本体と、前記装置本体を収容する梱包箱と、を備え、
前記装置本体は、
前記ミシン本体の制御プログラムを書換可能に記憶する記憶部と、前記記憶部のデータ書き換えを行う演算部とが設けられた制御基板と、
外部接続ケーブルが接続可能であり、前記外部接続ケーブルを介して前記記憶部及び前記演算部に通信信号及び電力を供給することが可能な外部接続端子と、を備え、
前記梱包箱は、前記梱包箱の外部から前記外部接続端子と前記外部接続ケーブルとを接続するための接続用開口を有する、
ミシン制御装置。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記装置本体は、
電源ポートと、
前記電源ポートと接続され、前記ミシン本体の駆動用の第１電圧と、前記第１電圧よりも低い第２電圧とを生成する電源生成基板と、を含み、
前記記憶部及び前記演算部は、前記電源生成基板又は前記外部接続端子から供給される前記第２電圧の電力によって動作する、
請求項１に記載のミシン制御装置。
【請求項３】
前記制御基板は、
前記演算部及び前記記憶部が設けられた第１回路領域と、
前記制御プログラムの書き換えに関与しない他の制御素子が設けられた第２回路領域と、
前記外部接続端子を介して供給された電力を、前記第２回路領域には供給せずに前記第１回路領域に供給させる供給制限部と、を含む、
請求項２に記載のミシン制御装置。
【請求項４】
前記制御基板は、前記第１回路領域及び前記第２回路領域への電力供給を行う電源ラインを含み、
前記供給制限部は、前記電源ラインにおける前記第１回路領域への順方向電流を流し、前記外部接続端子から前記第２回路領域への逆方向電流を制限する整流素子を有する、
請求項３に記載のミシン制御装置。
【請求項５】
前記記憶部は、前記制御プログラムに加えて、前記ミシン本体のログデータを記憶可能であり、前記外部接続端子から前記ログデータを読み出し可能である、
請求項２から４のいずれか１項に記載のミシン制御装置。
【請求項６】
前記接続用開口は、前記梱包箱を把持するための手掛け穴を含む、
請求項１から４のいずれか１項に記載のミシン制御装置。
【請求項７】
ケーブルを介して前記ミシン本体との接続を行うインターフェース部をさらに備え、
前記装置本体は、
前記記憶部に第１種の前記制御プログラムが格納された場合に、第１種の前記ミシン本体の制御部として機能し、
前記記憶部に第２種の前記制御プログラムが格納された場合に、第１種の前記ミシン本体とは異なる機種である第２種の前記ミシン本体の制御部として機能する、
請求項１から４のいずれか１項に記載のミシン制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ミシン制御装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
ミシン本体に接続され、ミシン本体の制御を行うミシン制御装置が知られている。特許文献１には、ミシンテーブルに取り付けられるミシン制御装置と、ミシン制御装置によって制御されるミシンモータを有するミシン本体と、を備えた工業用ミシンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００９－２２５９７３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えばミシン制御装置が梱包され出荷された後、在庫として保管されている間に、ミシン本体の制御プログラムの最新版がリリースされる場合がある。保管されているミシン制御装置の制御プログラムを最新版に更新するためには、梱包箱を一度開梱して装置本体を取り出し、電源に接続してから制御プログラムの書き換えを実行する必要がある。このため、梱包後のミシン制御装置の制御プログラムの書き換えは、作業負荷が大きい。また、ミシン制御装置の開梱及び再梱包を伴うため、ミシン制御装置が中古品と誤認識される可能性が生じ、商品価値を損なう可能性がある。
【０００５】
本発明の態様は、梱包後のミシン制御装置の制御プログラムの書き換え作業を容易化し、開梱に伴う商品価値の低下を防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の態様に従えば、ミシン本体の制御を行う装置本体と、前記装置本体を収容する梱包箱と、を備え、前記装置本体は、前記ミシン本体の制御プログラムを書換可能に記憶する記憶部と、前記記憶部のデータ書き換えを行う演算部とが設けられた制御基板と、外部接続ケーブルが接続可能であり、前記外部接続ケーブルを介して前記記憶部及び前記演算部に通信信号及び電力を供給することが可能な外部接続端子と、を備え、前記梱包箱は、前記梱包箱の外部から前記外部接続端子と前記外部接続ケーブルとを接続するための接続用開口を有する、ミシン制御装置が提供される。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の態様によれば、梱包後のミシン制御装置の制御プログラムの書き換え作業を容易化し、開梱に伴う商品価値の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、実施形態に係るミシン制御装置の梱包構成の一例を示す分解斜視図である。
図２は、実施形態に係る装置本体の一例を示した斜視図である。
図３は、ミシン制御装置とミシン本体とを備えたミシンの一例を示す斜視図である。
図４は、ミシンの制御に関わる構成を示したブロック図である。
図５は、梱包箱によって梱包された状態の装置本体への外部端末の接続を示した模式図である。
図６は、開梱後、使用状態の装置本体及びミシン本体を示した模式図である。
図７は、制御基板の概略構成例を示した回路図である。
図８は、実施形態に係る梱包箱の接続用開口の一例を示す斜視図である。
図９は、接続用開口を介した外部接続ケーブルの接続構成の第１の例を示す模式図である。
図１０は、接続用開口を介した外部接続ケーブルの接続構成の第２の例を示す模式図である。
図１１は、装置本体の制御プログラムを、第１の機種用のプログラムから、第２の機種用のプログラムに書き換える例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【００１０】
（ミシン制御装置の概要）
図１は、実施形態に係るミシン制御装置１００の梱包構成の一例を示す分解斜視図である。図２は、実施形態に係る装置本体５０の一例を示した斜視図である。
（【００１１】以降は省略されています）

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