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公開番号2025088828
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023203566
出願日2023-12-01
発明の名称ミシン釜のグリース供給構造
出願人JUKI株式会社
代理人個人,個人
主分類D05B 57/14 20060101AFI20250605BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】グリースを好適に供給することができるミシン釜のグリース供給構造を実現する。
【解決手段】このミシン釜のグリース供給構造100であれば、外釜1の窓部13を介してグリース収容部11内のグリースGの量を確認することができる。そして、グリース収容部11内のグリースGの量が少なくなったことを確認した場合に適宜グリースGを補充することができ、グリース収容部11内のグリース量が減り過ぎてしまうこと防ぐことができるので、ミシン釜3の摺動部(レース溝1a、レース突部2a)にグリースGを好適に供給することができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
釜軸の一端部に連結されて所定方向に回転される外釜と、前記外釜に回転可能に内装されている内釜と、を有するミシン釜における前記外釜と前記内釜とが相対的に摺動する摺動部にグリースを供給するミシン釜のグリース供給構造であって、
前記外釜には、前記グリースが充填されるグリース収容部と、前記グリース収容部から前記摺動部に前記グリースを導くグリース供給路と、前記グリース収容部の内部を視認可能にする窓部が設けられていることを特徴とするミシン釜のグリース供給構造。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記窓部は、前記外釜の外周面側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項3】
前記窓部を介して前記グリース収容部内の前記グリースの量を検知するグリース量検知部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項4】
前記グリース量検知部が検知した前記グリース収容部内の前記グリースの量が所定量以下である場合に、その旨を報知する報知部を備えたことを特徴とする請求項3に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項5】
前記釜軸が回転停止することに伴い、前記外釜は所定の向きで停止するように構成されており、
前記外釜が停止した状態で前記窓部と対向する位置に前記グリース量検知部が設けられていることを特徴とする請求項3に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項6】
前記グリース量検知部は、前記釜軸が回転停止した後、所定時間経過するまでの間に、前記グリース収容部内の前記グリースの量を検知するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載のミシン釜のグリース供給構造。
【請求項7】
前記窓部は、前記外釜における前記内釜の底面と対向する位置に設けられており、
前記内釜の底面には少なくとも1つの開口部が設けられており、
前記窓部は、前記内釜の前記開口部を通じて視認できるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のミシン釜のグリース供給構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシン釜の摺動部にグリースを供給するミシン釜のグリース供給構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ミシン釜を構成する外釜と内釜が相対的に摺動する摺動部へグリースを供給して、ミシン釜の発熱、焼付、摩耗を抑えるミシン釜のグリース供給構造が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このミシン釜のグリース供給構造は、外釜に設けられたグリース収容部を有しており、そのグリース収容部は、グリースが充填されている内側収容部と、摺動部近傍の外側収容部と、内側収容部と外側収容部を連通する連通収容部とを備えている。
そして、外釜が回転された際の遠心力でグリースが内側収容部から連通収容部を通じて外側収容部に送られて、外釜と内釜の摺動部にグリースが供給されるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-137479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の場合、外側からグリース収容部内のグリースの残量を確認することができないので、ユーザーが気付かぬうちにグリース収容部内のグリース量が減り過ぎてしまい、グリースの供給量が過少になってしまうことがあるという問題があった。
【0005】
本発明の目的は、グリースを好適に供給することができるミシン釜のグリース供給構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
釜軸の一端部に連結されて所定方向に回転される外釜と、前記外釜に回転可能に内装されている内釜と、を有するミシン釜における前記外釜と前記内釜とが相対的に摺動する摺動部にグリースを供給するミシン釜のグリース供給構造であって、
前記外釜には、前記グリースが充填されるグリース収容部と、前記グリース収容部から前記摺動部に前記グリースを導くグリース供給路と、前記グリース収容部の内部を視認可能にする窓部が設けられていることを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記窓部は、前記外釜の外周面側に設けられていることを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記窓部を介して前記グリース収容部内の前記グリースの量を検知するグリース量検知部を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記グリース量検知部が検知した前記グリース収容部内の前記グリースの量が所定量以下である場合に、その旨を報知する報知部を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載のミシン釜のグリース供給構造において、
前記釜軸が回転停止することに伴い、前記外釜は所定の向きで停止するように構成されており、
前記外釜が停止した状態で前記窓部と対向する位置に前記グリース量検知部が設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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