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公開番号
2025099747
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216649
出願日
2023-12-22
発明の名称
畳縫着装置
出願人
KLASS株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
D05B
23/00 20060101AFI20250626BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】 畳の厚さが変わっても、畳に対する縫い針の縫製の高さ方向及び深さ方向の適切な位置に容易に調整することができる畳縫着装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 畳縫着装置は、畳の側辺に対して返し縫いまたは框縫いを行い、畳の側辺に畳縁を縫着するための畳縫着装置であって、上糸を挿通する穴を備えた縫い針が装着されて、前記縫い針を揺動させることで前記畳に対して縫着動作を行う縫着機構と、前記縫い針の位置を昇降する昇降機構とを備え、前記昇降機構は前記昇降機構を駆動させる昇降機構用モータを有し、前記縫着機構は前記縫着機構の旋回軸となるミシン旋回軸と、前記縫い針を駆動させる縫い針駆動軸と、前記縫い針を駆動させる縫着機構用モータとを有し、前記昇降機構用モータの回転に基づき、前記縫い針の縫製の高さ方向及び深さ方向を同時に調整可能であることを特徴とする。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
畳の側辺に対して返し縫いまたは框縫いを行い、畳の側辺に畳縁を縫着するための畳縫着装置であって、
上糸を挿通する穴を備えた縫い針が装着されて、前記縫い針を揺動させることで前記畳に対して縫着動作を行う縫着機構と、
前記縫い針の位置を昇降する昇降機構と、を備え、
前記昇降機構は、
前記昇降機構を駆動させる昇降機構用モータを、有し、
前記縫着機構は、
前記縫着機構の旋回軸となるミシン旋回軸と、
前記縫い針を駆動させる縫い針駆動軸と、
前記縫い針を駆動させる縫着機構用モータと、を有し、
前記昇降機構用モータの回転に基づき、前記縫い針の縫製の高さ方向及び深さ方向を同時に調整可能であることを特徴とする、
畳縫着装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記縫着機構の前記ミシン旋回軸と、前記縫い針駆動軸とが、同一軸であることを特徴とする、請求項1記載の畳縫着装置。
【請求項3】
前記縫着機構は、
前記縫い針が揺動する縫い針揺動軸と、
前記縫い針駆動軸と前記揺動軸とを繋ぐ連結部材及び/又はカム機構と、を有する、
請求項2記載の畳縫着装置。
【請求項4】
前記縫着機構は、
下糸を巻き込んだボビンを収容し、前記縫い針の駆動に連動して、回転駆動するカマを有し、
前記カマを回転駆動させるカマ回転駆動軸が、前記縫い針駆動軸と、同一軸であることを特徴とする、
請求項1記載の畳縫着装置。
【請求項5】
前記縫着機構は、
前記カマ回転駆動軸が、前記ミシン旋回軸及び前記縫い針駆動軸と同一軸であることを特徴とする、
請求項4記載の畳縫着装置。
【請求項6】
前記縫着機構は、上糸を引き上げるための天秤を有し、
前記天秤は、前記縫い針のある端部側と反対側の端部側に近い位置に配されていて、
前記天秤を駆動させる天秤駆動軸が、前記ミシン旋回軸と同一軸であることを特徴とする、
請求項1記載の畳縫着装置。
【請求項7】
前記縫着機構は、
前記天秤駆動軸が、前記ミシン旋回軸及び前記縫い針駆動軸と同一軸であることを特徴とする、
請求項6記載の畳縫着装置。
【請求項8】
前記縫着機構は、
下糸を巻き込んだボビンを収容し、前記縫い針の駆動に連動して、回転駆動するカマを有し、前記カマを回転駆動させるカマ回転駆動軸が、前記ミシン旋回軸と前記縫い針駆動軸と前記天秤駆動軸とが同一軸であることを特徴とする、
請求項7記載の畳縫着装置。
【請求項9】
前記縫着機構の端部に、縫着機構用モータが配設され、
前記縫着機構用モータと、前記ミシン旋回軸とが、スプロケットまたはベルトによって接続され、
前記縫着機構用モータと、前記ミシン旋回軸及び前記縫い針駆動軸と、前記縫い針揺動軸との配置が固定されていて、前記縫い針の位置の昇降に応じて、前記縫着機構用モータも昇降することを特徴とする、
請求項3記載の畳縫着装置。
【請求項10】
前記ミシン旋回軸が、前記縫着機構の中心付近に設けられた、
請求項1乃至9のいずれか1項記載の畳縫着装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、畳の側辺に対して、畳縁を縫い付けるための畳縫着装置に関し、特に、畳の側辺に対して返し縫いを行い、畳の側辺に対して、畳縁を縫い付けるための畳縫着装置に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、畳の製造工程において、畳の短辺側の側面に対して畳表を縫い付ける框縫い工程、ならびに、畳の長辺側の側面に対して畳縁を縫い付ける返し縫い工程が実施されている。
【0003】
畳の製造において、畳は敷き込む場所に応じて、厚みの厚い畳や薄い畳など、厚みの異なる畳が用いられる。そこで、畳を製造する場合、畳の厚みに応じて、畳に対する縫い針の縫製の高さ位置を変更する必要がある。
【0004】
特許文献1には、畳の厚さに対応させるために、ミシンアーム軸を中心にミシンアームを回動させることで、畳に対する縫い針の縫製の高さ位置を変更する畳用縫着装置が開示されている。この畳用縫着装置は、クランクの回転により、クランクロッド及び針アームレバーを介して、縫い針揺動軸が回転し針アーム及び縫い針を往復運動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-394号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、畳に対する縫い針の縫製の高さ位置を変更するだけでは、縫い深さが一定とならず、返し縫いの強度が不安定となる。具体的には、厚い畳に使用した縫い針の位置を変えずに薄い畳に使用した場合、畳の側辺でなく平面から縫い針が刺さることになってしまう(図10参照)。
【0007】
そこで、特許文献1の畳用縫着装置のように、薄い畳にあわせて、縫い針の高さ位置をそのまま下にさげた場合には、縫い深さ(畳の横方向の深さ)が不足し縁布が固定できない状態となるほか、糸を縫う距離が短くなるため糸の締まりが悪くなり、返し縫いの強度に劣ることになるという課題がある(図11参照)。
【0008】
また他にも、針の侵入位置(縫い高さ)が畳の上方すぎると畳表が針穴によって膨らみ見栄えが悪くなることがあったり、畳縁の縁幅を広くとって縫う場合は針の侵入位置(縫い高さ)が下方すぎると縁を縫いつけることができなかったりする(図12参照)。
【0009】
従来の畳用縫着装置では、このような不適切な縫い位置にならないように、作業者が縫い針の高さ位置を調整した後に縫い深さを調整し適切な縫い位置になるよう手作業で調整を行う必要があり、煩雑な作業が必要となるという課題があった。
【0010】
また、特許文献1の畳用縫着装置のように、ミシン旋回軸となるミシンアーム軸と、針の駆動軸となるクランク軸が別々の部品として用いられているため、複雑な構成となり、部品点数も多く、装置自体のサイズが大きくなり、またコストも高くなる。
(【0011】以降は省略されています)
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