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公開番号2025099941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216952
出願日2023-12-22
発明の名称ミシン
出願人JUKI株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類D05B 27/24 20060101AFI20250626BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】送り足による送り力の低下を抑制すること。
【解決手段】ミシンは、ミシン針を保持して上下方向に駆動される針棒と、針棒の動作と連動し、生地に上方から接触して生地を送り方向に送る上送り機構と、を備える。上送り機構は、揺動する上送り棒と、上送り棒の下端部に設けられる送り足と、を含む。送り足は、上送り棒の下端部に取り付けられるボディと、ボディから下方に突出し、ボディに対して上下方向に移動可能であり、ミシン針により生地に形成された縫い目と接触するセンター部材と、ボディから下方に突出し、ボディに対して上下方向に移動可能であり、生地と接触する送り歯を有し、センター部材の両側に配置された一対のサイド部材と、を有する。センター部材が上方に移動したときにサイド部材が下方に移動する。センター部材が下方に移動したときにサイド部材が上方に移動する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
ミシン針を保持して上下方向に駆動される針棒と、
前記針棒の動作と連動し、生地に上方から接触して前記生地を送り方向に送る上送り機構と、を備え、
前記上送り機構は、揺動する上送り棒と、前記上送り棒の下端部に設けられる送り足と、を含み、
前記送り足は、
前記上送り棒の下端部に取り付けられるボディと、
前記ボディから下方に突出し、前記ボディに対して上下方向に移動可能であり、前記ミシン針により前記生地に形成された縫い目と接触するセンター部材と、
前記ボディから下方に突出し、前記ボディに対して上下方向に移動可能であり、前記生地と接触する送り歯を有し、前記センター部材の両側に配置された一対のサイド部材と、を有し、
前記センター部材が上方に移動したときに前記サイド部材が下方に移動し、前記センター部材が下方に移動したときに前記サイド部材が上方に移動する、
ミシン。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記送り足は、
前記ボディに回転可能に支持される回転体を有し、
前記センター部材は、前記回転体の回転軸よりも一方側の第1部分に取り付けられ、
前記サイド部材は、前記回転体の回転軸よりも他方側の第2部分に取り付けられる、
請求項1に記載のミシン。
【請求項3】
前記第1部分は、前記回転体に設けられた第1凹部であり、
前記第2部分は、前記回転体に設けられた第2凹部であり、
前記センター部材の上部に設けられたピン部が前記第1凹部に配置されることにより、前記センター部材が前記回転体に取り付けられ、
前記サイド部材の上部に設けられたピン部が前記第2凹部に配置されることにより、前記サイド部材が前記回転体に取り付けられる、
請求項2に記載のミシン。
【請求項4】
前記ボディは、
前記センター部材を上下方向にガイドするセンターガイド部と、
前記サイド部材を上下方向にガイドするサイドガイド部と、を有する、
請求項1に記載のミシン。
【請求項5】
前記ボディは、
前記センター部材が前記ボディに対して所定高さよりも上方に移動することを規制するストッパ部を有する、
請求項1に記載のミシン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で開示する技術は、ミシンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ミシンに係る技術分野において、特許文献1に開示されているような、上送り機構を備えるミシンが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
独国実用新案第8433111号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上送り機構は、生地に上方から接触する送り足を備える。送り足は、縫い目に接触するセンター部材と、生地に接触する一対のサイド部材とを有する。生地からの縫い目の突出量が大きい場合、センター部材が縫い目に接触したときにサイド部材が生地に十分に接触しなくなる可能性がある。サイド部材が生地に十分に接触しなくなると、送り足による生地の送り力が低下する可能性がある。
【0005】
本明細書で開示する技術は、送り足による送り力の低下を抑制することを目的とする。
【0006】
本明細書は、ミシンを開示する。ミシンは、ミシン針を保持して上下方向に駆動される針棒と、針棒の動作と連動し、生地に上方から接触して生地を送り方向に送る上送り機構と、を備える。上送り機構は、揺動する上送り棒と、上送り棒の下端部に設けられる送り足と、を含む。送り足は、上送り棒の下端部に取り付けられるボディと、ボディから下方に突出し、ボディに対して上下方向に移動可能であり、ミシン針により生地に形成された縫い目と接触するセンター部材と、ボディから下方に突出し、ボディに対して上下方向に移動可能であり、生地と接触する送り歯を有し、センター部材の両側に配置された一対のサイド部材と、を有する。センター部材が上方に移動したときにサイド部材が下方に移動する。センター部材が下方に移動したときにサイド部材が上方に移動する。
【発明の効果】
【0007】
本明細書で開示する技術によれば、送り足による送り力の低下が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るミシンを示す側面図である。
図2は、実施形態に係るミシンの内部構造を模式的に示す側面図である。
図3は、実施形態に係る上送り機構及び下送り機構を説明するための模式図である。
図4は、実施形態に係る上送り機構の送り足及び送り足の周辺を示す斜視図である。
図5は、実施形態に係る送り足を示す斜視図である。
図6は、実施形態に係る送り足を示す分解斜視図である。
図7は、実施形態に係る送り足の動作を説明するための図である。
図8は、実施形態に係る送り足の動作を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について図面を参照しながら説明する。実施形態においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。所定面内のX軸と平行な方向をX軸方向とする。X軸と直交する所定面内のY軸と平行な方向をY軸方向とする。所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。また、X軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθX方向とする。Y軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθY方向とする。Z軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθZ方向とする。また、X軸及びY軸を含む平面を適宜、XY平面、と称する。X軸及びZ軸を含む平面を適宜、XZ平面、と称する。Y軸及びZ軸を含む平面を適宜、YZ平面、と称する。XY平面は、所定面と平行である。XY平面とXZ平面とYZ平面とは直交する。また、実施形態においては、XY平面と水平面とが平行であることとする。Z軸方向は上下方向である。+Z方向は上方向であり-Z方向は下方向である。なお、XY平面が水平面に対して傾斜してもよい。
【0010】
[ミシン]
図1は、実施形態に係るミシン1を示す側面図である。図2は、実施形態に係るミシン1の内部構造を模式的に示す側面図である。実施形態において、ミシン1は、2重環縫いを実施する2重環縫いミシンである。
(【0011】以降は省略されています)

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