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公開番号2025160839
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-23
出願番号2024063666
出願日2024-04-10
発明の名称ニードルパンチ針を使用した仮留め器具
出願人個人
代理人
主分類D05B 97/00 20060101AFI20251016BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】ミシンで押え上げレバーを上げ下げし、まち針を抜きながら布を縫う作業が非常に煩雑であり、また、まち針の紛失や手に刺さるという人体への障害リスク、まち針と縫い針の接触による針の折れ、まち針のミシン内部への巻込みによるミシンの故障等の課題があることから、まち針を使わない方法で仮留めし、押え上げレバーを多用しない方法で布を縫えるようにする仮留め器具を提供する。
【解決手段】本発明の仮留め器具は、まち針を使わずに布等を仮留めする代替策である。同器具は、ハンドル1先に取付けた糸を通したニードルパンチ針5で、布押えと台座の間に挟んだ布等を貫通した後引上げることによって、糸だけが布を貫いた状態で残り、これを繰り返すことで布のズレ防止と仮留めを可能とするものである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ニードルパンチ針(5)を取り付けたハンドル(1)、布押え(6)、及び台座(3)の三体を、この順で端部(23)で結合し、当該端部(23)を回動軸として回動自在な仮留め器具であって、前記布押え(6)は、前記台座(3)との間に複数の布(4)を挟むものであり、糸(16)を通した前記ニードルパンチ針(5)で前記布(4)を貫通した後、同ニードルパンチ針(5)を引上げることによって、前記糸(16)だけが上下の前記布(4)を貫いた状態で残る仮留め器具。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記ニードルパンチ針(5)に突起(21)を付け、一方ハンドル(1)上部には前記突起が入る溝(22)を設け、同所に前記ニードルパンチ針(5)を入れることで、前記ニードルパンチ針(5)の針先のカット面(24)が常に一定方向に向くよう固定される請求項1記載の仮留め器具。
【請求項3】
前記布押え(6)と台座(3)に挟んだ布(4)の弛み防止手段を、布押え(6)の下側と前記台座(3)の上側に設けた請求項1記載の仮留め器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシンで二枚の生地を中表に縫うときなど、重ねた布等(以下、単に「布」という。)のずれ防止と仮留めをするまち針に替わる仮留め器具に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ミシンについて図10で説明すると、図10(a)と(b)はミシンの同じ部分の斜視図と側面図であるが、図10(b)の「布」4を上側の「押え」11と下側の「送り歯」10に挟み、図10(a)の「縫い針」13に通した糸で上下に絡めて縫製する機械である。機械の構造上「送り歯」10が直線的な動きをするため直線縫いを基本とするが、曲線縫いも可能である。
【0003】
曲線縫いをするには、「送り歯」10の直線運動に合わせて、「布」4を手で回転させる必要があるが、この方法では「押え」11と「送り歯」10の間に挟んだ「布」4の上下間でずれが生じる。そのため、現在では図11に示すように、ズレ防止のため上下の「布」4を「まち針」14で仮留めしている現状である。特に、曲線部分の半径が小さい場合は、ずれが大きくなるため「まち針」14を多用しなければならない。
【0004】
「まち針」14の替わりに図示しない「クリップ」で仮留めすることも可能であるが、取り付けや取り外しが面倒であり、細かい曲線縫いには不向きである。
一方、特許文献1と図13に示すホッチキスは、紙等を留めるものであって「布」4を留めるものではない。
【0005】
現在のミシンは、「布」4のずれ防止と仮留めに「まち針」14や「クリップ」等の補助具を使わなければならないという問題がある。これはミシンの操作性や効率性を低下させる要因となっている。
【0006】
また、ニードルパンチという手芸技法があるが、これは専用の針に通した糸を「布」4に刺し込んで模様や絵に仕上げるものである。その針の呼び名も特許文献2の「刺繍針」や特許文献3の「刺しゅう器」の他に「パンチニードル針」、「ニードルパンチ針」、「文化刺しゅう針」、「フリーステッチング針」等多彩な呼び方がされている。本願では、このニードルパンチに使う針を「ニードルパンチ針」5と呼ぶことにする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開平11-188658号
実開平07-019388号
実開昭57-48290号(マイクロフィルム)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図10(b)に示すミシンで「布」4を縫う際に、「送り歯」10と「押え」11の間に挟んだ「布」4を、「押え」11に連動する「押え上げレバー」12を上げ下げし、「まち針」14を抜きながら縫う作業が非常に煩雑である。ミシンで縫うとは『「押え上げレバー」12を下げる、縫う、「押え上げレバー」12を上げる、「まち針」14を抜く』の繰り返しであることから、「まち針」14を抜く行為1回に対して「押え上げレバー」12を操作する回数は2回となる。例えば、図11の様な赤ちゃんのスタイを縫う場合に「まち針」14を50本使った場合、「押え上げレバー」12の操作回数は100回になる。
【0009】
また、図11において「布」4に「まち針」14を使って仮留めする際は、「布」4への「まち針」14の刺し方や刺す位置、間隔等に気を配らなければならず、「まち針」14の紛失や手に刺さる等という人体への傷害リスクもある。
【0010】
さらに、ミシンで「布」4を縫う際に「まち針」14を刺したまま縫うことにより起こる、図12の様な「まち針」14と「縫い針」13の接触による、図12(a)(b)のような「縫い針」13や「まち針」14の折れ、図12(c)のような「まち針」14の曲り、図12(d)のような「まち針」14のミシン内部への巻き込みによるミシン本体の故障等の課題があった。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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