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公開番号
2025149664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050437
出願日
2024-03-26
発明の名称
縫製装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D05B
69/36 20060101AFI20251001BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】押え足と針板との間に手等の異物が挟まれた状態で縫製が実行されることに起因する不具合を低減することに貢献する縫製装置を提供すること。
【解決手段】縫製装置は、針棒、針棒機構、主軸モータ、針板、中押え棒、外押え棒、押え機構、押えモータ、検出器、及び制御部を備える。縫製装置は、押えモータの駆動量から推定される押え棒の上下方向の推定位置を算出する(S6)。縫製装置は、閾値を取得する(S3)。縫製装置は、上昇位置から押え棒を下降させる所定期間内に、検出位置と推定位置との差の絶対値が閾値以上である第一の場合(S4:YES、S7:YES)、押えモータの駆動を制御し、押え棒を上昇させる(S8)。縫製装置は、検出位置と推定位置との差の絶対値が閾値未満である第二の場合(S4:YES、S7:NO)、押えモータの駆動を制御し、押え棒を下降させる(S5)。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
上下方向に延び、下端に縫針を装着可能な針棒と、
前記針棒を上下動する針棒機構と、
前記針棒機構を駆動する主軸モータと、
前記縫針を挿通可能な針孔が形成された針板と
下端に押え足を装着可能であり、前記針板に載置した被縫製物を上から前記押え足で押える押え棒と、
前記押え足が前記針板よりも上方に離れた上昇位置と、前記押え足が前記上昇位置にある場合よりも下方、且つ、前記針板に近接した下降位置との間で、前記押え棒を上下動する押え機構と、
前記押え機構を駆動する押えモータと、
前記押え棒の前記上下方向の位置である検出位置を検出する検出器と、
前記押えモータの駆動量から推定される前記押え棒の前記上下方向の推定位置を算出する算出部と、
閾値を取得する閾値取得部と、
前記押えモータの駆動を制御し、前記上昇位置から前記押え棒を下降させる所定期間内に、
前記検出位置と前記推定位置との差の絶対値が前記閾値以上である第一の場合、前記押え棒を上昇させ、
前記検出位置と前記推定位置との前記差の前記絶対値が前記閾値未満である第二の場合、前記押え棒を下降させる押え棒制御部と
を備えることを特徴とする縫製装置。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
前記所定期間は、前記上昇位置から前記下降位置迄の移動可能範囲の一部に設定される比較範囲に前記押え棒が位置する期間であることを特徴とする請求項1に記載の縫製装置。
【請求項3】
前記比較範囲は、前記針板から前記比較範囲迄の前記上下方向の距離が前記被縫製物の厚さより大きい範囲であることを特徴とする請求項2に記載の縫製装置。
【請求項4】
前記押え棒制御部は、前記上昇位置から前記押え棒を下降させる際に、
前記推定位置が前記比較範囲内にあり、且つ、前記第二の場合に、第一速度で前記押え棒を下降させ、
前記推定位置が前記比較範囲外にある場合に、前記第一速度よりも速い第二速度で前記押え棒を下降させることを特徴とする請求項2又は3に記載の縫製装置。
【請求項5】
前記第一の場合の前記検出位置に基づいて、前記比較範囲を更新する比較範囲更新部を更に備えることを特徴とする請求項2又は3に記載の縫製装置。
【請求項6】
前記第一の場合に、前記押え棒を上昇させた場合をエラーとして記憶部に記憶する記憶制御部と、
前記記憶部が前記エラーを記憶している場合、前記押え棒を前記上昇位置から下降させる前に警告を報知する警告報知部と、
を更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の縫製装置。
【請求項7】
前記被縫製物の種別毎に設定される前記比較範囲及び前記閾値を予め記憶する記憶部を更に備え、
前記押え棒制御部は、前記被縫製物の種別に応じて、前記記憶部に記憶された前記比較範囲及び前記閾値を呼び出して、前記所定期間内に、
前記第一の場合、前記押え棒を上昇させ、
前記第二の場合、前記押え棒を下降させることを特徴とする請求項2又は3に記載の縫製装置。
【請求項8】
前記第一の場合であって、前記押え棒を上昇させる際には、エラーが発生したことを報知するエラー報知部を更に備えることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の縫製装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、縫製装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1の縫製装置は、布厚検出手段により布の厚み情報が検出されない場合に、ミシンモータ及び上糸繰り出し装置の作動を禁止する禁止手段を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭63-275397号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の縫製装置では、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれた状態でミシンモータ及び上糸繰り出し装置が作動する。
【0005】
本発明の目的は、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれた状態で縫製が実行されることに起因する不具合を低減することに貢献する縫製装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る縫製装置は、上下方向に延び、下端に縫針を装着可能な針棒と、前記針棒を上下動する針棒機構と、前記針棒機構を駆動する主軸モータと、前記縫針を挿通可能な針孔が形成された針板と、下端に押え足を装着可能であり、前記針板に載置した被縫製物を上から前記押え足で押える押え棒と、前記押え足が前記針板よりも上方に離れた上昇位置と、前記押え足が前記上昇位置にある場合よりも下方、且つ、前記針板に近接した下降位置との間で、前記押え棒を上下動する押え機構と、前記押え機構を駆動する押えモータと、前記押え棒の前記上下方向の位置である検出位置を検出する検出器と、前記押えモータの駆動量から推定される前記押え棒の前記上下方向の推定位置を算出する算出部と、閾値を取得する閾値取得部と、前記押えモータの駆動を制御し、前記上昇位置から前記押え棒を下降させる所定期間内に、前記検出位置と前記推定位置との差の絶対値が前記閾値以上である第一の場合、前記押え棒を上昇させ、前記検出位置と前記推定位置との前記差の前記絶対値が前記閾値未満である第二の場合、前記押え棒を下降させる押え棒制御部とを備える。縫製装置は、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれた場合に、検出位置と推定位置との差の絶対値が閾値以上となるように閾値が設定されることで、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれた状態で縫製が実行されることを回避することに貢献する。
【0007】
本発明の請求項2に係る縫製装置の前記所定期間は、前記上昇位置から前記下降位置迄の移動可能範囲の一部に設定される比較範囲に前記押え棒が位置する期間である。縫製装置の押え棒制御部は、押え棒が移動可能範囲の全範囲で、検出位置と推定位置との差の絶対値が閾値以上であるかを判断される場合に比べ、押え棒制御部が実行する処理を簡単にすることに貢献する。
【0008】
本発明の請求項3に係る縫製装置の前記比較範囲は、前記針板からの前記上下方向の距離が前記被縫製物の厚さより大きい範囲である。縫製装置の押え棒制御部は、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれておらず、押え足が被縫製物に当接したことに応じて、検出位置と推定位置との差の絶対値が閾値以上となる場合に、押え棒が上昇されることを回避することに貢献する。
【0009】
本発明の請求項4に係る縫製装置の前記押え棒制御部は、前記上昇位置から前記押え棒を下降させる際に、前記推定位置が前記比較範囲内にあり、且つ、前記第二の場合に、第一速度で前記押え棒を下降させ、前記推定位置が前記比較範囲外にある場合に、前記第一速度よりも速い第二速度で前記押え棒を下降させる。縫製装置の押え棒制御部は、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれる可能性がある比較範囲内では、比較範囲外に比べてゆっくりと押え棒を下降させることで、押え足が異物に衝突した時の衝撃を抑えることに貢献する。縫製装置の押え棒制御部は、比較範囲内に加え、比較範囲外でも第一速度で押え棒が下降される場合に比べ、押え棒が下降を終了する迄に要する時間を短くすることに貢献する。
【0010】
本発明の請求項5に係る縫製装置は、前記第一の場合の前記検出位置に基づいて、前記比較範囲を更新する比較範囲更新部を更に備える。縫製装置の比較範囲更新部は、実際に検出位置と推定位置との差の絶対値が閾値以上となり、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれた場合の検出位置に基づいて比較範囲を更新することで、押え足と針板との間に手等の異物が挟まれた場合をより精度よく検出することに貢献する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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