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公開番号
2025150314
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-09
出願番号
2024051130
出願日
2024-03-27
発明の名称
ゴム繋ぎ装置
出願人
JUKI株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
D05B
35/06 20060101AFI20251002BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】サイクルタイムを短縮することができるゴム繋ぎ装置を提供すること。
【解決手段】ゴム繋ぎ装置は、帯状のゴム紐である帯ゴムを長手方向に送り出すゴム供給ユニットと、前記ゴム供給ユニットから供給され、所定の長さに切断された前記帯ゴムの前方側及び後方側を挟持するとともに、当該帯ゴムの前方側及び後方側を折り返してリング状に形成するリング形成ユニットと、リング状に形成された前記帯ゴムを、前記リング形成ユニットからミシンに搬送する搬送ユニットと、前記帯ゴムの折り返された前方側及び後方側が重なり合う縫い代を縫製処理する前記ミシンと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
帯状のゴム紐である帯ゴムを長手方向に送り出すゴム供給ユニットと、
前記ゴム供給ユニットから供給され、所定の長さに切断された前記帯ゴムの前方側及び後方側を挟持するとともに、当該帯ゴムの前方側及び後方側を折り返してリング状に形成するリング形成ユニットと、
リング状に形成された前記帯ゴムを、前記リング形成ユニットからミシンに搬送する搬送ユニットと、
前記帯ゴムの折り返された前方側及び後方側が重なり合う縫い代を縫製処理する前記ミシンと、
を備える、
ゴム繋ぎ装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記リング形成ユニットは、
前記搬送ユニットが前記帯ゴムを前記ミシンに搬送している間に、次に供給された所定の長さの帯ゴムをリング状に形成する、
請求項1に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項3】
前記リング形成ユニットは、
前記帯ゴムの前方側を挟持して引き出すとともに、当該前方側を折り返す前方側挟持ユニットと、
前記前方側挟持ユニットに前方側が折り返された前記帯ゴムの後方側を挟持するとともに、前記前方側の端部に一部が重なり合うように当該後方側を折り返す後方側挟持ユニットと、
を備える、
請求項1又は2に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項4】
前記搬送ユニットは、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であって、前記前方側挟持ユニット及び前記後方側挟持ユニットに挟持されたリング状の前記帯ゴムのリング内に挿通されて当該帯ゴムを支持する一対の支持板と、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であり、かつ前記一対の支持板に対して離隔又は接近する方向に移動可能であって、前記一対の支持板の上方側に対向する一対の挟持板と、
を備える、
請求項3に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項5】
前記搬送ユニットは、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であり、かつ前記一対の支持板及び前記一対の挟持板に対して前記帯ゴムの幅方向に移動可能であって、前記一対の挟持板の間に配置される第1調整部を備え、
前記一対の支持板と前記一対の挟持板との間にリング状の前記帯ゴムが挟持されている状態において、前記第1調整部が前記縫い代に、前記帯ゴムの幅方向の一方側から当接する、
請求項4に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項6】
前記ミシンは、
前記搬送ユニットの前記一対の支持板及び前記一対の挟持板に挟持されたリング状の前記帯ゴムのリング内に挿通された当該帯ゴムを支持する下板と、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であり、かつ前記下板に対して離隔又は接近する方向に移動可能であって、前記下板の上方側に対向する一対の挟持部材と、
を備える、
請求項5に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項7】
前記ミシンは、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であり、かつ前記下板及び前記一対の挟持部材に対して前記帯ゴムの幅方向に移動可能であって、前記一対の挟持部材の間に配置される第2調整部を備え、
前記下板と前記一対の挟持部材との間にリング状の前記帯ゴムが挟持されている状態において、前記第2調整部が前記縫い代に、前記帯ゴムの幅方向の他方側から当接する、
請求項6に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項8】
前記前方側挟持ユニットは、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であって、供給された前記帯ゴムの前方側を下方から支持する前方側支持板と、
前記帯ゴムの幅方向に延びる板状部材であって、前記前方側支持板と当該帯ゴムを挟んで対向する前方側挟持板と、
前記前方側挟持板を、前記前方側支持板に対して離隔又は接近させる方向に移動するように駆動する第1昇降機構と、
前記前方側支持板及び前記前方側挟持板を、一体的に前記帯ゴムの幅方向に平行な回転軸回りに回動駆動する第1回転機構と、
を備え、
前記前方側支持板に対して前記前方側挟持板が接近することにより前記帯ゴムの前方側を挟持し、
前記前方側支持板及び前記前方側挟持板が回転することにより前記帯ゴムの前方側を折り返す、
請求項3に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項9】
前記後方側挟持ユニットは、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であって、供給された前記帯ゴムの後方側を下方から支持する後方側支持板と、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状部材であって、前記後方側支持板と当該帯ゴムを挟んで対向する後方側挟持板と、
前記後方側挟持板を、前記後方側支持板に対して離隔又は接近させる方向に移動するように駆動する第2昇降機構と、
前記後方側支持板及び前記後方側挟持板を、一体的に前記帯ゴムの幅方向に平行な回転軸回りに回動駆動する第2回転機構と、
を備え、
前記後方側支持板に対して前記後方側挟持板が接近することにより前記帯ゴムの後方側を挟持し、
前記後方側支持板及び前記後方側挟持板が回転することにより前記帯ゴムの後方側を折り返す、
請求項8に記載のゴム繋ぎ装置。
【請求項10】
前記前方側挟持板は、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状であって、前記前方側支持板との間に前記帯ゴムの前方側を挟持する前方側挟持部と、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状であって、前記前方側挟持板が前記前方側支持板より下方に位置する状態において、折り返された前記帯ゴムの前方側の端部を支持する前端支持部と、
前記帯ゴムの幅方向に延びる細板状であって、前記前方側挟持板が前記前方側支持板より下方に位置する状態、かつ前記後方側挟持板が前記後方側支持板より下方に位置する状態において、折り返された前記帯ゴムの後方側の端部を支持する後端支持部と、
を含む、
請求項9に記載のゴム繋ぎ装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ゴム繋ぎ装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
例えばボクサーパンツに縫着される帯ゴムは、伸縮性を有する帯状のゴム材の両端部を折り返すとともに両端部同士を縫い付けてリング状に形成された状態で、前身頃及び後身頃の上端部に縫着される。例えば、特許文献1には、テープ状弾性生地を、ミシンの縫合台の下方を通して繰り出して所定の長さに切断し、切断された生地の両端部を縫合台の上で重合させる環状生地製造装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭62-139473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の装置では、生地の供給から切断、両端部の重合までミシンは待機状態となり、逆にミシンによる縫製処理中は、供給、切断、重合手段が待機状態となり、全体として待ち時間が多く発生し、サイクルタイムが長くなるという課題があった。
【0005】
本発明の態様は、サイクルタイムを短縮することができるゴム繋ぎ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に従えば、帯状のゴム紐である帯ゴムを長手方向に送り出すゴム供給ユニットと、前記ゴム供給ユニットから供給され、所定の長さに切断された前記帯ゴムの前方側及び後方側を挟持するとともに、当該帯ゴムの前方側及び後方側を折り返してリング状に形成するリング形成ユニットと、リング状に形成された前記帯ゴムを、前記リング形成ユニットからミシンに搬送する搬送ユニットと、前記帯ゴムの折り返された前方側及び後方側が重なり合う縫い代を縫製処理する前記ミシンと、を備える、ゴム繋ぎ装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の態様に従えば、サイクルタイムを短縮することができるゴム繋ぎ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るゴム繋ぎ装置の概略構成を示す平面図である。
図2は、本実施形態に係るゴム繋ぎ装置の一部を示す斜視図である。
図3は、本実施形態に係るゴム繋ぎ装置の一部を示す斜視図である。
図4は、本実施形態に係るゴム繋ぎ装置の一部を示す斜視図である。
図5は、ゴム繋ぎ装置の動作の流れを示すフローチャートである。
図6は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する斜視図である。
図7は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する模式的な側断面図である。
図8は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する模式的な側断面図である。
図9は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する斜視図である。
図10は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する模式的な側断面図である。
図11は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する模式的な側断面図である。
図12は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する斜視図である。
図13は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する模式的な側断面図である。
図14は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する模式的な平面図である。
図15は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する斜視図である。
図16は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する模式的な平面図である。
図17は、ゴム繋ぎ装置の動作を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
本実施形態においては、ゴム繋ぎ装置1についてローカル座標系が規定される。以下の説明においては、ゴム繋ぎ装置1について規定されるローカル座標系を適宜、装置座標系、と称する。装置座標系は、XYZ直交座標系により規定される。本実施形態においては、装置座標系に基づいて各部の位置関係について説明する。所定面内のX軸と平行な方向をX軸方向とする。X軸と直交する所定面内のY軸と平行な方向をY軸方向とする。所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。また、X軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθX方向とする。Y軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθY方向とする。Z軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθZ方向とする。また、本実施形態においては、X軸及びY軸を含む平面を適宜、XY平面、と称する。X軸及びZ軸を含む平面を適宜、XZ平面、と称する。Y軸及びZ軸を含む平面を適宜、YZ平面、と称する。XY平面は、所定面と平行である。XY平面とXZ平面とYZ平面とは直交する。また、本実施形態においては、XY平面と水平面とが平行であることとする。Z軸方向は上下方向である。+Z方向は上方向であり-Z方向は下方向である。
(【0011】以降は省略されています)
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