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公開番号
2025064617
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023174516
出願日
2023-10-06
発明の名称
ミシン機構
出願人
JUKI株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
D05B
55/16 20060101AFI20250410BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】片針解除機構及び押さえ上げ機構を有する二本針ミシンにおいて、コストを抑制しつつ低騒音を実現すること。
【解決手段】ミシン機構は、ミシンに設けられた一対の針棒のうち縫製に使用する針棒を、両針棒又はいずれか一方の針棒に切り替える切り替え機構と、いずれか一方の針棒で一本縫いを行う状態にある場合に、両針棒で二本縫いを行う状態に前記切り替え機構を解除する片針解除機構と、下方に付勢されている布押さえを押さえ上げする押さえ上げ機構と、カム機構と、を備え、前記カム機構は、モータによって支軸回りに回転する偏心カムと、前記押さえ上げ機構に支持され前記偏心カムの外周に当接する押さえ上げ接触子と、前記片針解除機構に支持され前記偏心カムの外周に当接する片針解除接触子と、を有し、前記偏心カムの回転位置に基づいて、前記押さえ上げ接触子を介して前記押さえ上げ機構が作動し、前記片針解除接触子を介して前記片針解除機構が作動する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ミシンに設けられた一対の針棒のうち縫製に使用する針棒を、両針棒又はいずれか一方の針棒に切り替える切り替え機構と、
いずれか一方の針棒で一本縫いを行う状態にある場合に、両針棒で二本縫いを行う状態に前記切り替え機構を解除する片針解除機構と、
下方に付勢されている布押さえを押さえ上げする押さえ上げ機構と、
カム機構と、
を備え、
前記カム機構は、
モータによって支軸回りに回転する偏心カムと、
前記押さえ上げ機構に支持され前記偏心カムの外周に圧接する押さえ上げ接触子と、
前記片針解除機構に支持され前記偏心カムの外周に圧接する片針解除接触子と、
を有し、
前記偏心カムの回転位置に基づいて、前記押さえ上げ接触子を介して前記押さえ上げ機構が作動し、前記片針解除接触子を介して前記片針解除機構が作動する、
ミシン機構。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
切り替え機構は、
一方の針棒で一本縫いを行う状態にする第一位置と、他方の針棒で一本縫いを行う状態にする第二位置と、両針棒で二本縫いを行う状態にする解除位置との間で揺動し、かつ解除位置に向かって付勢される切り替えレバーを有し、
片針解除機構は、
前記第一位置又は前記第二位置にある前記切り替えレバーを保持する保持位置と、当該保持を解除する解除位置との間で移動可能な解除レバーと、
前記解除レバーを前記解除位置から前記保持位置に向かって付勢する弾性部材と、
前記押さえ上げ接触子の移動に伴って前記解除レバーを前記解除位置まで押圧して移動させる第二の解除レバーと、を有する、
請求項1に記載のミシン機構。
【請求項3】
前記偏心カムは、その外周に、
前記押さえ上げ接触子に接触する場合に前記布押さえが中間位置まで押さえ上げされる第一押さえ上げ区間と、
第一押さえ上げ区間に隣接し、前記押さえ上げ接触子に接触する場合に前記布押さえが中間位置より高い押さえ上げ位置まで押さえ上げされる第二押さえ上げ区間と、
第二押さえ上げ区間に隣接し、前記押さえ上げ接触子に接触する場合に前記布押さえが前記押さえ上げ位置に維持される押さえ上げ保持区間と、
前記片針解除接触子に接触する場合に前記解除レバーが前記解除位置に移動する片針解除区間と、を有する、
請求項2に記載のミシン機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシン機構に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
いずれかの針棒を駆動可能とするか、あるいは二本の針棒を駆動可能とするかを、切り替えレバーの位置によって切り替える二本針ミシンにおいて、ソレノイドがリセットプレートを引っ張ることで片針状態を解除する片針解除機構が開示されている(例えば、特許文献1参照)。一方、布押さえを保持する押さえ棒と、押さえ棒を介して布押さえに下方の押さえ圧を付与する押さえばねと、押さえばねに抗して押さえ棒に上昇動作を付与するレバーと、複数のリンク体を介してレバーに上昇動作を付与するソレノイドとを有する押さえ上げ機構が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許出願公開第106948094号明細書
特開2011-092523号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1の片針解除機構及び特許文献2の押さえ上げ機構は、いずれもソレノイドの駆動により作動する。しかしながら、一台の二本針ミシンにこのような片針解除機構及び押さえ上げ機構を適用する場合、二つ分のソレノイドが必要となるため、ソレノイド動作時の騒音や、コストが増大する等の課題があった。
【0005】
本発明の態様は、片針解除機構及び押さえ上げ機構を有する二本針ミシンにおいて、コストを抑制しつつ低騒音を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に従えば、ミシンに設けられた一対の針棒のうち縫製に使用する針棒を、両針棒又はいずれか一方の針棒に切り替える切り替え機構と、いずれか一方の針棒で一本縫いを行う状態にある場合に、両針棒で二本縫いを行う状態に前記切り替え機構を解除する片針解除機構と、下方に付勢されている布押さえを押さえ上げする押さえ上げ機構と、カム機構と、を備え、前記カム機構は、モータによって支軸回りに回転する偏心カムと、前記押さえ上げ機構に支持され前記偏心カムの外周に当接する押さえ上げ接触子と、前記片針解除機構に支持され前記偏心カムの外周に当接する片針解除接触子と、を有し、前記偏心カムの回転位置に基づいて、前記押さえ上げ接触子を介して前記押さえ上げ機構が作動し、前記片針解除接触子を介して前記片針解除機構が作動する、ミシン機構が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の態様に従えば、片針解除機構及び押さえ上げ機構を有する二本針ミシンにおいて、コストを抑制しつつ低騒音を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るミシン機構を示す正面側の斜視図である。
図2は、本実施形態に係るミシン機構を示す背面側の斜視図である。
図3は、本実施形態に係るミシン機構を示す正面図である。
図4は、本実施形態に係るミシン機構を示す背面図である。
図5は、本実施形態に係るミシン機構を示す左側面図である。
図6は、本実施形態に係るミシン機構の一部を示す左上前方から視た斜視図である。
図7は、本実施形態に係るミシン機構の一部を示す左側面図である。
図8は、本実施形態に係る偏心カムを示す正面図である。
図9は、図8に示す偏心カムによるミシン機構の動作を示す正面図である。
図10は、本実施形態に係る偏心カムを示す後方から視た図である。
図11は、図10に示す偏心カムによるミシン機構の動作を示す正面図である。
図12は、本実施形態に係る偏心カムを示す後方から視た図である。
図13は、図12に示す偏心カムによるミシン機構の動作を示す正面図である。
図14は、本実施形態に係る偏心カムを示す後方から視た図である。
図15は、図14に示す偏心カムによるミシン機構の動作を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
本実施形態においては、ミシン機構1についてローカル座標系が規定される。以下の説明においては、ミシン機構1について規定されるローカル座標系を適宜、ミシン座標系、と称する。ミシン座標系は、XYZ直交座標系により規定される。本実施形態においては、ミシン座標系に基づいて各部の位置関係について説明する。所定面内のX軸と平行な方向をX軸方向とする。X軸と直交する所定面内のY軸と平行な方向をY軸方向とする。所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。また、本実施形態においては、X軸及びY軸を含む平面を適宜、XY平面、と称する。X軸及びZ軸を含む平面を適宜、XZ平面、と称する。Y軸及びZ軸を含む平面を適宜、YZ平面、と称する。XY平面は、所定面と平行である。XY平面とXZ平面とYZ平面とは直交する。また、本実施形態においては、XY平面と水平面とが平行であることとする。Z軸方向は上下方向である。+Z方向は上方向であり-Z方向は下方向である。なお、XY平面が水平面に対して傾斜していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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