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公開番号
2025080479
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-26
出願番号
2023193648
出願日
2023-11-14
発明の名称
ミシン
出願人
JUKI株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
D05B
39/00 20060101AFI20250519BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】保持具のがたつきを抑制し位置再現性を向上すること。
【解決手段】ミシンは、ミシン針を保持する針棒を駆動するヘッド部と、ヘッド部の下方において釜を保持するベッド部と、ベッド部の外周に設けられた環状の装着部を有し、装着部をベッド部の軸線方向および軸線周りの周方向に移動する駆動機構と、装着部に着脱可能に取り付けられ、縫製対象物を保持する保持具と、を備える。装着部は、周方向に対向する一対の傾斜面を有するV字状の被係合部を有する。保持具は、一対の傾斜面の間に係合する係合部と、係合部を位置調整可能に保持する調整部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ミシン針を保持する針棒を駆動するヘッド部と、
前記ヘッド部の下方において釜を保持するベッド部と、
前記ベッド部の外周に設けられた環状の装着部を有し、前記装着部を前記ベッド部の軸線方向および軸線周りの周方向に移動する駆動機構と、
前記装着部に着脱可能に取り付けられ、縫製対象物を保持する保持具と、を備え、
前記装着部は、前記周方向に対向する一対の傾斜面を有するV字状の被係合部を有し、
前記保持具は、一対の前記傾斜面の間に係合する係合部と、前記係合部を位置調整可能に保持する調整部と、を有する、
ミシン。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記被係合部は、V字状の一対の前記傾斜面と、一対の前記傾斜面の径方向中央側端部に接続する底面と、を有する有底のV溝形状を有し、
前記係合部は、前記被係合部に嵌合することで一対の前記傾斜面及び前記底面と当接する凸状部材である、
請求項1に記載のミシン。
【請求項3】
前記保持具は、環状の枠部を有し、
前記調整部は、前記周方向と前記軸線方向との少なくとも一方について位置調整可能に前記枠部に取り付けられ、かつ、前記枠部の径方向に位置調整可能に前記係合部を保持する、
請求項2に記載のミシン。
【請求項4】
前記保持具は、前記枠部に対して着脱可能に設けられ、前記縫製対象物を保持する支持体を有し、
前記枠部は、前記支持体を取り外した状態で、前記装着部に対して装着可能である、
請求項3に記載のミシン。
【請求項5】
前記装着部は、前記被係合部に係合した前記保持具を解除可能に固定する固定部と、前記固定部を駆動するアクチュエータとを有する、
請求項1~4のいずれか1項に記載のミシン。
【請求項6】
前記装着部は、前記保持具の装着箇所に、前記保持具の周方向の取付位置を示す第1マークを有し、
前記保持具は、前記第1マークと合致する第2マークを有する、
請求項1~4のいずれか1項に記載のミシン。
【請求項7】
前記装着部と前記枠部とは、相互に仮固定するための治具装着部を有する、
請求項4に記載のミシン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシンに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
曲面状の縫製対象物に対する縫製を行うミシンが知られている。特許文献1には、帽子の湾曲した庇を縫製する際、庇を湾曲状態で保持する円筒状の保持具をミシンに装着し、保持具をミシンの釜土台の周りで回動させたり、釜土台の軸方向に直線移動させたりすることで、庇の湾曲面に沿って縫製を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2004/031467号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
寸法誤差の影響等により、曲面状の保持具をミシンに装着した際に保持具にがたつきが生じたり、ミシンの装着部に対する保持具の位置再現性が十分に得られない場合がある。そのため、保持具をミシンに装着する際のがたつき抑制、位置再現性の向上が望まれる。
【0005】
本発明の態様は、保持具のがたつきを抑制し位置再現性を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に従えば、ミシンは、ミシン針を保持する針棒を駆動するヘッド部と、前記ヘッド部の下方において釜を保持するベッド部と、前記ベッド部の外周に設けられた環状の装着部を有し、前記装着部を前記ベッド部の軸線方向および軸線周りの周方向に移動する駆動機構と、前記装着部に着脱可能に取り付けられ、縫製対象物を保持する保持具と、を備え、前記装着部は、前記周方向に対向する一対の傾斜面を有するV字状の被係合部を有し、前記保持具は、一対の前記傾斜面の間に係合する係合部と、前記係合部を位置調整可能に保持する調整部と、を有する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の態様によれば、保持具のがたつきを抑制し位置再現性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るミシンの一例を示す斜視図である。
図2は、保持具を装着部から分離させた状態を示した斜視図である。
図3は、保持具を装着部に装着した状態を示した斜視図である。
図4は、本実施形態に係るミシンの機能構成の一例を示すブロック図である。
図5は、装着部を示した斜視図である。
図6は、保持具を上方から見た斜視図である。
図7は、保持具を下方から見た斜視図である。
図8は、係合部と被係合部との係合を解除した状態を示した斜視図である。
図9は、係合部と被係合部とを係合させた状態を示した斜視図である。
図10は、係合部の位置調整作業を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
ミシン1にローカル座標系が規定される。実施形態においては、ミシン1に規定されるローカル座標系を適宜、ミシン座標系、と称する。ミシン座標系は、XYZ直交座標系により規定される。実施形態においては、ミシン座標系に基づいて各部の位置関係について説明する。所定面内のX軸と平行な方向をX軸方向とする。X軸と直交する所定面内のY軸と平行な方向をY軸方向とする。所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。X軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθX方向とする。Y軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθY方向とする。Z軸を中心とする回転方向又は傾斜方向をθZ方向とする。また、実施形態においては、X軸及びY軸を含む平面を適宜、XY平面、と称する。XY平面は、所定面と平行である。実施形態においては、XY平面と水平面とが平行であることとする。Z軸方向は上下方向である。+Z方向は上方向であり-Z方向は下方向である。なお、XY平面が水平面に対して傾斜していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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