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公開番号2025044566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023152221
出願日2023-09-20
発明の名称ミシン
出願人JUKI株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類D05B 39/00 20060101AFI20250326BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】裏地の位置ずれを抑制すること。
【解決手段】ミシンは、縫製対象物が載置されるテーブルと、テーブル上の縫製位置において縫製を行うミシン本体と、テーブル上の準備位置において、縫製対象物を押える布押え機構と、を備える。テーブルは、準備位置に形成された裏地配置穴と、裏地配置穴に配置され、縫製対象物に縫い付けられる裏地部品を支持する裏地支持板と、裏地支持板を上下方向に移動させる昇降機構と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
縫製対象物が載置されるテーブルと、
前記テーブルの縫製位置において縫製を行うミシン本体と、
前記テーブルの準備位置において、前記縫製対象物を押える布押え機構と、を備え、
前記テーブルは、
前記準備位置に形成された裏地配置穴と、
前記裏地配置穴に配置され、前記縫製対象物に縫い付けられる裏地部品を支持する裏地支持板と、
前記裏地支持板を上下方向に移動させる昇降機構と、を含む、
ミシン。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記布押え機構は、前記縫製対象物を押える押え板と、前記押え板を前記準備位置から前記縫製位置に向けて移動させる移動機構と、を含み、
前記押え板は、
前記裏地配置穴を覆うように配置される第1生地と、
前記裏地配置穴と重なる位置で、前記第1生地の上に重ねて配置される第2生地と、 前記裏地支持板に支持された前記裏地部品とを、
前記裏地配置穴の上方から押える、
請求項1に記載のミシン。
【請求項3】
前記布押え機構は、
前記裏地配置穴から離れた位置で、第1生地を押える第1押え板と、
前記裏地配置穴と重なる位置で、前記第1生地、前記第2生地および前記裏地部品を押える第2押え板と、を含む、
請求項2に記載のミシン。
【請求項4】
前記昇降機構は、上昇位置と下降位置との間で前記裏地支持板を移動させ、
前記上昇位置は、前記裏地支持板の上面が前記テーブルの上面位置と同じか上方となる位置であり、
前記下降位置は、前記裏地支持板に設置される前記裏地部品の上面が、前記テーブルの上面よりも下方となる位置である、
請求項1から3のいずれか1項に記載のミシン。
【請求項5】
前記裏地配置穴は、前記テーブルを厚み方向に貫通する貫通孔であり、
前記テーブルは、前記テーブルの下面における前記裏地配置穴の周縁に沿って設けられたガイドを有し、
前記昇降機構は、前記ガイドに沿って前記裏地支持板を移動させる、
請求項1から3のいずれか1項に記載のミシン。
【請求項6】
前記裏地配置穴は、平面視において、前記裏地部品よりも大きい開口形状を有し、
前記ガイドは、前記裏地配置穴の内部において前記裏地部品の外周と接触する位置決め部を有する、
請求項5に記載のミシン。
【請求項7】
前記布押え機構は、
前記準備位置において前記縫製対象物を押える第1布押え機構と、
前記第1布押え機構から前記縫製対象物を受け取り、前記縫製位置における縫製時に前記縫製対象物を押える第2布押え機構と、を含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載のミシン。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ミシンに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
ミシンにより複数の生地を重ねて位置合わせし、縫製する場合がある。特許文献1には、身頃となる本布片の上に前立てとなる小布片を重ねて縫うことで、前立て縫いを行うミシンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-110963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、2枚の生地を重ねて縫製することが開示されているが、3枚またはそれ以上の生地を重ねて縫製する場合がある。例えば身頃生地の上側に前立てを配置し、かつ、身頃生地の下側に前立ての裏地部品(芯地)を配置して、3枚まとめて縫製する場合がある。この際、各生地を重ねて配置していく過程で、身頃との摩擦で裏地部品の位置がずれてしまう場合がある。裏地部品が身頃の下に隠れてしまうこともあり、身頃に対する裏地部品の位置ずれを抑制することが困難である。
【0005】
本発明の態様は、裏地部品の位置ずれを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に従えば、縫製対象物が載置されるテーブルと、前記テーブル上の縫製位置において縫製を行うミシン本体と、前記テーブル上の準備位置において、前記縫製対象物を押える布押え機構と、を備え、前記テーブルは、前記準備位置に形成された裏地配置穴と、前記裏地配置穴に配置され、前記縫製対象物に縫い付けられる裏地部品を支持する裏地支持板と、前記裏地支持板を上下方向に移動させる昇降機構と、を含む、ミシンが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の態様によれば、裏地部品の位置ずれを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態に係るミシンの一例を示す斜視図である。
図2は、第1実施形態に係るミシンのヘッド部を示す斜視図である。
図3は、第1布押え機構を示す斜視図である。
図4は、テーブルの裏地配置穴を上面側から見た斜視図である。
図5は、テーブルの裏地配置穴を下面側から見た斜視図である。
図6は、裏地支持板を下降位置に配置した状態を示した模式図である。
図7は、裏地支持板を上昇位置に配置した状態を示した模式図である。
図8は、縫製対象物を押え板によって押えた状態を示した模式図である。
図9は、縫製動作の流れ(前工程)を示した模式図である。
図10は、縫製動作の流れ(縫製工程)を示した模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
本実施形態では、ミシン1についてローカル座標系(以下、「ミシン座標系」という。)が規定される。ミシン座標系は、XYZ直交座標系により規定される。本実施形態では、ミシン座標系に基づいて各部の位置関係について説明する。所定面内のX軸と平行な方向をX軸方向とする。X軸と直交する所定面内のY軸と平行な方向をY軸方向とする。所定面と直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。また、本実施形態では、X軸及びY軸を含む平面を、XY平面、と称する。X軸及びZ軸を含む平面を、XZ平面、と称する。Y軸及びZ軸を含む平面を、YZ平面、と称する。XY平面は、所定面と平行である。XY平面とXZ平面とYZ平面とは直交する。また、本実施形態では、XY平面と水平面とが平行である。Z軸方向は上下方向である。+Z方向は上方向であり-Z方向は下方向である。なお、XY平面は水平面に対して傾斜していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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