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公開番号2025001403
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023100965
出願日2023-06-20
発明の名称縫製装置
出願人株式会社エスポアール
代理人個人,個人
主分類D05B 1/18 20060101AFI20241225BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】縫製作業の負担を軽減しつつ、縫製強度を保つ縫製装置を提供する。
【解決手段】縫製装置は、上ルーパー10が布縁側の外側から前記布縁側の内側に向かって前進して行く際に、前記上ルーパー10の本体と前記上ルーパー10の先端部から出る第一の糸20が撓むことにより生じた前記第一の糸20と上ルーパー10との隙間の内側を前記第一の針12が第二の糸21を保持しながら降下し、前記第二の針13は、前記隙間の外側を降下すると共に、前記上ルーパー10は後退を開始し、縫製作業が完了した状態において、表面のかがり幅が前記第一の針12の位置に、裏面のかがり幅が前記第二の針13の位置となるオーバーロック縫いを形成しつつ、本縫いを同時に行うように構成されている。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
布が進行する縫製方向に沿う布縁側の外側に配置され、前記縫製方向に対して直交する方向を往復移動する上ルーパーと、
前記布縁側の内側に配置され、前記縫製方向に対して直交する方向を往復移動する下ルーパーと、
前記縫製方向に対して水平面内で前記縫製方向と略直交する方向に並列に配置され、上下方向に往復移動する2本の針を有し、前記2本の針の内、一方が前記布縁側に配置された第一の針と、他方が前記第一の針より前記布縁側の外側に配置された第二の針と、
前記上ルーパーの先端付近で保持された第一の糸と、前記下ルーパーの先端付近で保持された第二の糸と、前記第一の針に保持された第三の糸と、前記第二の針に保持された第四の糸と、を備え、
前記上ルーパーが前記布縁側の外側から前記布縁側の内側に向かって前進して行く際に、前記上ルーパーの本体と前記上ルーパーの先端部から出る前記第一の糸が撓むことにより生じた前記第一の糸と前記上ルーパーとの隙間の内側を前記第一の針が前記第二の糸を保持しながら降下し、前記第二の針は、前記隙間の外側を降下すると共に、前記上ルーパーは後退を開始し、
縫製作業が完了した状態において、表面のかがり幅が前記第一の針の位置に、裏面のかがり幅が前記第二の針の位置となるオーバーロック縫いを形成しつつ、本縫いを同時に行うように構成したことを特徴とする縫製装置。
続きを表示(約 85 文字)【請求項2】
表面のオーバーロック縫いのかがり幅が5~6mm、裏面のオーバーロック縫いのかがり幅が9mmであることを特徴とする請求項1に記載の縫製装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オーバーロック縫い目を形成する縫製装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、布端の始末及び解れ防止としてオーバーロック縫いが施されることがある。このオーバーロック縫いは、主軸に連動して上下動する縫針と、主軸に連動して往復運動する上ルーパー及び下ルーパーとを有する公知のオーバーロックミシンを用いて、前記縫針に通される縫い糸と、ルーパーへ通されるルーパー糸を用いて行われ、縫い目を形成する(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3699094号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の2本針オーバーロック縫いは、4本の糸の内いずれか1つの糸が切れることで、他の3本の糸も抜けやすくなる。その為、可動域が広いワークウェア等に使用する際は、オーバーロック縫いとは別に本縫いをする必要があった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
かかる課題を解決するため、請求項1に係る発明は、布が進行する縫製方向に沿う布縁側の外側に配置され、前記縫製方向に対して直交する方向を往復移動する上ルーパーと、前記布縁側の内側に配置され、前記縫製方向に対して直交する方向を往復移動する下ルーパーと、前記縫製方向に対して水平面内で前記縫製方向と略直交する方向に並列に配置され、上下方向に往復運動する2本の針を有し、前記2本の針の内、一方が前記布2縁側に配置された第一の針と、他方が前記前記第一の針より前記布縁側の外側に配置された第二の針と、前記上ルーパーの先端付近で保持された第一の糸と、前記下ルーパーの先端付近で保持された第二の糸と、前記第一の針に保持された第三の糸と、前記第二の針に保持された第四の糸と、を備え、前記上ルーパーが前記布縁側の外側から前記布縁側の内側に向かって前進して行く際に、前記上ルーパーの本体と前記上ルーパーの先端部から出る前記第一の糸が撓むことにより生じた前記第一の糸と前記上ルーパーとの隙間の内側を前記第一の針が前記第二の糸を保持しながら降下し、前記第二の針は、前記隙間の外側を降下すると共に、前記上ルーパーは後退を開始し、縫製作業が完了した状態において、表面のかがり幅が前記第一の針の位置に、裏面のかがり幅が前記第二の針の位置となるオーバーロック縫いを形成しつつ、本縫いを同時に行うように構成したことを特徴とする。
【0006】
請求項2に係る発明は、表面のオーバーロック縫いのかがり幅が5~6mm、裏面のオーバーロック縫いのかがり幅が9mmであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、縫製作業を工程に短縮することができ、解れにくい縫製が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置の作動を拡大して示す概略図である。
本発明の実施形態に係る縫製装置によって施された縫い目の状態を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
【0010】
図1に示すように、布2が進行する縫製方向に沿う布縁側の外側(以降、「手前側」と称す。)に配置され、縫製方向に対して直交する方向を往復移動する上ルーパー10と、布縁側の内側(以降、「奥側」と称す。)に配置され、縫製方向に対して直交する方向を往復移動する下ルーパー11と、縫製方向に対して水平面内で縫製方向と略直交する方向に並列に配置され、上下方向に往復移動する2本の針を有し、2本の針の内、一方が布縁側に配置された第一の針12と、他方が第一の針12より奥側に配置された第二の針13を有し、
上ルーパー10の先端付近で保持される糸を第一の糸20、第一の針12に保持される糸を第二の糸21、第二の針13に保持される糸を第三の糸22、下ルーパー11の先端付近で保持される糸を第四の糸23が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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