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公開番号
2025032956
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2024032923,2023565295
出願日
2024-03-05,2023-08-28
発明の名称
移送装置のピックアップアーム
出願人
株式会社イレブンインターナショナル
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D05B
33/00 20060101AFI20250305BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約
【課題】移送装置における伸縮等の動きを伴うピックアップアームについて、小型軽量化をはかり、形態的安定性を高める。
【解決手段】ピックアップアーム11は、シート材の裁断処理で得られたパーツをピックアップして次工程へ移送する移送装置における移動体21に設けられ、長さ変更可能な伸縮アーム部51と、その先端下面の吸着ハンド部52を備えている。そして、伸縮アーム部51を、上下に重ねられた複数のリンク56と、それらのうち最上段の基端リンク56aに接続されて伸縮を行う伸縮用モータ59で構成し、基端リンク56aを、移動体21の上で昇降可能な昇降部材53の上端部に固定する。昇降部材53における基端リンク56aよりも下に、ポンプから吸着ハンド部52に延びるエア吸引路18の一部を構成するテレスコピックからなる伸縮管76の基部を固定し、この伸縮管76で伸縮アーム部51における最下段の先端リンク56bを保持する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シート材の裁断処理で得られたパーツをピックアップして次工程へ移送する移送装置における移動体に設けられ、長さを変更可能な伸縮アーム部と、前記伸縮アーム部の先端に設けられて吸引力を発生させる負圧源が接続される吸着ハンド部を備えたピックアップアームであって、
前記伸縮アーム部が、上下に重ねられた複数のリンクと、前記リンクのうち最上段の基端リンクに接続されて他のリンクを長手方向に移動させる伸縮のためのアクチュエータを有し、
前記基端リンクが、前記移動体の上に昇降可能に備えられる昇降部材の上端部に固定され、
前記昇降部材における前記基端リンクよりも下には、前記負圧源につながるエア吸引路の一部を構成するテレスコピックからなる伸縮管の基部が固定され、
前記伸縮管の先端部に、前記伸縮アーム部における前記リンクのうち最下段の先端リンクを保持した
移送装置のピックアップアーム。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記伸縮管から先の前記先端リンクと前記吸着ハンド部に気密性が付与されて、
前記先端リンクと前記吸着ハンド部の内部が、前記負圧源につながるエア吸引路の一部とされた
請求項1に記載の移送装置のピックアップアーム。
【請求項3】
前記昇降部材と前記移動体の上面との間に、上下方向にのびて伸縮可能な蛇腹管が設けられ、
前記蛇腹管とその接続部分に気密性が付与されて、
前記蛇腹管の内部が前記負圧源につながるエア吸引路の一部とされた
請求項1または請求項2に記載の移送装置のピックアップアーム。
【請求項4】
前記吸着ハンド部を水平に360度回転させる回転機構が前記先端リンク内に設けられた
請求項1または請求項2に記載の移送装置のピックアップアーム。
【請求項5】
前記伸縮管を保持する支持部に高さを変更できる支持構造部が設けられた
請求項1または請求項2に記載の移送装置のピックアップアーム。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載のピックアップアームを備えた
移送装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、シート材の裁断処理で得られたパーツを次工程に移送する移送装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
裁断装置で裁断された被縫製物などのパーツを取り上げて次の工程に移送する作業は、正確かつ確実に行われなければ、それ以降の作業に支障をきたして、不良品の発生や作業遅延などの不都合が生じる。このため、出願人は、様々な形状のパーツを確実にピックアップして効率よく移送する下記特許文献1に開示の移送装置を提案した。
【0003】
特許文献1の移送装置は、移送元と移送先の間を往復動する移動体の上にピックアップアームを備えて構成されている。そのピックアップアームは、長さを変更可能な伸縮アーム部と、伸縮アーム部の先端に設けられて吸引力を発生させる負圧源が接続される吸着ハンド部を有するものである。移送元で伸縮アーム部を所定位置まで伸ばして必要なパーツを吸着ハンド部で吸着保持したのち、移動体を移送先に移動し、必要に応じて伸縮アーム部の長さを調整してから、吸着ハンド部による吸着からパーツを解放する。
【0004】
ピックアップアームの伸縮アーム部は、上下に重ねられた複数の可動アーム部を有した、いわば多段スライド構造であり、最下段の可動アーム部に対して伸縮のための駆動源であるモータが接続されている。つまり、モータを駆動すると可動アーム部内に備えられた伝動機構を介して最下段の可動アーム部よりも上に位置するすべての可動アーム部が連動して同時にスライドし、伸縮アーム部を伸縮させる構造である。
【0005】
伸縮アーム部は、移動体に対して上下位置を不動に固定されており、ピックアップに際して必要な上下動は、先端の吸着ハンド部に担わせている。すなわち、伸縮アーム部のうち最上段の可動アーム部は、パーツが載置されるテーブルの上面に近づきすぎずピックアップとリリースを可能にする所定の高さに保持されており、吸着ハンド部が上下方向に延びる昇降管の下端に設けられている。このため、吸着ハンド部と負圧源をつなぐエア吸引路における吸着ハンド部側の部分は、フレキシブルなチューブで構成され、その一端が昇降管の上端に対して下に向けて接続されている。
【0006】
このように、ピックアップアームは、比較的高い位置に設ける必要があるうえに、その位置よりも上方に昇降管とチューブが延びている。このため、移送装置におけるピックアップアームが存在する部分が、大きくかつ高くならざるをえなかった。
【0007】
そのうえ、水平に延びる伸縮アーム部の先端に垂直に延びる昇降管とチューブが備えられているので、ピックアップアームは形態的な安定性とコンパクトさに欠けるきらいがある。このため、ピックアップアームの安定した動作を実現するためには伸縮アーム部と吸着ハンド部の強度を確保しなければならないが、部材の厚みを厚くしたりして剛性を確保しようとすると重量も増してしまう。このことは、精度の高い円滑な駆動が要求される移送装置において不利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2023-91709号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
この発明は、移送装置のピックアップアームについて、小型軽量化をはかるとともに形態的安定性を高めることを主な課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そのために、この発明は下記のピックアップアームを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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