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公開番号2025025973
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-21
出願番号2023131278
出願日2023-08-10
発明の名称縫製データ作成装置及びプログラム並びにミシン
出願人株式会社ジャノメ
代理人個人,個人,個人,個人
主分類D05B 19/10 20060101AFI20250214BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】刺繍、ステッチなどの複数の針落ち点で構成される模様の縫製データの作成及び編集におけるユーザビリティを向上させること。
【解決手段】縫製データ作成装置30は、縫製データを構成する複数の針落ち点(模様要素)を表示するための描画領域を含む編集画面をタッチパネルディスプレイ12に表示させる表示制御部32と、針落ち点がユーザによって選択された場合に、選択された針落ち点を対象針落ち点として特定する針落ち点特定部33と、対象針落ち点が特定されている状態において、対象針落ち点の位置以外の編集画面に指示体が接触したことを検知するタッチ検知部35と、編集画面に接触している指示体の動きに連動して、描画領域における対象針落ち点の位置を移動させる針落ち点移動部36と、指示体の接触が検知されなくなった場合に、対象針落ち点の位置を確定させる針落ち点確定部37とを備える。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
ミシンに用いられ、模様要素を有する縫製データを作成する縫製データ作成装置であって、
前記模様要素を表示するための描画領域を含む編集画面をタッチパネルディスプレイに表示させる表示制御部と、
前記模様要素がユーザによって選択された場合に、選択された前記模様要素を対象模様要素として特定する模様要素特定部と、
前記対象模様要素が特定されている状態において、前記対象模様要素の位置以外の前記編集画面に指示体が接触したことを検知するタッチ検知部と、
前記編集画面に接触している前記指示体の動きに連動して、前記描画領域における前記対象模様要素の位置を移動させる模様要素移動部と、
前記指示体の接触が検知されなくなった場合に、前記対象模様要素の位置を確定させる模様要素確定部と
を備える縫製データ作成装置。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記縫製データは、複数の前記模様要素を含み、
前記表示制御部は、複数の前記模様要素及び各前記模様要素の縫製順序に関する情報を前記描画領域に表示させる請求項1に記載の縫製データ作成装置。
【請求項3】
前記編集画面は、前記描画領域に表示された各前記模様要素を選択するための選択領域を含み、
前記模様要素特定部は、前記選択領域においていずれか一つの模様要素がユーザによって選択された場合に、選択された前記模様要素を対象模様要素として特定し、
前記表示制御部は、前記描画領域における前記対象模様要素を他の模様要素とは異なる態様で表示させる請求項2に記載の縫製データ作成装置。
【請求項4】
前記選択領域には、各前記模様要素の縫製順序がリストとして表示される請求項3に記載の縫製データ作成装置。
【請求項5】
新規の模様要素を追加する入力モードと、既存の前記模様要素の位置を移動させる移動モードとを有し、前記選択領域においていずれか一つの模様要素が選択された場合に、移動モードを設定するモード設定部を備える請求項3に記載の縫製データ作成装置。
【請求項6】
前記編集画面は、前記縫製データの一部又は全部を表示するためのプレビュー領域を含み、前記プレビュー領域は、前記描画領域よりも小さい縮尺とされている請求項1に記載の縫製データ作成装置。
【請求項7】
前記模様要素は、針落ち点又は複数の針落ち点を縫製順序で繋げることによって形成されるオブジェクトである請求項1に記載の縫製データ作成装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれかに記載の縫製データ作成装置を備えるミシン。
【請求項9】
コンピュータを請求項1から7のいずれかに記載の縫製データ作成装置として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、縫製データ作成装置及びプログラム並びにミシンに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1には、模様を縫製するための縫製データをユーザの指示に従って生成したり、編集したりできる機能を備えるミシンが開示されている。具体的には、特許文献1には、複数の針落ち点を含む模様と、模様を調整するための8方向のカーソルボタン等をタッチパネルに表示し、ユーザがカーソルボタン等を操作することにより、針落ち点の指定及び位置調整等を行うことのできるミシンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-93126号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のミシンにおいて、縫製データの編集画面に表示される各カーソルボタンは、ユーザが指で操作可能なように、ある程度の大きさをもって表示される。このため、編集中の模様イメージを表示する領域が狭くなってしまうという問題があった。
【0005】
また、上記の問題を解消するために、例えば、8方向のカーソルボタンを省略し、タッチパネルに表示された模様イメージに対して、ユーザが針落ち点を直接的に指でタッチし、所望の場所まで移動させることも考えられる。しかしながら、編集対象である針落ち点は、非常に小さな点としてタッチパネルに表示されていることから、針落ち点を指で押さえて移動させようとすると、針落ち点が指で隠れてしまい微調整ができないという問題が生じる。また、このような不都合を解消するために、移動させたい針落ち点の周辺を拡大表示させることも考えられるが、この場合には、模様の全体像を把握しづらくなり、どこまで移動させたらよいのか判断に迷うこととなる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、刺繍、ステッチなどの複数の針落ち点で構成される模様の縫製データの作成及び編集におけるユーザビリティを向上させることのできる縫製データ作成装置及びプログラム並びにミシンを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様は、ミシンに用いられ、模様要素を有する縫製データを作成する縫製データ作成装置であって、前記模様要素を表示するための描画領域を含む編集画面をタッチパネルディスプレイに表示させる表示制御部と、前記模様要素がユーザによって選択された場合に、選択された前記模様要素を対象模様要素として特定する模様要素特定部と、前記対象模様要素が特定されている状態において、前記対象模様要素の位置以外の前記編集画面に指示体が接触したことを検知するタッチ検知部と、前記編集画面に接触している前記指示体の動きに連動して、前記描画領域における前記対象模様要素の位置を移動させる模様要素移動部と、前記指示体の接触が検知されなくなった場合に、前記対象模様要素の位置を確定させる模様要素確定部とを備える縫製データ作成装置である。
【0008】
本発明の一態様は、上記縫製データ作成装置を備えるミシンである。
【0009】
本発明の一態様は、コンピュータを上記縫製データ作成装置として機能させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、刺繍などの縫製データの作成及び編集におけるユーザビリティを向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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