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公開番号
2025008570
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110835
出願日
2023-07-05
発明の名称
二次電池の製造方法
出願人
トヨタバッテリー株式会社
代理人
個人
主分類
H01M
10/04 20060101AFI20250109BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】複数の二次電池における電圧降下量のばらつきを抑制することが可能な二次電池の製造方法を提供すること。
【解決手段】二次電池1の製造方法は、初期充電後の二次電池1に対し、第1のエージング処理を行う第1のエージング処理工程S2と、第1のエージング処理が行われた二次電池1の電圧を測定する電圧測定工程S4と、電圧測定工程S4で得られた二次電池1の測定電圧に対応する温度で、第1のエージング処理が行われた二次電池1に対し、第2のエージング処理を行う第2のエージング処理工程S5とを含む。二次電池1は、測定電圧の大小に基づいて複数のグループに分類される。第2のエージング処理工程S5では、測定電圧が小さい程、第2のエージング処理の温度が高くなるように、各グループの二次電池1に対し、異なる温度で第2のエージング処理を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
二次電池の製造方法であって、
初期充電後の前記二次電池に対し、第1のエージング処理を行う第1のエージング処理工程と、
前記第1のエージング処理が行われた前記二次電池の電圧を測定する電圧測定工程と、
前記電圧測定工程で得られた前記二次電池の測定電圧に対応する温度で、前記第1のエージング処理が行われた前記二次電池に対し、第2のエージング処理を行う第2のエージング処理工程とを含み、
前記二次電池は、前記測定電圧の大小に基づいて複数のグループに分類され、
前記第2のエージング処理工程では、前記測定電圧が小さい程、前記第2のエージング処理の前記温度が高くなるように、各グループの前記二次電池に対し、異なる温度で前記第2のエージング処理を行い、
前記異なる温度には、既定の温度以上の温度が含まれる、
二次電池の製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記二次電池は、前記測定電圧が既定の基準電圧以下の第1のグループと、前記測定電圧が前記既定の基準電圧よりも大きい第2のグループに分類され、
前記第2のエージング処理工程では、
前記第1のグループに属する前記二次電池に対し、前記既定の温度以上の温度で前記第2のエージング処理を行い、
前記第2のグループに属する前記二次電池に対し、前記既定の温度未満の温度で前記第2のエージング処理を行う、
請求項1に記載の二次電池の製造方法。
【請求項3】
前記二次電池は、第1のグループ、第2のグループ、及び第3のグループに分類され、
前記第1のグループは、前記測定電圧が、既定の基準電圧よりも小さい第1の境界電圧以下の前記二次電池が属するグループであり、
前記第2のグループは、前記測定電圧が、前記第1の境界電圧よりも大きく、かつ、前記基準電圧よりも大きい第2の境界電圧未満の前記二次電池が属するグループであり、
前記第3のグループは、前記測定電圧が、前記第2の境界電圧以上の前記二次電池が属するグループであり、
前記第2のエージング処理工程では、
前記第1のグループに属する前記二次電池に対し、前記既定の温度未満の温度で前記第2のエージング処理を行い、
前記第2のグループに属する前記二次電池に対し、前記既定の温度以上の温度である第1の温度で、前記第2のエージング処理を行う、
前記第3のグループに属する前記二次電池に対し、前記第1の温度以上の温度である第2の温度で、前記第2のエージング処理を行う、
請求項1に記載の二次電池の製造方法。
【請求項4】
二次電池の製造方法であって、
初期充電後の前記二次電池に対し、第1のエージング処理を行う第1のエージング処理工程と、
前記第1のエージング処理が行われた前記二次電池の電圧を測定する電圧測定工程と、
前記電圧測定工程で得られた前記二次電池の測定電圧に対応する温度で、前記第1のエージング処理が行われた前記二次電池に対し、第2のエージング処理を行う第2のエージング処理工程とを含み、
前記第2のエージング処理工程では、
前記二次電池の測定電圧が既定の基準電圧以下の二次電池に対し、既定の温度以上の温度で前記第2のエージング処理を行い、
前記二次電池の測定電圧が前記既定の基準電圧よりも大きい二次電池に対し、前記既定の温度未満の温度で前記第2のエージング処理を行う、
二次電池の製造方法。
【請求項5】
前記既定の温度は、前記第2のエージング処理の温度と、前記第2のエージング処理後の前記二次電池の自己放電による電圧降下量との関係における変化点に対応する温度である、請求項1~4のいずれか1項に記載の二次電池の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、二次電池の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、電気自動車やハイブリッド車、プラグインハイブリッド車等では、リチウムイオン電池等の二次電池が採用されている。このような二次電池の自己放電による電圧降下量を調整するための種々の技術が提案されている。
【0003】
二次電池の電圧降下量を調整する技術の一例として、特許文献1が開示するSOC(State Of Charge)調整工程では、初期充電して活性化された二次電池を放電し、SOCの値を、二次電池の放電曲線の傾きを電池容量で割った値が0.05以上となる値に調整する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-134395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
初期充電された二次電池に対して行われるエージング処理では、複数の二次電池が所定の温度環境下に置かれるが、個々の二次電池の局所的な環境によって各二次電池の温度にばらつきが生じることがある。この温度のばらつきは、二次電池の電圧降下量に影響を与える可能性がある。しかしながら、特許文献1が開示する電圧調整方法では、このような温度のばらつきによる影響が考慮されていないという課題があった。
【0006】
本開示は、このような課題を解決するためのものであり、エージング処理における個々の二次電池の温度のばらつきによる影響を考慮して、複数の二次電池における電圧降下量のばらつきを抑制することが可能な二次電池の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る二次電池の製造方法は、
初期充電後の二次電池に対し、第1のエージング処理を行う第1のエージング処理工程と、
第1のエージング処理が行われた二次電池の電圧を測定する電圧測定工程と、
電圧測定工程で得られた二次電池の測定電圧に対応する温度で、第1のエージング処理が行われた二次電池に対し、第2のエージング処理を行う第2のエージング処理工程とを含み、
二次電池は、測定電圧の大小に基づいて複数のグループに分類され、
第2のエージング処理工程では、測定電圧が小さい程、第2のエージング処理の温度が高くなるように、各グループの二次電池に対し、異なる温度で第2のエージング処理を行い、
異なる温度には、既定の温度以上の温度が含まれる。
【0008】
また、二次電池は、測定電圧が既定の基準電圧以下の第1のグループと、測定電圧が既定の基準電圧よりも大きい第2のグループに分類することができ、
第2のエージング処理工程では、
第1のグループに属する二次電池に対し、既定の温度以上の温度で第2のエージング処理を行い、
第2のグループに属する二次電池に対し、既定の温度未満の温度で第2のエージング処理を行うことができる。
【0009】
さらに、二次電池は、第1のグループ、第2のグループ、及び第3のグループに分類することができ、
第1のグループは、測定電圧が、既定の基準電圧よりも小さい第1の境界電圧以下の二次電池が属するグループであり、
第2のグループは、測定電圧が、第1の境界電圧よりも大きく、かつ、基準電圧よりも大きい第2の境界電圧未満の二次電池が属するグループであり、
第3のグループは、測定電圧が、第2の境界電圧以上の二次電池が属するグループであり、
第2のエージング処理工程では、
第1のグループに属する二次電池に対し、既定の温度未満の温度で第2のエージング処理を行い、
第2のグループに属する二次電池に対し、既定の温度以上の温度である第1の温度で、第2のエージング処理を行う、
第3のグループに属する二次電池に対し、第1の温度以上の温度である第2の温度で、第2のエージング処理を行うことができる。
【0010】
さらに、二次電池の製造方法は、
初期充電後の二次電池に対し、第1のエージング処理を行う第1のエージング処理工程と、
第1のエージング処理が行われた二次電池の電圧を測定する電圧測定工程と、
電圧測定工程で得られた二次電池の測定電圧に対応する温度で、第1のエージング処理が行われた二次電池に対し、第2のエージング処理を行う第2のエージング処理工程とを含み、
第2のエージング処理工程では、
二次電池の測定電圧が既定の基準電圧以下の二次電池に対し、既定の温度以上の温度で第2のエージング処理を行い、
二次電池の測定電圧が既定の基準電圧よりも大きい二次電池に対し、既定の温度未満の温度で第2のエージング処理を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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