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公開番号2025008351
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110453
出願日2023-07-05
発明の名称車載用制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類B60W 20/12 20160101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】走行区間の走行負荷をより適正な値とする。
【解決手段】車載用制御装置は、地図情報を用いて走行区間毎の勾配や走行車速などの区間情報に基づいて各走行区間の区間走行負荷を演算する。その際、車載用制御装置は、走行履歴のある走行区間については実際に走行したときに要した実走行負荷を区間走行負荷とし、走行履歴のない走行区間にについては、区間情報に基づいて演算した走行負荷に、走行履歴のある走行区間に対して実走行負荷と区間情報に基づく走行負荷とに基づいて演算した補正係数を乗じて区間走行負荷を演算する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
地図情報を用いて走行区間毎の勾配や走行車速などの区間情報に基づいて各走行区間の区間走行負荷を演算する車載用制御装置であって、
走行履歴のある走行区間については実際に走行したときに要した実走行負荷を前記区間走行負荷とし、
走行履歴のない走行区間については、補正係数を乗じる、
ことを特徴とする車載用制御装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1記載の車載用制御装置であって、
前記補正係数は、走行履歴のある走行区間に対して前記実走行負荷と前記区間情報に基づく走行負荷とに基づいて演算され、
走行履歴のない走行区間については、前記区間情報に基づいて演算した走行負荷に、前記補正係数を乗じて前記区間走行負荷を演算する、
車載用制御装置。
【請求項3】
請求項2記載の車載用制御装置であって、
走行区間の道路種別に応じて前記補正係数を演算する、
車載用制御装置。
【請求項4】
請求項2記載の車載用制御装置であって、
前記走行履歴のない走行区間のうち渋滞している走行区間については、前記補正係数を用いずに前記区間情報に基づいて演算した走行負荷を前記区間走行負荷とする、
車載用制御装置。
【請求項5】
請求項2記載の車載用制御装置であって、
前記走行履歴のない走行区間のうち前記区間情報に基づいて演算した走行負荷が負の値の走行区間については、前記補正係数を用いずに前記区間情報に基づいて演算した走行負荷を前記区間走行負荷とする、
車載用制御装置。
【請求項6】
請求項1ないし5のうちのいずれか記載の車載用制御装置であって、
エンジンと走行用のモータと前記モータに電力を供給するバッテリと前記地図情報とを有する電動走行が可能な車両に搭載され、
前記区間走行負荷を用いて目的地までの走行経路に含まれる各走行区間に対してCDモードで走行するかCSモードで走行するかを計画する走行支援計画を作成し、前記走行支援計画に基づいて走行するように前記エンジンと前記モータとを制御する走行支援制御を実行する、
車載用制御装置。
【請求項7】
請求項6記載の車載用制御装置であって、
前記走行経路に前記エンジンを停止した状態で前記モータで走行する電動走行区域が含まれているときに前記補正係数を用いた前記区間走行負荷を用いる、
車載用制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用制御装置に関し、詳しくは、地図情報を用いて走行区間毎の勾配や走行車速などの区間情報に基づいて各走行区間の区間走行負荷を演算する車載用制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の車載用制御装置としては、地図情報データベースに走行区間毎に予測走行負荷情報を記憶しておき、走行経路上の夫々の区間の走行負荷に基づいて、区間毎にエンジンを運転して走行するハイブリッド走行区間かエンジンを停止した状態でモータで走行する電動走行区間かを割り当てる走行支援計画を作成するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、、走行経路の目的地を含む区間を電動走行区間としての電動最優先区間に割り当てると共に、走行経路における電動最優先区間以外の残りの区間を走行負荷と二次電池の残量とに基づいてハイブリッド走行区間か電動走行区間かに割り当てている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-213638号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の車載用制御装置では、走行区間を走行したときの実際の走行負荷と予測走行負荷とに乖離が生じたときには、目的地までの走行に対してバッテリの残量が不足する場合や、バッテリの残量が過剰になる場合が生じる。この場合、適正な走行支援計画を作成することができない。
【0005】
本開示の車載用制御装置は、走行区間の走行負荷をより適正な値とすることを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車載用制御装置は、
地図情報を用いて走行区間毎の勾配や走行車速などの区間情報に基づいて各走行区間の区間走行負荷を演算する車載用制御装置であって、
走行履歴のある走行区間については実際に走行したときに要した実走行負荷を前記区間走行負荷とし、
走行履歴のない走行区間については、補正係数を乗じる、
ことを特徴とする。
【0008】
本開示の車載用制御装置では、地図情報を用いて走行区間毎の勾配や走行車速などの区間情報に基づいて各走行区間の区間走行負荷を演算する。この際、走行履歴のある走行区間については実際に走行したときに要した実走行負荷を区間走行負荷とする。また、走行履歴のない走行区間については、補正係数を乗じる。これにより、区間情報に基づいて演算した走行負荷を区間走行負荷とする場合に比して、より適正な区間走行負荷とすることができる。
【0009】
本開示の車載用制御装置において、前記補正係数は、走行履歴のある走行区間に対して前記実走行負荷と前記区間情報に基づく走行負荷とに基づいて演算され、走行履歴のない走行区間については、前記区間情報に基づいて演算した走行負荷に、前記補正係数を乗じて前記区間走行負荷を演算するものとしてもよい。こうすれば、運転者の走行履歴に応じた補正係数とすることができ、より適正な区間走行負荷とすることができる。
【0010】
本開示の車載用制御装置において、走行区間の道路種別に応じて前記補正係数を演算するものとしてもよい。こうすれば、道路種別に応じた補正係数を用いて区間走行負荷を演算するから、区間走行負荷をより適正な値とすることができる。なお、道路種別としては、一般道であるか高速道であるか、市街地であるか郊外であるか、などを挙げることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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