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公開番号
2025007844
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109502
出願日
2023-07-03
発明の名称
リニアガイド用サイドシール及びリニアガイド
出願人
日本精工株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
F16C
29/08 20060101AFI20250109BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】特別な道具を使用することなく組立が可能であり、スライダへの取り付け時における作業効率が優れ、容易に分解できることでリサイクル性を向上させることができるサイドシールを提供する。
【解決手段】サイドシール50は、案内レール3に摺接するシール部材41と、シール部材41よりもスライダ20に取り付けられ、シール部材41を保持する第1保持部材11と、第1保持部材11とともにシール部材41を挟持する第2保持部材12と、を有する。第1保持部材11は、第2保持部材12に向かって突出する複数の嵌合用突起22を有し、第2保持部材12は、複数の嵌合用突起22が嵌入される複数の嵌合用穴23を有し、嵌合用突起22が嵌合用穴23に嵌合されることにより、サイドシール50が一体化している。第1保持部材11は可撓性を有し、第1保持部材11の変形に伴って、嵌合用突起22と嵌合用穴23との接触圧が増大する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
案内レールと、前記案内レールに相対移動可能に跨架されるスライダと、を有するリニアガイドにおける、前記スライダの移動方向端面に接合されるサイドシールであって、
前記案内レールに摺接するシール部材と、
前記シール部材よりも前記スライダ側に取り付けられ、前記シール部材を保持する第1保持部材と、
前記シール部材における前記第1保持部材側と反対側に取り付けられ、前記第1保持部材とともに前記シール部材を挟持する第2保持部材と、を有し、
前記第1保持部材及び前記第2保持部材のうち、いずれか一方の保持部材は、他方の保持部材に向かって突出する複数の嵌合用突起を有し、他方の保持部材は、前記複数の嵌合用突起が嵌入される複数の嵌合用穴を有し、前記嵌合用突起は前記嵌合用穴に嵌合されており、
前記第1保持部材は可撓性を有するものであり、
前記第1保持部材の変形に伴って、前記嵌合用突起と前記嵌合用穴との接触圧が増大するように構成されている、サイドシール。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
前記第1保持部材は前記嵌合用突起を有し、
前記第1保持部材が変形した場合に、前記嵌合用突起の軸方向が傾斜して、前記嵌合用突起と前記嵌合用穴との接触圧が増大する、請求項1に記載のサイドシール。
【請求項3】
前記第1保持部材は前記嵌合用穴を有し、
前記第1保持部材が変形した場合に、前記嵌合用穴の軸方向が傾斜して、前記嵌合用突起と前記嵌合用穴との接触圧が増大する、請求項1に記載のサイドシール。
【請求項4】
前記嵌合用突起は、前記他方の保持部材の表面から突出している、請求項1に記載のサイドシール。
【請求項5】
前記スライダの移動方向に平行な断面視において、前記嵌合用突起の断面形状と前記嵌合用穴の断面形状とは略同一である、請求項1に記載のサイドシール。
【請求項6】
前記嵌合用突起及び前記嵌合用穴は、前記シール部材と前記案内レールとが摺接する面から離隔した位置に配置されている、請求項1に記載のサイドシール。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載のサイドシールを備えるリニアガイド。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、リニアガイド用サイドシール及びリニアガイドに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
一般的に、リニアガイドは、軸方向に延びる案内レールと、案内レールに相対移動可能に跨架されたスライダと、を備える。そして、案内レール及びスライダに形成された転動体転動溝間を循環する複数の転動体(ボール)を介して、スライダが案内レール上を軸方向に相対移動する。このようなリニアガイドは、各種生産設備の直線移動機構に多用されている。
【0003】
また、スライダには、案内レールが延びる方向の両端面に、案内レールとスライダとの間を塞ぎ、ごみ、埃、塵などの異物がスライダの内部に侵入するのを防止するサイドシールが取り付けられている。
【0004】
近時、シール性能や耐久性等の向上を目的として、種々の構造を有するサイドシールが提案されている。例えば、特許文献1には、スライダにおける摺動方向の端面に取り付けられた取付プレートのコ字形溝内に、ガイドレールに摺接する溝部を有する摺動スクレーパーが嵌着されたリニアガイド装置が記載されている。摺動スクレーパーには、取付プレートに嵌着させるための突起部及び凹部が形成されており、突起部や凹部の大きさや形状、あるいは摺動スクレーパーの外面に形成する位置を変更することで、ガイドレールに当接する力を調節することができる。
【0005】
また、特許文献2には、スライダと案内レールの上面および両側面との間をリップ部により密封するサイドシールが開示されている。サイドシールは、リップ部を独立に有する複数枚のシール部材を有し、複数枚のシール部材は、直動方向に垂直な方向に相対移動可能に結合されている。また、複数枚のシール部材は、互いに係合する凸部と凹部とで結合され、凸部および凹部は、各シール部材に一体に形成されている。
【0006】
さらに、特許文献3には、ホルダケースと、このホルダケース内に配設された少なくとも1枚の板状のシールプレートと、封止プレートから構成された高密封シール装置が提案されている。シールプレートは、メカニカルフロスウレタンフォームから構成され、シールプレート自体が両側面の表層を形成するゴム状のスキン層と、表層間の中間層を形成するスポンジ層から成る3層構造で構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6863550号公報
特許第6295624号公報
特許第4615466号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、近時、環境負荷の少ない製品作りが要求されており、リニアガイドの分野においても、容易に材料ごとに分別し、廃棄又はリサイクルすることができる部品についての検討が行われている。上記特許文献1~特許文献3においては、いずれも、シール部材と、このシール部材を支持する部品とが別体となっており、容易に分別することができる。
【0009】
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献3に記載のサイドシールは、各部品が一体化されておらず、スライダの両端部に取り付ける際に作業が煩雑になる。
【0010】
これに対して、上記特許文献2に記載の複数枚のシール部材は、互いに係合する凸部と凹部とで結合され、一体化されている。シール部材の輸送時や保管時においては、一体化されたシール部材が積み重ねられて梱包管理されているため、一体化されたシール部材が外れることはない。
(【0011】以降は省略されています)
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