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公開番号2025007553
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023109032
出願日2023-07-03
発明の名称光ファイバケーブル
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61B 18/24 20060101AFI20250109BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】光源と治療デバイスとの間を接続する光ファイバケーブルにおいて、回転機構等の特別な要素を用いずに、光ファイバが輪を形成することを抑制する。
【解決手段】光ファイバ120は、一方端が光コネクタ110に、他方端が治療デバイス300に、それぞれ取り付けられている。光ファイバ120は保護チューブ130内を通る。保護チューブ130の一方端は光コネクタ110に対して固定され、他方端には、治療デバイス300側の固定部材と嵌合する嵌合部材140が取り付けられている。治療デバイス300の入力側の端部には固定部材310が取り付けられている。固定部材310の薄肉部310bが嵌合部材140内に挿入されているが、固定部材310と嵌合部材140とは互いに固定されていない。ユーザの操作により治療デバイス300が軸回りに回転すると、光ファイバ120はそれに合わせて回転し、保護チューブ130内でねじれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
光源と治療デバイスとを接続する光ファイバケーブルであって、
前記光源に接続されるコネクタと、
一方端が前記コネクタに対して固定され、他方端が前記治療デバイスに対して固定された光ファイバと、
前記光ファイバの曲げ剛性よりも大きい曲げ剛性を持ち、前記コネクタから前記治療デバイスまで前記光ファイバを覆う保護チューブであって、前記コネクタに対しては固定されているが前記治療デバイスに対しては固定されていない保護チューブと、
を有し、前記保護チューブと前記光ファイバとは相互に固定されていない、光ファイバケーブル。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記光ファイバは、前記保護チューブより長いことにより、前記保護チューブ内にたわんで配置されている、ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
【請求項3】
前記保護チューブの前記治療デバイス側の端部は、前記治療デバイスに対して固定された固定部材に対して、軸回りに回転可能に嵌合している、
ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
【請求項4】
前記保護チューブの前記治療デバイス側の前記端部には、前記固定部材から外れないように前記固定部材と嵌合する嵌合部材が設けられている、ことを特徴とする請求項3に記載の光ファイバケーブル。
【請求項5】
前記保護チューブの内径は、前記光ファイバの外径の1.2倍以上であることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。
【請求項6】
前記光ファイバケーブルの一部が、前記光ファイバの許容曲げ半径以上の半径のループを形成した状態で固定されている、ことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバケーブル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光ファイバケーブルに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
医療機器の中には、光ファイバを用いたものが数多く存在する。
【0003】
例えば、エコーガイド下のカテーテル手術において、治療デバイスの視認性を光音響効果で改善するシステムがある(特許文献1参照)。このシステムでは、体内に導入される治療デバイスとレーザ光源とを光ファイバで接続し、光音響効果で治療デバイスから光音響波を発生し、この超音波を超音波探触子で検出することにより、治療デバイスの位置を可視化する。
【0004】
特許文献2には、光音響効果等のために穿刺針の先端までレーザ光を導く光ファイバを光源ユニットに接続するためのコネクタが開示されている。
【0005】
ここで、カテーテル手術においては、治療デバイスを進行方向軸回りに回転させる操作や、移動させる操作が行われることが一般的である。接続用の光ファイバは、こうした操作に追従する必要がある。特に、治療デバイスの一種であるガイドワイヤでは、そのような操作が多用される。軸回りにガイドワイヤを回転させる動作は、光ファイバにねじりを加え、中途に輪を形成してしまう。光ファイバの中途に輪が形成された状態で治療デバイスを引っ張ると、輪が小さくなり、最悪の場合、光ファイバが破断してしまう。
【0006】
光ファイバのねじれを抑制する技術として、特許文献3、4に開示されるものがある。特許文献3及び4には、光源に接続された光コネクタケーブルとガイドワイヤとを軸受け等の回転自在な構造で機械的に接続している。そして、光コネクタケーブル内の光ファイバと、ガイドワイヤ内の光ファイバとをカップラを介して光学的に接続している。
【0007】
また、特許文献5~9には、プローブ等の器具と本体装置とを結ぶ光ファイバの回転や保護に関する機構が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2019-213680号公報
特許第6873164号公報
特許第6492061号公報
特許第6669898号公報
特開2007-135947号公報
特開2004-065320号公報
特開2013-195284号公報
特開2016-200647号公報
特表2016-507271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、光源と治療デバイスとの間を接続する光ファイバケーブルにおいて、回転機構等の特別な要素を用いずに、光ファイバが輪を形成することを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本明細書で開示する光ファイバケーブルは、光源と治療デバイスとを接続する光ファイバケーブルであって、前記光源に接続されるコネクタと、一方端が前記コネクタに対して固定され、他方端が前記治療デバイスに対して固定された光ファイバと、前記光ファイバの曲げ剛性よりも大きい曲げ剛性を持ち、前記コネクタから前記治療デバイスまで前記光ファイバを覆う保護チューブであって、前記コネクタに対しては固定されているが前記治療デバイスに対しては固定されていない保護チューブと、を有し、前記保護チューブと前記光ファイバとは相互に固定されていないことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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