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公開番号2025007329
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108639
出願日2023-06-30
発明の名称シャープペンシル
出願人株式会社パイロットコーポレーション
代理人個人,個人,個人
主分類B43K 21/00 20060101AFI20250109BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】部品の交換なしに、互いに異なる直径を有する複数の筆記芯を使用することが可能なシャープペンシルを提供する。
【解決手段】シャープペンシル10は、筆記芯100を保持するチャック機構30を備え、チャック機構30は、径方向に弾性変形可能な複数の爪部材34と、複数の爪部材34を径方向の内側へ向けて押圧する弾性部材38と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
筆記芯を保持するチャック機構を備えたシャープペンシルであって、
前記チャック機構は、
径方向に弾性変形可能な複数の爪部材と、
前記複数の爪部材を径方向の内側へ向けて押圧する弾性部材と、を有する、シャープペンシル。
続きを表示（約 450 文字）【請求項２】
前記弾性部材は、周方向に延びるＯリングである、請求項１に記載のシャープペンシル。
【請求項３】
前記爪部材の外周面には、周方向に延びる凹部が形成されており、
前記Ｏリングの少なくとも一部は、前記凹部内に配置されている、請求項２に記載のシャープペンシル。
【請求項４】
前記チャック機構の後方において前記筆記芯を保持する保持機構をさらに備える、請求項１～３のいずれか一項に記載のシャープペンシル。
【請求項５】
前記保持機構は、前記筆記芯を弾性的に保持する弾性体を有する、請求項４に記載のシャープペンシル。
【請求項６】
前記弾性体は、前記筆記芯に向かって突出するとともに周方向に配列された複数の突出部を有する、請求項５に記載のシャープペンシル。
【請求項７】
前記保持機構は、前記弾性体の外側に配置され、前記弾性体の形状を維持する形状維持部材を有する、請求項５に記載のシャープペンシル。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、シャープペンシルに関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
通常、１つのシャープペンシルには、特定の１つの直径を有する筆記芯のみが使用できる。その一方、シャープペンシルに使用される筆記芯として、様々な直径を有する筆記芯が存在している。このような互いに異なる直径を有する複数の筆記芯を、１つのシャープペンシルで使用できると便利である。このような観点から、一部の部品を交換することで、互いに異なる直径を有する複数の筆記芯を使用することが可能なシャープペンシルが従来知られている（特許文献１）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
実公昭５８－４２１３６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
特許文献１に開示されているような従来のシャープペンシルでは、互いに異なる直径を有する複数の筆記芯を使用するために、一部の部品を交換する必要があった。したがって、筆記芯を直径の異なる他の筆記芯に交換する際には、部品を交換するための手間がかかっていた。また、交換するための複数の部品が必要になることから、シャープペンシル全体の費用も高くなり得る。
【０００５】
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、部品の交換なしに、互いに異なる直径を有する複数の筆記芯を使用することが可能なシャープペンシルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明のシャープペンシルは、
［１］筆記芯を保持するチャック機構を備えたシャープペンシルであって、
前記チャック機構は、
径方向に弾性変形可能な複数の爪部材と、
前記複数の爪部材を径方向の内側へ向けて押圧する弾性部材と、を有する、シャープペンシル、である。
【０００７】
本発明のシャープペンシルは、
［２］前記弾性部材は、周方向に延びるＯリングである、［１］に記載のシャープペンシル、である。
【０００８】
本発明のシャープペンシルは、
［３］前記爪部材の外周面には、周方向に延びる凹部が形成されており、
前記Ｏリングの少なくとも一部は、前記凹部内に配置されている、［２］に記載のシャープペンシル、である。
【０００９】
本発明のシャープペンシルは、
［４］前記チャック機構の後方において前記筆記芯を保持する保持機構をさらに備える、［１］～［３］のいずれか１つに記載のシャープペンシル、である。
【００１０】
本発明のシャープペンシルは、
［５］前記保持機構は、前記筆記芯を弾性的に保持する弾性体を有する、［４］に記載のシャープペンシル、である。
（【００１１】以降は省略されています）

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