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公開番号2024066456
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2023171732
出願日2023-10-03
発明の名称塗布具
出願人ぺんてる株式会社
代理人
主分類B43K 8/03 20060101AFI20240508BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約【課題】従来の塗布具では、塗布液タンクと前軸とを接続する際などに塗布液が突起に付着し、接続部分における塗布液タンク外壁面と前軸内壁面との間に塗布液が広がってしまうと、塗布液が漏れたり外観を損ねたりするなど、塗布液タンクと前軸との接続状態が悪化したりするという問題があった。本発明は、塗布液タンクと前軸との接続状態が良好な塗布具を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、塗布液タンク3の外壁面からは、塗布液タンクの一端を前記貫通孔の塗布液タンク側開口部から挿入すると、前軸2の内壁面に気密に接触して前軸と塗布液タンクとを圧入状態で接続可能な、周方向に延びる環状突起であるエアタイトリブが少なくとも3条突出した塗布具を要旨とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前軸と、塗布液タンクと、が少なくとも配置された塗布具であって、前軸には、軸方向に貫通した塗布液流通路としての貫通孔が形成され、前軸の一端には、塗布液を塗布する塗布体が貫通孔に挿入されることで接続され、他端には塗布液タンクが貫通孔に挿入されることで接続され、塗布液タンクには、内部には少なくとも塗布液が収容され、外壁面からは、塗布液タンクの一端を前記貫通孔の塗布液タンク側開口部から挿入すると、前軸の内壁面に気密に接触して前軸と塗布液タンクとを圧入状態で接続可能な、周方向に延びる環状突起であるエアタイトリブが少なくとも3条突出した塗布具。
続きを表示(約 480 文字)【請求項2】
前記塗布液タンクの内部には、自由状態の前記塗布液と、撹拌体と、が少なくとも収容され、前記塗布液タンクの内壁面からは軸方向に延びるリブが突出した、請求項1に記載の塗布具。
【請求項3】
前記塗布液タンクの、外壁面の少なくとも最も塗布体側に位置するエアタイトリブと、内壁面のリブとが、塗布液タンクの軸方向と直交する方向の横断面において同一の横断面を構成しない、請求項2に記載の塗布具。
【請求項4】
前記撹拌体の、前記塗布液タンクの径方向における最大外径部分と、前記塗布液タンクの内壁面のリブとが、同一の横断面を構成する、請求項2又は請求項3に記載の塗布具。
【請求項5】
前記エアタイトリブが、より塗布体側に位置するエアタイトリブほど大きい力で前記前軸の内壁面に接触している、請求項1から請求項3のいずれかに記載の塗布具。
【請求項6】
前記エアタイトリブが、より塗布体側に位置するエアタイトリブほど大きい力で前記前軸の内壁面に接触している、請求項4に記載の塗布具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、塗布液タンク内に収容された塗布液を塗布先へ供給して使用する塗布具に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、内部に塗布液を収容する塗布液タンク及びその周辺部材の形態について様々な構造が検討されている。例えば特許文献1には、内部に塗布液を収容した塗布液タンクの外壁面から突出した突起を、塗布先が配置された前軸の内壁面に係止させることで、両部材を接続する塗布具が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-119608号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている塗布具では、塗布液タンクと前軸とを接続する際などに塗布液が突起に付着し、接続部分における塗布液タンク外壁面と前軸内壁面との間に塗布液が広がってしまうと、塗布液が漏れたり外観を損ねたりするなど、塗布液タンクと前軸との接続状態が悪化したりするという問題があった。
【0005】
本発明は、塗布液タンクと前軸との接続状態が良好な塗布具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、前軸と、塗布液タンクと、が少なくとも配置された塗布具であって、前軸には、軸方向に貫通した塗布液流通路としての貫通孔が形成され、前軸の一端には、塗布液を塗布する塗布体が貫通孔に挿入されることで接続され、他端には塗布液タンクが貫通孔に挿入されることで接続され、塗布液タンクには、内部には少なくとも塗布液が収容され、外壁面からは、塗布液タンクの一端を前記貫通孔の塗布液タンク側開口部から挿入すると、前軸の内壁面に気密に接触して前軸と塗布液タンクとを圧入状態で接続可能な、周方向に延びる環状突起であるエアタイトリブが少なくとも3条突出した塗布具を要旨とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、塗布液タンク外壁面にエアタイトリブが少なくとも3条設けられているため、塗布液が最も塗布体側のエアタイトリブを越えてしまっても、塗布液タンクの塗布体側から2条目以降のエアタイトリブが存在するため、各エアタイトリブ間及び前軸内壁面との隙間に塗布液が収まり、塗布液が前軸内壁面と塗布液タンク外壁面との間で、エアタイトリブが設けられた範囲を越えて広がらず、前軸内壁面と塗布液タンク外壁面との間の気密も維持しやすく、接続状態を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
塗布具1の縦断面図
前軸2の外観斜視図
図1のA部分拡大図
中継部材7の外観斜視図
塗布液タンク3の外観斜視図
図1のB部分拡大図
第1の実施形態を一部変形した実施形態に係る図6相当図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以降、図面を適宜参照しつつ、本発明に係る塗布具の実施形態について説明する。本発明は実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
【0010】
本発明の塗布具は、筆ペン、フェルトペン、マーキングペンなどの筆記具や描画用具、アイライナー、アイブロウ、アイシャドウなどの化粧用具、衛生消毒用などの薬液を塗布する医療用具などとして使用できる。本発明の塗布具は、用途に応じて任意の物性の塗布液を使用でき、例えば、25℃において、粘度が1.00mPa・s以上100mPa・s以下の比較的低粘度のものや、表面張力が20.0mN/m以上60.0mN/m以下の濡れ性が比較的高い塗布液を使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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