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公開番号
2024060986
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-07
出願番号
2022168614
出願日
2022-10-20
発明の名称
角度の3等分、5等分用作図器
出願人
個人
代理人
個人
主分類
B43L
13/00 20060101AFI20240425BHJP(筆記用または製図用の器具;机上付属具)
要約
【課題】鋭角または鈍角を3分割または5分割する作図において、簡便な手順でありながら、従来の作図方法に比べて、実用に供するように誤差を小さくしたCAD作図方法を提供する。
【解決手段】3等分用作図器10は、一方の表面12に、正三角形O1ABと正三角形に外接する外接円Cとが表示された透明薄板状作図器本体と、透明薄板状作図器に設けられた直線状スリット14と、直線状スリット14を摺動可能な可動ピン16と、定辺ABの各端の頂点A、B上にピン止めされた固定ピン18と、可動ピン16と固定ピン18の各々とを連結する、一対の中央角形成ロッド20A、20Bと、透明中央角度表示プレートとから構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
透明薄板状作図器であって、
一方の表面に、正三角形O1ABと該正三角形に外接する外接円とが表示され、
該正三角形O1ABの定辺ABに対向する対向頂点O1と、該外接円の中心Oとを通る直線状スリットが設けられ、
中心Oと前記定辺ABの各端の頂点A、Bそれぞれを結ぶ線分OAおよび線分OBが表示され、
直線状スリットを摺動可能な可動ピンZと、
前記定辺ABの各端の頂点A、B上にピン止めされた固定ピンと、
前記可動ピンZと前記固定ピンの各々とを連結する、一対の中央角形成ロッドZA、ZBとを有し、
一対の中央角形成ロッドZA、ZBそれぞれ、対応する前記固定ピンに対して、前記可動ピンZと前記固定ピンとを結ぶ方向に摺動可能に設けられ、
各中央角形成ロッドは、前記可動ピンZが前記直線状スリットを摺動することにより、前記固定ピンが回動して、両中央角形成ロッド間に所定中央角を形成可能であり、
任意角度XOYで交差する2直線の各々に、前記定辺ABの各端の頂点A、Bが位置するように、該透明薄板状作図器を位置決めし、
任意角度XOYに応じて定まる所与中央角度を形成するように、前記可動ピンZを前記直線状スリット上で位置決めし、
該外接円の中心Oを通り、定辺ABの各頂点A、Bと対向頂点O1とを結ぶ各辺O1A、O1Bに平行な線分が各中央角形成ロッドと交わる点H、Iを求め、
各中央角形成ロッドと交わる点H、Iそれぞれと対向頂点O1とを結ぶ線分が線分OAおよび線分OBそれぞれと交わる点P、Qを求め、
Oと点P、Qそれぞれを通る線分OL、OMを引くことにより、任意角度XOYの3等分に相当する角XOL、角LOMおよび角MOYを作図する、
ことを特徴とする角度の3等分用作図器。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
透明薄板状作図器であって、
一方の表面に、正三角形O1ABと該正三角形に外接する外接円とが表示され、
該正三角形O1ABの定辺ABに対向する対向頂点O1と、該外接円の中心Oとを通る直線状スリットが設けられ、
中心Oを通り、定辺ABに平行な平行線CDが表示され、
直線状スリットを摺動可能な可動ピンZと、
前記定辺ABの各端の頂点A、B上にピン止めされた固定ピンと、
前記可動ピンZと前記固定ピンの各々とを連結する、一対の中央角形成ロッドZA、ZBとを有し、
一対の中央角形成ロッドZA、ZBそれぞれ、対応する前記固定ピンに対して、前記可動ピンZと前記固定ピンとを結ぶ方向に摺動可能に設けられ、
各中央角形成ロッドは、前記可動ピンZが前記直線状スリットを摺動することにより、前記固定ピンが回動して、両中央角形成ロッド間に所定中央角を形成可能であり、
任意角度XOYで交差する2直線の各々に、前記定辺ABの各端の頂点A、Bが位置するように、該透明薄板状作図器を位置決めし、
任意角度XOYに応じて定まる所与中央角度を形成するように、前記可動ピンZを前記直線状スリット上で位置決めし、
該外接円の中心Oを通り、定辺ABの各頂点A、Bと対向頂点O1とを結ぶ各辺O1A、O1Bに平行な線分が各中央角形成ロッドと交わる点H、Iを求め、
各中央角形成ロッドと交わる点H、Iそれぞれと対向頂点O1とを結ぶ線分が平行線CDと交わる点P、Qを求め、
Oと点P、Qそれぞれを通る線分OL、OMを引くことにより、任意角度XOYの2/5、1/5および2/5それぞれに相当する角XOL、角LOMおよび角MOYを作図する、
ことを特徴とする角度の5等分用作図器。
【請求項3】
前記直線状スリットを構成する直線状縁には、前記可動ピンZの位置に応じて定まる両中央角形成ロッド間により形成される角度目盛りが付されている、請求項1または請求項2に記載の作図器。
【請求項4】
等分すべき角度と中央角度との関係を示す透明グラフプレートをさらに有し、透明作図器上に重ね合わせることにより、前記可動ピンの位置を決定可能とする、請求項1または請求項2に記載の作図器。
【請求項5】
前記可動ピンは、前記一方の表面上で摺動可能に、軸線を中心として回転可能である拡径本体部と、該拡径本体部の下面に対して同心状に設けられ、下方に延びる縮径部とを有し、該縮径部は、前記直線状スリットに嵌合可能な径を有し、前記中央角形成ロッドそれぞれは、一方の端部に、前記拡径本体部の外周面に対して摺動可能に嵌合するリング部を有する、請求項1または請求項2に記載の作図器。
【請求項6】
前記固定ピンはそれぞれ、前記一方の表面上で摺動可能に、軸線を中心として回転可能である拡径本体部と、該拡径本体部の下面に対して同心状に設けられ、下方に延びる縮径部と、対応する前記中央角形成ロッドが摺動可能な貫通穴とを有し、対応する中央角形成ロッドが、該貫通穴の長手方向に並進移動可能としている、請求項1または請求項2に記載の作図器。
【請求項7】
前記可動ピンおよび前記固定ピンはそれぞれ、前記透明薄板状作図器に対して、前記縮径部を介して着脱自在に差し仕込まれる、請求項5または請求項6に記載の作図器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、角度の3等分、5等分用作図器に関し、より詳細には、精度良く、かつ簡便に任意角度の3等分の作図が可能な、角度の3等分、5等分用作図器に関する。
続きを表示(約 3,800 文字)
【背景技術】
【0002】
コンパスと定規だけを用いた角度の等分の厳密な作図方法に関し、特に角度の3等分の作図方法はあり得ないことが数学的に証明されている。より詳細には、ギリシャの3大作図問題のひとつである、『角の3等分問題』について、角の3等分問題とは、『任意に与えられた角度を三等分することは可能か?』という問題であり、通常の作図方法、すなわち、コンパスと目盛りの無い定規を用いた作図法では、一般に与えられた角の三等分を作図することが不可能であることが知られている。しかしながら、目盛りのついた定規を使用する作図方法、折り紙を用いた作図方法、放物線を描ける小道具を用いた作図方法等、道具の使い方を変更したり、新しい道具を追加することにより、角の三等分を作図できる場合があることも知られている。
【0003】
たとえば、特許文献1は、角の3等分作図補助器を開示する。より詳細には、任意角の3等分作図方法の、習得のため、容易に3等分の作図を行う際の補助となる器具を目的として、一方の端部の縁が円弧状になっている略長方形の透明板の円弧側の上面には、扇形の4分円とその中心点を上端とする中心線が引かれ、その中心線の下端では、15度の狭角で傾斜線が4 分円の左角でつながっている。以上の図形を表示し、そして4 分円の中心点には指示針とその指示針を軸支する為の中心軸を基板上に設けた角の3等分作図補助器が開示されている。このような補助器によれば、ノートなどの用紙に任意角と4等分線と中心角が直角となる直線の一辺を書き入れた図面の上に、発案した3等分作図法の法則をつかって3等分線の印を書き入れられる基板1を置き指示針などを、操作することによって、任意角の4分の1である4等分線に、12分の1の角度を加えることにより3等分線が引ける印を書き入れられる。以上の構成により容易に作図がかけるとされている。
【0004】
たとえば、特許文献2は、等分線作図定規器を開示する。より詳細には、等分線を簡単な手法で求めることのできる定規を提供することを目的として、直角2辺と、この2辺間を結ぶ傾斜辺とからなる三角定規において、直角2辺の一辺と傾斜辺との合点を基点とし、この基点と直角2辺の他の一辺の等分点とを結ぶ直線上にスリットによる辺を設けたことを特徴とする等分線作図定規器である。このような等分線作図定規器によれば、測定すべき直線上の2点間の1点に直角2辺の一辺を合わせ、そのときの他の一辺が傾斜辺に交わった点で前記1辺に直交する直線の測定線を引き、この測定線とスリットとが交差する交点が等分点となる。
【0005】
よって、CADにおいても、角度の等分の作図アルゴリズムは、厳密な等分となっておらず、CADのデータに基づいてCAMにより、実際に加工する場合、たとえば、底面が正多角形(正11角形)の正角錐形を加工する場合には、11面の側面が厳密に形成されないことから、たとえば、11面の側面の各々に対する光の反射は、微妙に異なってしまう。そのため、光学系機器において、厳密な光経路の実現が重要となるような用途においては、誤差をなるべく小さくすることが要求されている。
また、CADにおいて、直線または曲線を作図する線の太さは、細いほど好ましく、作図自体が厳密になるほど、線の太さ自体がクローズアップされる。よって、特に、角度の等分の作図方法が厳密になるほど、作図する線の太さ自体を細くすることが要求される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2001-131593号
実開平03-95901号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、本発明の目的は、精度良く、かつ簡便に任意角度の3等分の作図が可能な、角度の3等分用作図器を提供する。
以上の技術的問題点に鑑み、本発明の目的は、精度良く、かつ簡便に任意角度の5等分の作図が可能な、角度の5等分用作図器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を達成するために、本発明の角度の3等分用作図器は、
透明薄板状作図器であって、
一方の表面に、正三角形O1ABと該正三角形に外接する外接円とが表示され、
該正三角形O1ABの定辺ABに対向する対向頂点O1と、該外接円の中心Oとを通る直線状スリットが設けられ、
中心Oと前記定辺ABの各端の頂点A、Bそれぞれを結ぶ線分OAおよび線分OBが表示され、
直線状スリットを摺動可能な可動ピンZと、
前記定辺ABの各端の頂点A、B上にピン止めされた固定ピンと、
前記可動ピンZと前記固定ピンの各々とを連結する、一対の中央角形成ロッドZA、ZBとを有し、
一対の中央角形成ロッドZA、ZBそれぞれ、対応する前記固定ピンに対して、前記可動ピンZと前記固定ピンとを結ぶ方向に摺動可能に設けられ、
各中央角形成ロッドは、前記可動ピンZが前記直線状スリットを摺動することにより、前記固定ピンが回動して、両中央角形成ロッド間に所定中央角を形成可能であり、
任意角度XOYで交差する2直線の各々に、前記定辺ABの各端の頂点A、Bが位置するように、該透明薄板状作図器を位置決めし、
任意角度XOYに応じて定まる所与中央角度を形成するように、前記可動ピンZを前記直線状スリット上で位置決めし、
該外接円の中心Oを通り、定辺ABの各頂点A、Bと対向頂点O1とを結ぶ各辺O1A、O1Bに平行な線分が各中央角形成ロッドと交わる点H、Iを求め、
各中央角形成ロッドと交わる点H、Iそれぞれと対向頂点O1とを結ぶ線分が線分OAおよび線分OBそれぞれと交わる点P、Qを求め、
Oと点P、Qそれぞれを通る線分OL、OMを引くことにより、任意角度XOYの3等分に相当する角XOL、角LOMおよび角MOYを作図する、
構成としている。
【0009】
以上の構成によれば、任意鋭角または任意鈍角XOYの3等分用作図器を利用して、任意角度XOYで交差する2直線の各々に、前記定辺ABの各端の頂点A、Bが位置するように、透明薄板状作図器を位置決めし、任意角度XOYに応じて定まる所与中央角度を形成するように、可動ピンZを直線状スリット上で位置決めし、外接円の中心Oを通り、定辺ABの各頂点A、Bと対向頂点O1とを結ぶ各辺O1A、O1Bに平行な線分が各中央角形成ロッドと交わる点H、Iを求め、各中央角形成ロッドと交わる点H、Iそれぞれと対向頂点O1とを結ぶ線分が線分OAおよび線分OBそれぞれと交わる点P、Qを求め、Oと点P、Qそれぞれを通る線分OL、OMを引くことにより、任意角度XOYの3等分に相当する角XOL、角LOMおよび角MOYを作図することが可能であり、精度良く、かつ簡便に任意角度の3等分の作図が可能である。
【0010】
上記課題を達成するために、本発明の角度の5等分用作図器は、
透明薄板状作図器であって、
一方の表面に、正三角形O1ABと該正三角形に外接する外接円とが表示され、
該正三角形O1ABの定辺ABに対向する対向頂点O1と、該外接円の中心Oとを通る直線状スリットが設けられ、
中心Oを通り、定辺ABに平行な平行線CDが表示され、
直線状スリットを摺動可能な可動ピンZと、
前記定辺ABの各端の頂点A、B上にピン止めされた固定ピンと、
前記可動ピンZと前記固定ピンの各々とを連結する、一対の中央角形成ロッドZA、ZBとを有し、
一対の中央角形成ロッドZA、ZBそれぞれ、対応する前記固定ピンに対して、前記可動ピンZと前記固定ピンとを結ぶ方向に摺動可能に設けられ、
各中央角形成ロッドは、前記可動ピンZが前記直線状スリットを摺動することにより、前記固定ピンが回動して、両中央角形成ロッド間に所定中央角を形成可能であり、
任意角度XOYで交差する2直線の各々に、前記定辺ABの各端の頂点A、Bが位置するように、該透明薄板状作図器を位置決めし、
任意角度XOYに応じて定まる所与中央角度を形成するように、前記可動ピンZを前記直線状スリット上で位置決めし、
該外接円の中心Oを通り、定辺ABの各頂点A、Bと対向頂点O1とを結ぶ各辺O1A、O1Bに平行な線分が各中央角形成ロッドと交わる点H、Iを求め、
各中央角形成ロッドと交わる点H、Iそれぞれと対向頂点O1とを結ぶ線分が平行線CDと交わる点P、Qを求め、
Oと点P、Qそれぞれを通る線分OL、OMを引くことにより、任意角度XOYの2/5、1/5および2/5それぞれに相当する角XOL、角LOMおよび角MOYを作図する、構成としている。
(【0011】以降は省略されています)
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