TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025007089
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023108261
出願日
2023-06-30
発明の名称
建物
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04H
9/14 20060101AFI20250109BHJP(建築物)
要約
【課題】上方床と下方床との間に、屋外空間と連続するスペースが設けられている構成において、下方床における冠水を防止することが可能な建物を提供する。
【解決手段】本発明の住宅10は、地面Gよりも上方に配置された上方床12と、上方床12の下方に配置された下方床16と、を備え、上方床12と下方床16との間に、屋外空間と連続するピロティ18が設けられており、下方床16の床面と地面Gとの間での往来が可能である。また、下方床16は、水に浮かぶ浮上体30を有し、下方床16が浸水する場合には浮上体30によって浮上する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
地面よりも上方に配置された上方床と、該上方床の下方に配置された下方床と、を備え、
前記上方床と前記下方床との間に、屋外空間と連続するスペースが設けられ、
前記下方床の床面と地面との間での往来が可能であり、
前記下方床は、水に浮かぶ浮上体を有し、前記下方床が浸水する場合には前記浮上体によって浮上する、建物。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記上方床を支える柱と、
前記柱の下端が載置されて前記柱を支持する外周基礎と、を備え、
前記下方床が浸水していない状態では、前記下方床の側端面が、前記外周基礎の内側表面と対向する、請求項1に記載の建物。
【請求項3】
前記下方床の側端面と前記外周基礎の内側表面との間には、前記外周基礎に対する前記下方床の上下移動を補助する補助部材が挟み込まれている、請求項2に記載の建物。
【請求項4】
前記下方床は、前記浮上体の上に重ねられた仕上部材を有し、
前記浮上体は、発泡プラスチックによって構成されている、請求項1に記載の建物。
【請求項5】
前記下方床が載置され、透水性を有するベース部と、
前記ベース部が載置され、透水性を有しない基礎スラブと、をさらに備える、請求項1に記載の建物。
【請求項6】
前記ベース部内には、通水用空間が設けられており、
前記下方床が浮上した状態では、前記下方床と前記ベース部との間に形成される空間と、前記通水用空間とが連通している、請求項5に記載の建物。
【請求項7】
前記下方床及び前記ベース部が配置される空間を囲んで構築された外周基礎と、
前記外周基礎の外側に配置され、環境水を受け入れる受水部と、
前記外周基礎を貫通し、前記受水部の内部と前記空間とを連通させる連通路と、をさらに備える、請求項6に記載の建物。
【請求項8】
前記連通路は、鉛直方向において、前記ベース部が配置された範囲と重なる位置に設けられている、請求項7に記載の建物。
【請求項9】
前記下方床の浮上をガイドするガイド機構を備える、請求項1に記載の建物。
【請求項10】
前記上方床を支える複数の柱を備え、
前記複数の柱のうち、少なくとも一つの柱が前記ガイド機構を構成する、請求項9に記載の建物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物に係り、特に、上方床と下方床との間に、屋外空間と連続するスペース(ピロティ)が設けられた建物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
住宅等の建物の中には、地面よりも上方に配置された上方床と、上方床の下方に配置された下方床とを備え、上方床と下方床との間に、屋外空間と連続するスペースが設けられているものが存在する(例えば、特許文献1参照)。上記のスペースは、ピロティとも呼ばれ、車庫又は店舗等の用途で利用可能である。
【0003】
ピロティが設けられた建物では、一般的に、上方床が複数の柱によって支持され、ピロティの底面を規定する下方床が複数の柱に囲まれて配置されている。また、下方床と地面との間では往来が自在であり、例えば、屋外を走行していた車は、地面上から下方床上に移動することでピロティ内に進入する。つまり、ピロティをガレージとして利用し、下方床の上で車を駐車することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-220925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、ピロティを有する構造の建物では、豪雨のような多量の降雨、あるいは近隣河川の氾濫等によって建物周辺の地面が冠水した場合には、地面から水がピロティ内に流入し、下方床が浸水し、最終的には下方床まで冠水する虞があり、その場合には、下方床の上に置かれた機器又は車両等が浸水してしまう。
【0006】
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上方床と下方床との間に、屋外空間と連続するスペースが設けられている構成において、下方床における冠水を防止することが可能な建物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題は、本発明の建物によれば、地面よりも上方に配置された上方床と、上方床の下方に配置された下方床と、を備え、上方床と下方床との間に、屋外空間と連続するスペースが設けられ、下方床の床面と地面との間での往来が可能であり、下方床は、水に浮かぶ浮上体を有し、下方床が浸水する場合には浮上体によって浮上することにより解決される。
本発明の建物であれば、下方床が浸水しても、下方床における冠水、及び、下方床に載置された機器又は車両等の浸水を防止することができる。
【0008】
また、本発明の建物は、上方床を支える柱と、柱の下端が載置されて柱を支持する外周基礎と、を備え、下方床が浸水していない状態では、下方床の側端面が、外周基礎の内側表面と対向してもよい。
上記の構成であれば、下方床が浮上する際の方向を適切に規制することができる。
【0009】
また、本発明の建物において、下方床の側端面と外周基礎の内側表面との間には、外周基礎に対する下方床の上下移動を補助する補助部材が挟み込まれてもよい。
上記の構成であれば、下方床が浸水した際に補助部材によって下方床が浮上し易くなり、下方床における冠水等をより効果的に防止することができる。
【0010】
また、本発明の建物において、下方床は、浮上体の上に重ねられた仕上部材を有し、浮上体は、発泡プラスチックによって構成されてもよい。
上記の構成であれば、下方床が、浸水時により一層浮上し易くなり、下方床における冠水等をさらに効果的に防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
納骨堂
15日前
個人
塗装ユニット
3か月前
個人
作業補助器具
2日前
積水樹脂株式会社
塀
23日前
個人
アンカー
16日前
個人
住宅用建物
1か月前
有限会社瀬川興業
木製蓋
2日前
積水樹脂株式会社
取付金具
2か月前
積水樹脂株式会社
取付金具
2か月前
三協立山株式会社
床
12日前
個人
免震構造
24日前
株式会社創健
建築物
23日前
積水樹脂株式会社
取付金具
2か月前
個人
連結具及び施工方法
1か月前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
手すり
3か月前
個人
セルフアライメント落葉籠
12日前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
三協立山株式会社
構造体
2日前
三協立山株式会社
構造体
1か月前
ウエダ産業株式会社
破砕機
1か月前
ミサワホーム株式会社
建物
23日前
ミサワホーム株式会社
住宅
3か月前
ミサワホーム株式会社
建物
3か月前
戸田建設株式会社
補強木材
1か月前
株式会社大林組
建築物
15日前
個人
次世代電気自動車向けの駐車場
17日前
株式会社大林組
建築物
15日前
鹿島建設株式会社
地上タンク
23日前
株式会社日本設計
建築用木材
8日前
明正工業株式会社
建材パネル
15日前
株式会社大林組
疑似窓
15日前
株式会社大林組
駐輪場
15日前
株式会社大林組
構造体
2か月前
エヌパット株式会社
支持装置
2日前
株式会社カナモト
組立式建造物
2か月前
続きを見る
他の特許を見る