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公開番号2025006881
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107917
出願日2023-06-30
発明の名称インシデント対応支援システム及びインシデント対応支援方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人サンネクスト国際特許事務所
主分類G06Q 10/0635 20230101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】インシデントが実際に発生する前に適切なインシデント対応に向けたリソース引当がされる。
【解決手段】インシデント対応支援システムが、外部システムから入力データを基にインシデントが予見されるか否かを判定し、予見されたインシデントについてインシデント量と当該インシデント量の予測誤差の系列データを生成し、インシデント量の系列を基にリソース量の系列を決定し、インシデント量の予測誤差の系列を基に予備リソース量の系列を決定し、リソース量の系列と、予備リソース量の系列と、リソース管理情報とを基に、インシデント対応のための作業スケジュールを作成する。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
外部システムから入力データを受信するインターフェース装置と、
インシデント対応のために引き当てられるリソースに関する情報を各地域について含んだリソース管理情報を記憶する記憶装置と、
前記インターフェース装置及び前記記憶装置に接続されたプロセッサと
を備え、
前記プロセッサが、
前記外部システムからの入力データを基に、インシデントが予見されるか否かを判定し、
予見されたインシデントについてインシデント量と当該インシデント量の予測誤差の系列データを生成し、
インシデント量の系列を基にリソース量の系列を決定し、インシデント量の予測誤差の系列を基に予備リソース量の系列を決定し、
リソース量の系列と、予備リソース量の系列と、前記リソース管理情報とを基に、インシデント対応のための作業スケジュールを作成する、
インシデント対応支援システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記入力データは、複数の地域の各々の気象の予報データを含む気象データと、前記複数の地域の衛星撮影画像を表すデータを含む衛星画像データとのうちの少なくとも一つを含み、
前記インシデントは、自然災害に伴う被災であり、
前記インシデント量は、前記自然災害に伴う被災量である、
請求項1に記載のインシデント対応支援システム。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記入力データを基に、地域別に、対象期間における各時刻の被災量を予測し、
前記対象期間における前記各時刻について、実際の被災量と予測された被災量との差である予測誤差を予測し、
前記対象期間の開始時刻は、実際の発災時刻又は予測された発災時刻であり、
前記対象期間の終了時刻は、前記自然災害の予測された終了時刻としての収束時刻、又は、当該収束時刻よりも遅い時刻であり、
前記地域別に、前記各時刻の被災量は、当該地域且つ当該時刻での自然災害の過酷さと、当該地域における設備量とに基づく、
請求項2に記載のインシデント対応支援システム。
【請求項4】
前記プロセッサは、周期毎に、
当該周期での前記各地域のリソース量を、当該周期に属する複数の時刻の各々について当該地域及び当該時刻での被災量を基に、予測し、
当該周期での前記複数の地域全体での予備リソース量を、当該周期に属する前記複数の時刻の各々について前記各地域及び当該時刻での予測誤差を基に、予測し、
前記リソース量の系列は、前記各地域について各周期の予測されたリソース量を含み、
前記予備リソース量の系列は、前記複数の地域全体について各周期の予測された予備リソース量を含む、
請求項3に記載のインシデント対応支援システム。
【請求項5】
前記作業スケジュールは、前記作業スケジュールに基づき作業計画を作成し作業員に当該作業計画を表示する作業計画システムに出力され、
前記作業スケジュールは、時刻毎のリソース及び/又は予備リソースを表すデータを含み、
前記作業計画は、前記作業計画システムに設定された作業毎に、当該作業に対し前記作業スケジュールから前記作業計画システムにより割り当てられたリソース及び/又は予備リソースを表す情報を含む、
請求項1に記載のインシデント対応支援システム。
【請求項6】
外部システムからの入力データを基に、インシデントが予見されるか否かを判定し、
予見されたインシデントについてインシデント量と当該インシデント量の予測誤差の系列データを生成し、
インシデント量の系列を基にリソース量の系列を決定し、インシデント量の予測誤差の系列を基に予備リソース量の系列を決定し、
リソース量の系列と、予備リソース量の系列と、インシデント対応のために引き当てられるリソースに関する情報を各地域について含んだリソース管理情報とを基に、インシデント対応のための作業スケジュールを作成する、
ことをコンピュータにより実行するインシデント対応支援方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、インシデント対応の支援に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
社会活動を支えるエネルギー事業又はその他の事業では、サービスを継続的に提供していくためのレジリエンスの強化が重要な課題とされている。例えば、電力会社は、長期間にわたり多数の設備を使用するため、設備の老朽化リスクを抱えている。また設備の多くは屋外に設置されているため、自然環境のリスクに晒されている。リスクから実際にインシデントが発生した場合には、インシデントを速やかに察知し、その影響を軽減するレジリエンスが重要である。
【0003】
適切なインシデント対応が、レジリエンスの向上に寄与する。インシデント対応に関する技術として、例えば、特許文献1及び2に開示の技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-129547号公報
特開2015-42086号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
インシデント対応では、物資又は労働力といったリソースが必要とされる。リソースが枯渇してしまうとインシデントに十分に対応することができない。また、インシデントが実際に発生してからインシデント対応に必要なリソース量を算出すると、インシデントに迅速に対応することができない。このような課題は、例えば、インシデントの発生リスクが自然災害である場合に大きい。なぜなら、自然災害は、一般に、複数の地域にインシデントをもたらし、且つ、地域毎の被災量(インシデント量の一例)が、時間経過に伴う災害の過酷さや地域における設備の量によって異なるためである。
【0006】
特許文献1及び2に開示の技術では、このような課題を解決することはできない。なぜなら、特許文献1には、インシデント対応に必要な物資や労働力といったリソースの量を算出することに関する記載が無く、特許文献2に開示の技術では、インシデントが実際に発生している必要があるためである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
インシデント対応支援システムが、外部システムから入力データを基にインシデントが予見されるか否かを判定し、予見されたインシデントについてインシデント量と当該インシデント量の予測誤差の系列データを生成し、インシデント量の系列を基にリソース量の系列を決定し、インシデント量の予測誤差の系列を基に予備リソース量の系列を決定し、リソース量の系列と、予備リソース量の系列と、リソース管理情報とを基に、インシデント対応のための作業スケジュールを作成する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、インシデントが実際に発生する前に適切なインシデント対応に向けたリソース引当がされる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るインシデント対応支援システムを含むシステム全体の構成例を示す図である。
インシデント対応支援システムのハードウェア構成例を示す図である。
抵抗力と回復力の例を示す図である。
台風進路のアンサンブル予測のデータの一例を示す図である。
雨量平均値の時系列を表す予報データの一例を示す図である。
被災量、被災量の予測誤差、及びリソース量の関係の概念の例を示す図である。
複合災害が発生したときの段階的な復旧処理を示すグラフである。
インシデントによる初動対応でのシステム状態の回復をモデル化したグラフである。
リスクの深刻度を評価する概念を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下の説明では、「インターフェース装置」は、一つ以上のインターフェースデバイスでよい。当該一つ以上のインターフェースデバイスは、下記のうちの少なくとも一つでよい。
・一つ以上のI/O(Input/Output)インターフェースデバイス。I/O(Input/Output)インターフェースデバイスは、I/Oデバイスと遠隔の表示用計算機とのうちの少なくとも一つに対するインターフェースデバイスである。表示用計算機に対するI/Oインターフェースデバイスは、通信インターフェースデバイスでよい。少なくとも一つのI/Oデバイスは、ユーザインターフェースデバイス、例えば、キーボード及びポインティングデバイスのような入力デバイスと、表示デバイスのような出力デバイスとのうちのいずれでもよい。
・一つ以上の通信インターフェースデバイス。一つ以上の通信インターフェースデバイスは、一つ以上の同種の通信インターフェースデバイス(例えば一つ以上のNIC(Network Interface Card))であってもよいし二つ以上の異種の通信インターフェースデバイス(例えばNICとHBA(Host Bus Adapter))であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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