TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025006787
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107776
出願日
2023-06-30
発明の名称
グレーチング
出願人
三重重工業株式会社
代理人
弁理士法人クスノキ特許事務所
主分類
E03F
5/06 20060101AFI20250109BHJP(上水;下水)
要約
【課題】湿潤状態においてもBPNが40以上であって滑り抵抗特性に優れ、しかも耐久性に優れたグレーチングを提供する。
【解決手段】ベアリングバー10とクロスバーとを組み合わせたグレーチングである。ベアリングバー10及びクロスバーは溶融亜鉛めっき層15により被覆されており、この溶融亜鉛めっき層の上面に、ブラスト処理層16を形成することにより、湿潤時のBPN(British Pendulum Number)を40以上としたものである。セーフティタイプの場合にはブラスト処理層の深さを8μm以上とし、ノーマルタイプの場合には、12μm以上とすればよい。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ベアリングバーとクロスバーとを組み合わせたグレーチングであって、
前記ベアリングバー及びクロスバーは溶融亜鉛めっき層により被覆されており、
前記ベアリングバー及びクロスバーの溶融亜鉛めっき層の上面に、溶融亜鉛めっき層の層厚を超えない深さのブラスト処理層を形成することにより、湿潤時のBPNを40以上としたことを特徴とするグレーチング。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
前記溶融亜鉛めっき層の層厚は80~140μmであることを特徴とする請求項1に記載のグレーチング。
【請求項3】
前記ベアリングバーはその上面に滑り止め用の突起が多数形成されたものであり、前記溶融亜鉛めっき層の表面から測定した前記ブラスト処理層の深さが、8μm以上であることを特徴とする請求項2に記載のグレーチング。
【請求項4】
前記ベアリングバーは、その上面に滑り止め用の突起が形成されていないものであり、前記溶融亜鉛めっき層の表面から測定した前記ブラスト処理層の深さが、12μm以上であることを特徴とする請求項2に記載のグレーチング。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、滑り抵抗特性に優れたグレーチングに関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
所定間隔で配置されたベアリングバーと、これに直交するクロスバーとを組み合わせたグレーチングは、道路の溝蓋、階段用踏板、工場などの床板として従来から広く使用されている。しかし、雨水などによってグレーチングの上面が湿潤状態になると滑り易くなり、歩行者や自転車が転倒する危険がある。そこで従来から、グレーチングには様々な滑り止め対策が施されている。
【0003】
最も一般的な滑り止め対策は、グレーチングを構成するベアリングバーの上面に多数の滑り止め用の突起を形成することである。例えば特許文献1に示されるグレーチングは、ベアリングバーの上面に多数の角錐台状の突起を一列に形成するとともに、ベアリングバーの肩面を斜面として雨水が速やかに流下するように工夫されている。
【0004】
また特許文献2に示されるように、滑り止め用の突起の代わりにベアリングバーの上面にセラミック材料からなる溶射コーティング層を形成したグレーチングも提案されている。
【0005】
ところで最近、「東京都福祉のまちづくり条例施設整備マニュアル」や、公益社団法人日本道路協会の「アスファルト舗装要綱」において、「歩行者側の道路舗装で滑り抵抗値BPNが40以上であることが望ましい」との表記が見られるようになった。BPN(British Pendulum Number)の測定方法は後記するが、英国の道路研究所で開発された試験機を用いて測定された道路表面の滑り抵抗値である。この測定器を用いて従来のグレーチングの滑り抵抗値を測定したところ、乾燥状態では問題はないが、湿潤状態では多くのグレーチングのBPNは40に達していないことが判明した。
【0006】
なお、特許文献2に示されたセラミック材料の溶射コーティングは、製造コストが高価となるうえ、使用中に溶射コーティングが脱落して次第に滑り止め効果が低下するという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2022-157731号公報
実開平6-12585号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、湿潤状態においてもBPNが40以上であって滑り抵抗特性に優れ、しかも耐久性に優れたグレーチングを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するためになされた本発明は、ベアリングバーとクロスバーとを組み合わせたグレーチングであって、前記ベアリングバー及びクロスバーは溶融亜鉛めっき層により被覆されており、前記ベアリングバー及びクロスバーの溶融亜鉛めっき層の上面に、溶融亜鉛めっき層の層厚を超えない深さのブラスト処理層を形成することにより、湿潤時のBPN(British Pendulum Number)を40以上としたことを特徴とするものである。溶融亜鉛めっき層の層厚は80~140μmであることが好ましい。
【0010】
前記ベアリングバーがその上面に滑り止め用の突起が多数形成されたものである場合、前記溶融亜鉛めっき層の表面から測定した前記ブラスト処理層の深さが、8μm以上であることが好ましい。また前記ベアリングバーがその上面に滑り止め用の突起が形成されていないものである場合、前記溶融亜鉛めっき層の表面から測定した前記ブラスト処理層の深さが、12μm以上であることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
管更生部材
12日前
丸一株式会社
栓蓋
3か月前
個人
水洗トイレ装置
2か月前
個人
吸引式トイレ便器
12日前
丸一株式会社
排水装置
3か月前
個人
貯水槽
6日前
個人
貯水槽
3か月前
株式会社KVK
水栓
1か月前
株式会社KVK
水栓
1か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
3か月前
株式会社セラスト
止水プラグ
1か月前
安全器材株式会社
溝蓋
2か月前
株式会社大林組
雨庭及びその施工方法
16日前
株式会社日本アルファ
排水装置
3か月前
株式会社クボタケミックス
管継手
5日前
トクラス株式会社
浄水器、及び、水栓
16日前
エース消毒株式会社
受水槽の耐震構造
2か月前
株式会社KVK
水栓用ハンドル
3か月前
川崎ファクトリー株式会社
箱形給水車
3か月前
エース消毒株式会社
受水槽の耐震構造
1か月前
カゴメディア株式会社
温水洗浄便座装置
2か月前
株式会社鶴見製作所
堆積物回収システム
16日前
フソー化成株式会社
水封トラップ
2か月前
TOTO株式会社
トイレ装置
16日前
TOTO株式会社
トイレ装置
28日前
明和工業株式会社
管路の空気抜き弁装置
27日前
株式会社KVK
センサーユニット
3か月前
株式会社カワトT.P.C.
横引き排水管
2か月前
個人
揚水またはサイフォン排水を行うポンプ装置
1か月前
株式会社タイコー
段差解消ライニング方法
3か月前
株式会社 林物産発明研究所
脚付台及び土木構造体
1か月前
個人
トイレ用防臭栓
1か月前
城東リプロン株式会社
貯留槽
13日前
株式会社オンダ製作所
給水用コンセント
2か月前
株式会社栗本鐵工所
自動排水装置
3か月前
OGグループ株式会社
グレーチングの固定保持具
2か月前
続きを見る
他の特許を見る