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公開番号2025006586
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107477
出願日2023-06-29
発明の名称トレーラ
出願人新明和工業株式会社
代理人弁理士法人開知
主分類B60P 7/00 20060101AFI20250109BHJP(車両一般)
要約【課題】コンテナ脱着車によりコンテナを走行ローラと干渉することなく前方からトレーラに積み下ろしすることができ、かつコンテナの前部を確りと固縛することができるようにする。
【解決手段】前後に延びる主桁を底部に有し底部後側部分に走行ローラを有するコンテナを前方から積載可能で貨物車両に牽引されるトレーラにおいて、前輪及び後輪を有し前記コンテナを積載する車台と、前記車台の前部に位置し、前記車台に積載される前記コンテナに係合し前記コンテナの前後移動を規制する可動式ストッパを備え、前記可動式ストッパは、前記コンテナと係合する係合位置、前記コンテナとの係合を解除する解除位置に変位可能に構成されているトレーラを提供する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
前後に延びる主桁を底部に有し底部後側部分に走行ローラを有するコンテナを前方から積載可能で貨物車両に牽引されるトレーラにおいて、
前輪及び後輪を有し前記コンテナを積載する車台と、
前記車台の前部に位置し、前記車台に積載される前記コンテナに係合し前記コンテナの前後移動を規制する可動式ストッパを備え、
前記可動式ストッパは、前記コンテナと係合する係合位置、前記コンテナとの係合を解除する解除位置に変位可能に構成されていることを特徴とするトレーラ。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1のトレーラにおいて、
前記可動式ストッパは可倒式であり、前記係合位置から車幅方向に倒れて前記解除位置に変位することを特徴とするトレーラ。
【請求項3】
請求項1のトレーラにおいて、
前記可動式ストッパを前記係合位置で前記コンテナに連結するピンを備えていることを特徴とするトレーラ。
【請求項4】
請求項3のトレーラにおいて、
前記可動式ストッパを支持するブラケットを備え、
前記ブラケットには、前記係合位置にある前記可動式ストッパで塞がれ、前記可動式ストッパが前記解除位置にあるときに開放される位置にピン穴が設けられており、
前記ピン穴に挿し込んで前記ピンを保管可能であり、前記ピン穴に挿し込んだ前記ピンで前記可動式ストッパが前記解除位置で拘束されるように構成されている
ことを特徴とするトレーラ。
【請求項5】
請求項1のトレーラにおいて、
前記車台は、前記コンテナの走行ローラが走行する走行面を有し、
前記走行面は、前端部に前方に下るスロープを有しており、
前記スロープは、前記可動式ストッパよりも後側に位置している
ことを特徴とするトレーラ。
【請求項6】
請求項1のトレーラにおいて、
先端が前方に延びており、前記車台に対し前方から積み込まれる前記コンテナの爪穴に挿し込まれる跳上防止片と、
前記車台の前部に位置し、前記コンテナの上下移動を規制するコンテナロックと
を備えていることを特徴とするトレーラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテナ脱着車等の貨物車両に連結するトレーラに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
トラクタにトレーラを連結し、トラクタとトレーラにそれぞれコンテナを積載し複数のコンテナを輸送する場合がある。トレーラの前部には、トラクタと連結するためのドローバと呼ばれる連結部材が存在する。ドローバには、トラクタ及びトレーラの旋回走行時に、トラクタに積載されたコンテナとトレーラに積載されたコンテナとが干渉しないようにするだけの前後長が確保されている。このドローバと干渉することから、コンテナ脱着車を用いてトレーラにコンテナを積み込む場合、コンテナ脱着車をトレーラのデッキ部分に前方から接近させることができない。そのため、特許文献1に記載されているように、トレーラの後部にコンテナ脱着車を接近させ、コンテナ脱着車からトレーラに後方からコンテナを移載するのが通常である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-5967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、トレーラにコンテナを積み込む際、コンテナ脱着車とトレーラとを背中合わせに配置し、まずコンテナ脱着車のアームのスライド機能によりトレーラに向かってコンテナを並進させ、コンテナの後部をトレーラ側に突き出させる。次に、この状態でアームを旋回させて、コンテナの前部を吊り上げてトレーラにコンテナを送り出す。コンテナは、トレーラに下ろされるまで、後端に設けた左右の走行ローラによってトレーラの左右の走行面(縦フレーム111)上を走行して移動する。その際、コンテナが後方(トレーラの前方)に移動することにより、コンテナの後部にトレーラの跳上防止片(120)が挿入される。また、トレーラにコンテナが下ろされる際に、トレーラに設けた上向きの突起(突起部125)がコンテナの前部に嵌合する。この突起とコンテナとをピン(ピン126)で固定することで、跳上防止片と突起とで、トレーラに対してコンテナが固縛される。
【0005】
特許文献1のトレーラの左右の走行面は、突起から後側の部分が下方に折れ曲がってスロープ(傾斜面114)を形成している。このスロープには、コンテナの走行ローラを案内する左右のガイド(案内レール117)の後端部(117r)が、前方に向かって間隔を広げるようにして設けられている。そのため、トレーラにコンテナを積み込む際、トレーラに向かってコンテナが並進するのに伴って走行ローラに対して下方から走行面が接近する過程で、ガイドの後端部が左右の走行ローラの内側を滑らかに案内し、コンテナの左右の走行ローラが左右の走行面に対して位置合わせされる。
【0006】
ここで、コンテナ脱着車は、トラクタを兼ねる場合もある。コンテナ脱着車でトレーラを牽引する場合、コンテナを積載したコンテナ脱着車をトレーラに対して連結又は連結解除するとき、コンテナ脱着車はトレーラの前部に後向きに対向する。対して、コンテナ脱着車によりトレーラに対してコンテナを積み下ろしするときには、コンテナ脱着車はトレーラの後部に後向きに対向させなければならない。この場合、コンテナ脱着車をトレーラの前側から後側に、又は後側から前側に回り込ませる必要があり、しかも回り込みの過程でコンテナ脱着車を切り返して反転させなければならず、トレーラの周囲にコンテナ脱着車を動かすための広いスペースを要し、作業効率の面でも課題がある。この観点において、コンテナ脱着車によってコンテナを前方から積み下ろしできるトレーラを検討する余地がある。
【0007】
トレーラに対してコンテナを前方から積み下ろしする場合、トレーラに対するコンテナの前後の向きが従来と逆転するが、従来と同様にトレーラに対してコンテナを確りと固縛する機構が必要である。従来とは反対に跳上防止片はトレーラの前方を向くことになるため、制動時にコンテナにかかる大きな慣性力がコンテナから跳上防止片を引き抜く方向に作用するようになる。そのため、コンテナの前部に係止して制動時にコンテナの前方への移動を規制する固縛機構は必須である。
【0008】
しかしながら、スペースに余裕のあるトレーラの後部(例えばリアオーバーハング)と異なり、トレーラの前部には、前輪車軸の旋回機構や前述したドローバが密集する。そのため、コンテナを前方から積み下ろしするトレーラを検討する場合、特許文献1のトレーラに採用されている走行面の後部を下方に屈曲させる構成を転用し、走行面の前部を必要十分な長さだけ下方に屈曲させることは困難である。この場合、トレーラに向かってコンテナを並進させる過程で同文献と同じように走行ローラをガイドで案内することは難しい。そのため、コンテナの並進時に走行ローラの左右位置にばらつきが生じ、コンテナ脱着車からトレーラにコンテナを移載する過程で、トレーラ前部の固縛機構にコンテナが干渉する可能性がある。
【0009】
本発明の目的は、コンテナ脱着車によりコンテナを走行ローラと干渉することなく前方から積み下ろしすることができ、かつコンテナの前部を確りと固縛することができるトレーラを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、前後に延びる主桁を底部に有し底部後側部分に走行ローラを有するコンテナを前方から積載可能で貨物車両に牽引されるトレーラにおいて、前輪及び後輪を有し前記コンテナを積載する車台と、前記車台の前部に位置し、前記車台に積載される前記コンテナに係合し前記コンテナの前後移動を規制する可動式ストッパを備え、前記可動式ストッパは、前記コンテナと係合する係合位置、前記コンテナとの係合を解除する解除位置に変位可能に構成されているトレーラを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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