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公開番号
2025006380
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023107137
出願日
2023-06-29
発明の名称
電子打楽器およびリムセンサの支持方法
出願人
ローランド株式会社
代理人
弁理士法人真明センチュリー
主分類
G10H
1/00 20060101AFI20250109BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】リムへの打撃の検出精度を向上できる電子打楽器およびリムセンサの支持方法を提供すること。
【解決手段】リムセンサ11を支持する支持部31は、その周方向の全周にわたって(環状部31cを介して)胴部30に接続されるので、周方向においてリム5のどの位置が打撃された場合であっても、その打撃による振動が第1接続部31bを介して中央部31aのリムセンサ11に伝達され易くなる。また、ヘッドセンサ10を支持するボトムフレーム2と、リムセンサ11を支持するトップフレーム3とが別部品である。よって、リム5への打撃時の振動がヘッドセンサ10で誤検出されることや、ヘッド4への打撃時の振動がリムセンサ11で誤検出されることを抑制できるので、リム5への打撃の検出精度を向上できる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の胴部と、前記胴部の上端側の開口を覆うヘッドと、前記ヘッドの下面に接触して前記ヘッドへの打撃時の振動を検出するヘッドセンサと、前記ヘッドセンサが取り付けられる第1フレームと、前記ヘッドを取り囲む環状のリムと、前記リムへの打撃時の振動を検出するリムセンサと、前記リムセンサが取り付けられる第2フレームと、を備え、
前記第2フレームの外縁は、周方向の複数箇所で、又は周方向の全周にわたって、前記胴部に接続されることを特徴とする電子打楽器。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2フレームは、前記胴部の中央側で前記リムセンサを支持する中央部と、その中央部から放射状に延びて前記胴部に接続される複数の第1接続部と、を備えることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
【請求項3】
前記第2フレームは、前記中央部よりも外周側で前記第1接続部から分岐して前記胴部に接続される第2接続部を備えることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
【請求項4】
前記第2フレームは、前記第2接続部と、前記第2接続部に周方向で隣り合う前記第1接続部または前記第2接続部と、を周方向に延びて接続する第3接続部を備えることを特徴とする請求項3記載の電子打楽器。
【請求項5】
前記第2フレームの下方に前記第1フレームが配置され、
前記第1フレームは、その中央部分を構成する中央部と、前記中央部から外周側へ放射状に延びる複数の放射部と、を備え、
複数の前記放射部どうしの間には、前記第1フレームを貫通する放音孔が形成され、
前記第2接続部は、前記放音孔の上方に配置されることを特徴とする請求項3記載の電子打楽器。
【請求項6】
前記第2フレームは、周方向に延びて前記第1接続部同士を接続する第4接続部を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の電子打楽器。
【請求項7】
前記第2フレームに前記胴部が一体に形成されることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
【請求項8】
前記第1フレームは、前記第1接続部よりも外周側で前記第2フレームの下面にねじ止めされることを特徴とする請求項7記載の電子打楽器。
【請求項9】
前記第1フレーム及び前記第2フレームよりも硬質な材料を用いて形成される補強フレームを備え、
前記第1フレーム及び前記第2フレームの間に前記補強フレームがねじ止めされることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
【請求項10】
前記胴部と前記第1フレームとの接続位置よりも上方側で、前記胴部に前記第2フレームが接続され、
前記第1フレームは、前記第2フレームの下方側から前記第1接続部同士の間を通して前記第2フレームの前記上方側に延び、前記ヘッドセンサが取り付けられる取付部を備えることを特徴とする請求項1記載の電子打楽器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子打楽器およびリムセンサの支持方法に関し、特に、リムへの打撃の検出精度を向上できる電子打楽器およびリムセンサの支持方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ヘッドへの打撃を検出するヘッドセンサと、ヘッドの周囲に形成されるリムへの打撃を検出するリムセンサと、を備える電子打楽器が知られている。例えば、特許文献1には、筒部20の内周面から中央側に突出する第1支持部22にリムセンサS1を支持する一方、第1支持部22に着脱可能な第2支持部23に第2ヘッドセンサS3を支持する技術が記載される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-148623号公報(例えば、段落0022,0025、図2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術では、リムセンサS1を支持する第1支持部22が筒部20の内周面の一部の領域に連結されているため、リムセンサS1から離れた位置でリム5が打撃されると、その打撃による振動がリムセンサS1に伝達され難くなる。即ち、リムセンサS1に近い位置でリム5が打撃された場合と、リムセンサS1から離れた位置でリム5が打撃された場合とでリムセンサS1の感度に差が生じ易いという問題点があった。
【0005】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、リムへの打撃の検出精度を向上できる電子打楽器およびリムセンサの支持方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この目的を達成するために本発明の電子打楽器は、筒状の胴部と、前記胴部の上端側の開口を覆うヘッドと、前記ヘッドの下面に接触して前記ヘッドへの打撃時の振動を検出するヘッドセンサと、前記ヘッドセンサが取り付けられる第1フレームと、前記ヘッドを取り囲む環状のリムと、前記リムへの打撃時の振動を検出するリムセンサと、前記リムセンサが取り付けられる第2フレームと、を備え、前記第2フレームの外縁は、周方向の複数箇所で、又は周方向の全周にわたって、前記胴部に接続される。
【0007】
本発明のリムセンサの支持方法は、筒状の胴部と、前記胴部の上端側の開口を覆うヘッドと、前記ヘッドの下面に接触して前記ヘッドへの打撃時の振動を検出するヘッドセンサと、前記ヘッドセンサが取り付けられる第1フレームと、前記ヘッドを取り囲む環状のリムと、前記リムへの打撃時の振動を検出するリムセンサと、を備える電子打楽器における前記リムセンサの支持方法であって、前記リムセンサが取り付けられる第2フレームの外縁を、周方向の複数箇所で、又は周方向の全周にわたって、前記胴部に接続する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の打楽器の分解斜視図である。
(a)は、ボトムフレームを下面側から視た斜視図であり、(b)は、ラグ及び緩み止めの斜視図である。
打楽器の筐体の分解斜視図である。
(a)は、図3のIVa-IVa線における打楽器の部分拡大断面図であり、(b)は、図4(a)のIVb-IVb線における放射部の断面図である。
図3のV-V線における打楽器の部分拡大断面図である。
第2実施形態の打楽器の部分拡大断面図である。
第3実施形態の打楽器の斜視図である。
図7のVIII-VIII線における打楽器の部分拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、好ましい実施の形態について、添付図面を参照して説明する。まず、図1を参照して、第1実施形態の打楽器100の全体構成について説明する。図1は、第1実施形態の打楽器100の分解斜視図である。なお、図1では、図面を簡素化するために、トップフレーム3の支持部31に隠れているボトムフレーム2の内部の構造のうち、後述する突起部29(ヘッドセンサ10を支持する部位)のみを図示している。
【0010】
図1に示すように、打楽器100は、アコースティックのドラムを模す電子打楽器であり、その本体部分を構成する筐体1を備える。筐体1は、その底面を構成する略円盤状のボトムフレーム2と、そのボトムフレーム2に重ねられるトップフレーム3と、を備える。ボトムフレーム2及びトップフレーム3は、ヘッドセンサ10やリムセンサ11を支持するためのフレームであるが、これらの各センサ10,11の支持構造については図5,6を参照して後述する。
(【0011】以降は省略されています)
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