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公開番号2025014186
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116511
出願日2023-07-18
発明の名称吸音ボード
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250123BHJP(楽器;音響)
要約【課題】従来の吸音ボードには、改善の余地がある。
【解決手段】ポリエステル繊維と、前記ポリエステル繊維に結着する熱可塑性樹脂を含む熱溶融繊維とを含む材料で構成される吸音ボードであって、密度が、0.2g/cm3から0.24g/cm3であり、厚みが、20mmから30mmである。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステル繊維と、前記ポリエステル繊維に結着する熱可塑性樹脂を含む熱溶融繊維とを含む材料で構成される吸音ボードであって、
密度が、0.2g/cm
3
から0.24g/cm
3
であり、
厚みが、20mmから30mmである、
吸音ボード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸音ボードに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、ガラス繊維とセルロース繊維を主原料とするガラス繊維吸音シートを開示する。ガラス繊維吸音シートは、吸音ボードの一例である。このガラス繊維吸音シートによれば、200Hzから2000Hzの周波数範囲における平均吸音率を0.4以上にすることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2014-521995号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人間の大人の男女が発する声の周波数帯は、500Hzから1000Hzといわれている。特許文献1に記載されたガラス繊維吸音シートでは、1000Hzにおける吸音率に比較して500Hzにおける吸音率が極めて低い。つまり、従来の吸音ボードには、改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
吸音ボードは、ポリエステル繊維と、前記ポリエステル繊維に結着する熱可塑性樹脂を含む熱溶融繊維とを含む材料で構成される吸音ボードであって、密度が、0.2g/cm
3
から0.24g/cm
3
であり、厚みが、20mmから30mmである。
【図面の簡単な説明】
【0006】
ボード製造装置の構成を示す模式図。
実施例1から実施例9のサンプルの種類を説明する図。
比較例1から比較例9のサンプルの種類を説明する図。
実施例1から実施例9の吸音率の測定結果を示す図。
比較例1から比較例9の吸音率の測定結果を示す図。
実施例1の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例2の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例3の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例4の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例5の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例6の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例7の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例8の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例9の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例1の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例2の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例3の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例4の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例5の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例6の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例7の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例8の吸音率の測定結果を示すグラフ。
比較例9の吸音率の測定結果を示すグラフ。
実施例1から実施例9の500Hzから1000Hzの平均吸音率を示す図。
比較例1から比較例9の500Hzから1000Hzの平均吸音率を示す図。
吸音ボードの厚みと平均吸音率との関係を示す図。
吸音ボードの厚みと平均吸音率との関係を示すグラフ。
吸音ボードの厚みと平均吸音率との関係を示すグラフ。
吸音ボードの厚みと平均吸音率との関係を示すグラフ。
吸音ボードの厚みと平均吸音率との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1に示すように、ボード製造装置1は、原料Saから吸音ボードMを製造する。吸音ボードMは、例えば、住宅や、オフィス、音楽ホールなどの内壁材として活用され得る。また、吸音ボードMは、例えば、オフィスの間仕切りやパーティションなどとしても活用され得る。
【0008】
ボード製造装置1に供給する繊維を含有する原料Saとしては、例えば、紙、段ボール、パルプ、パルプシート、おがくず、かんなくず、木材等である。これらの原料を解繊することによって、解繊物として、セルロース繊維が生成される。セルロース繊維は、木材等の植物繊維に含まれる繊維であり、炭水化物である。また、解繊物として、ポリエステル繊維を適用することもできる。例えば、ポリエステル素材の布切れなどを原料Saとすることにより、解繊物として、ポリエステル繊維を生成することができる。
【0009】
このような繊維を含有する原料Saをボード製造装置1の粗砕機10に投入することで、粗砕機10の粗砕刃11によって繊維を含有する原料Saを数センチ角の粗砕片Srに分断する。粗砕機10により原料Saを粗砕片Srに分断する工程を粗砕工程と呼ぶ。このような粗砕機10には、繊維を含有する原料Saを連続的に投入するための自動送り機構5が設けられていることが好ましい。自動送り機構5における投入速度は生産性を考えると高いほうがよい。
【0010】
粗砕機10における粗砕刃11は通常のシュレッダーの刃の切断幅を広げたような装置とすることで対応が可能である。粗砕刃11で数センチ角に分断された粗砕片Srは、定量供給機50を通じてホッパー12から導入管20を介して次工程である解繊工程へ導入される。定量供給機50は、解繊機30に定量的に材料が投入されれば、いずれの方法でもよいが、振動フィーダーが好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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