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公開番号2025016954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119781
出願日2023-07-24
発明の名称シート状防音構造体、並びにこれを用いた自動車用部品およびダクト閉塞用蓋部品
出願人日産自動車株式会社
代理人IBC一番町弁理士法人
主分類G10K 11/16 20060101AFI20250129BHJP(楽器;音響)
要約【課題】優れた防音性能を有するとともに、製造コストの低減を実現することが可能な防音手段を提供する。
【解決手段】弾性を有するシートと、桟部により区画された複数の開口部を有し、かつ、前記シートを支持するとともに前記シートを面状の区画部に区画する支持部材とを備え、前記支持部材の前記シートが配置された側の表面が凹凸を有し、前記凹凸の凸部が前記シートの厚さ方向に貫入するように前記シートが前記支持部材の前記表面に配置されているシート状防音構造体を湾曲させて用いることにより、上記課題は解決される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
弾性を有するシートと、
桟部により区画された複数の開口部を有し、かつ、前記シートを支持するとともに前記シートを面状の区画部に区画する支持部材と、
を備え、
前記支持部材の前記シートが配置された側の表面が凹凸を有し、前記凹凸の凸部が前記シートを厚さ方向に貫入するように前記シートが前記支持部材の前記表面に配置されており、
湾曲して用いられることを特徴とする、シート状防音構造体。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
曲率半径R<220mmとなるように湾曲して用いられる、請求項1に記載のシート状防音構造体。
【請求項3】
曲率半径R≦137mmとなるように湾曲して用いられる、請求項2に記載のシート状防音構造体。
【請求項4】
前記シートが前記支持部材に対して前記曲率半径の中心とは反対側に位置するように配置されて用いられる、請求項1または3に記載のシート状防音構造体。
【請求項5】
前記凸部が前記シートを厚さ方向に貫通するように前記シートが前記支持部材の前記表面に配置されている、請求項1または3に記載のシート状防音構造体。
【請求項6】
前記凸部が前記シートを厚さ方向に貫通しないように前記シートが前記支持部材の前記表面に配置されている、請求項1または3に記載のシート状防音構造体。
【請求項7】
前記支持部材が、エキスパンドメタルもしくはエキスパンドメタル状の網状部材、または、金網もしくは金網状の網状部材である、請求項1または3に記載のシート状防音構造体。
【請求項8】
前記支持部材の構成材料が、ステンレス、鉄またはアルミニウムである、請求項1または3に記載のシート状防音構造体。
【請求項9】
前記支持部材の曲げ剛性が、前記シートの曲げ剛性よりも大きい、請求項1または3に記載のシート状防音構造体。
【請求項10】
請求項1または3に記載のシート状防音構造体を備えた、自動車用部品。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば自動車用部品やダクト閉塞用蓋部品等に用いられうる、シート状防音構造体に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の防音構造体としては、特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に記載の防音構造体は、弾性を有するシートと、このシートを支持するとともに同シートを区画する支持部とを備えている。支持部は、多数の筒状セルを配列したハニカム構造体である。この防音構造体は、2000Hz以下の周波数域の広い範囲にわたって高い防音性能を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6879369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、特許文献1に記載されているような従来の防音構造体は、優れた防音性能を有する。その一方で、従来の防音構造体は、比較的高価であり、製造コストの低減が難しいという問題がある。
【0005】
そこで本発明は、優れた防音性能を有するとともに、製造コストの低減を実現することが可能な防音手段を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態は、シート状防音構造体を提供する。このシート状防音構造体は、弾性を有するシートと、桟部により区画された複数の開口部を有し、かつ、前記シートを支持するとともに前記シートを面状の区画部に区画する支持部材とを備えている。そして、前記支持部材の前記シートが配置された側の表面が凹凸を有し、前記凹凸の凸部が前記シートの厚さ方向に貫入するように前記シートが前記支持部材の前記表面に配置されており、湾曲して用いられる点に特徴がある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一形態に係るシート状防音構造体は、上記構成を採用したことにより、優れた防音性能を有するとともに、製造コストの低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係るシート状防音構造体の平面図である。
図2は、本発明の一実施形態に係るシート状防音構造体の底面図である。
図3は、図1に示すIII-III線に沿った断面図である。
図4は、図1に示すエキスパンドメタル3の1つの開口部3Cの拡大図である。
図5は、図4に示すV-V線に沿った断面図である。
図6は、本発明の一実施形態に係るシート状防音構造体が湾曲して用いられる様子を示す断面図である。
図7Aは、比較例1および比較例2、並びに実施例1-1および実施例1-2において挿入損失を測定した結果を示すグラフである。
図7Bは、比較例1および比較例2、並びに実施例2-1および実施例2-2において挿入損失を測定した結果を示すグラフである。
図8は、参考例1および参考例2において作製したシート状防音構造体について防音性能(挿入損失)を測定した結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一形態は、弾性を有するシートと、桟部により区画された複数の開口部を有し、かつ、前記シートを支持するとともに前記シートを面状の区画部に区画する支持部材とを備え、前記支持部材の前記シートが配置された側の表面が凹凸を有し、前記凹凸の凸部が前記シートの厚さ方向に貫入するように前記シートが前記支持部材の前記表面に配置されており、湾曲して用いられることを特徴とする、シート状防音構造体である。
【0010】
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の説明は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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